4-1という結果だけを見れば、マドリーの圧勝に見える。しかし、試合内容を細かく見ると、前半と後半では両チームの力関係が大きく変化していた。
ラ・リーガ公式記録やサッカー専門統計サイトのデータを整理すると、次のようになる。
主要スタッツ比較
- 最終スコア: レアル・マドリード 4-1 ラージョ
- 総シュート数: 24対18
- 枠内シュート数: 11対7
- ボール支配率: 約56%対44%
- コーナーキック: 11対5
- ペナルティーキック: 1対0
- ペナルティーエリア内からのシュート: 16対8
ボール支配率はラ・リーガ公式記録の55.9%、44.1%を四捨五入した数値。シュート数と枠内シュート数は試合統計に基づく。【ラ・リーガ公式、Soccerway】
勝因1:ラージョのハイプレスを逆手に取った攻撃
ラージョは試合開始から積極的に前へ出て、マドリーの選手を高い位置で追い込もうとした。
この戦術はボールを奪えれば効果的だが、守備ラインの背後に広いスペースが生まれる危険もある。
RTVEの試合分析では、ラージョが前から追いかける姿勢を強めた結果、最終ラインの背後にスペースを残した点が指摘されている。
マドリーにはエムバペ、ヴィニシウス、ディオマンデといったスピードを生かせる選手がいる。相手の守備が整う前に攻撃へ移行できることが、前半の得点につながった。
特に14分と17分の連続得点は、ラージョの守備が立て直す時間を与えなかった。前半の3-0は、単純な個人能力の差だけでなく、相手の戦術が抱えるリスクを突いた結果でもあった。【RTVE、ロイター通信】
勝因2:決定機を得点に変える能力
シュート数の差は24対18。マドリーが6本多く放っている。
さらに注目したいのが、枠内シュート数の11対7という数字だ。
マドリーはシュート数だけでなく、相手ゴールを脅かす精度でも上回った。ペナルティーエリア内からのシュートも16対8と倍の差がついている。
特にエムバペは、PKとカウンターという異なる状況で2得点を記録した。カレーラスやベリンガムも得点に絡み、攻撃の選択肢が複数あったことが4得点につながった。
課題:後半はラージョに攻撃の主導権を渡した
一方で、マドリーにとって後半は決して理想的な45分間ではなかった。
47分にはペドロ・ディアスのシュートがポストを直撃。51分にはカメジョに得点を許し、その後もツィタイシュビリらにチャンスを与えた。
RTVEは、前半の好内容から一転して後半はマドリーのプレーに停滞感が生まれたと分析している。モウリーニョ監督もベンチで不満を示し、ベルナベウの観客から再びブーイングが起きた。
つまり、4-1というスコアは守備まで含めて完璧だったことを意味しない。
試合全体の支配率ではマドリーが上回ったものの、後半にはラージョがマドリー陣内でボールを保持する時間を増やした。最後のエムバペのカウンターがなければ、試合終盤の印象はもっと違ったものになっていた可能性がある。【RTVE、ロイター通信】
プロの視点では、今回の勝利を評価する基準は3つある。
1. 前半の攻撃効率:相手の守備陣形が崩れた瞬間を逃さず、3得点に結びつけた。
2. 選手間の連係:エムバペだけでなく、カレーラス、ヴィニシウス、ベリンガムも得点に関与した。
3. 試合管理:後半の守備には改善の余地があったものの、最後にカウンターで試合を決めた。
マドリーは攻撃面で大きな成果を残した一方、強度の高い相手にリードを奪った後の試合運びには課題を残した。
【試合ハイライト・ゴール動画】公式映像で確認したい注目シーン

今回の試合は、レアル・マドリードの公式YouTubeチャンネルとラ・リーガの公式映像コンテンツでもハイライトが公開されている。
特に注目したいのは、次の5つの場面だ。
公式ハイライトの主な見どころ
| 映像内の時間 | 注目シーン |
|---|---|
| 00:19 | エムバペのPK |
| 00:42 | カレーラスの追加点 |
| 01:14 | ベリンガムの3点目 |
| 02:01 | カメジョの反撃 |
| 02:30 | エムバペの試合を決める4点目 |
レアル・マドリード公式チャンネルのハイライト映像では、5つのゴールに加え、クルトワのセーブも確認できる。試合の流れを短時間で振り返る際に役立つ。【レアル・マドリード公式YouTube、ラ・リーガ公式動画】
【rマドリード対ラージョ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:レアル・マドリード対ラージョの試合結果は?
A1:2026年9月12日に行われたラ・リーガ2026-27第5節は、レアル・マドリードがラージョ・バジェカーノに4-1で勝利した。前半を3-0で折り返し、後半に1点を返されたものの、終了間際に追加点を決めた。
Q2:エムバペは何ゴール決めた?
A2:エムバペは14分のPKと90+1分のカウンターから2得点を記録した。さらに17分のカレーラスのゴールもアシストしており、2得点1アシストの活躍だった。
Q3:レアル・マドリードとラージョのシュート数・支配率は?
A3:総シュート数は24対18、枠内シュート数は11対7。ボール支配率は約56%対44%で、いずれもレアル・マドリードが上回った。
Q4:ラージョでゴールを決めた選手は誰?
A4:セルヒオ・カメジョが後半51分に得点した。マドリーのボールロストを突き、コナテの股下を抜くシュートで3-1とした。
Q5:試合のハイライト動画はどこで見られる?
A5:レアル・マドリードの公式YouTubeチャンネルとラ・リーガの公式動画コンテンツで、2026年9月12日の試合ハイライトを確認できる。
まとめ:マドリーの4-1勝利が示した攻撃力と今後の課題
2026年9月12日のレアル・マドリード対ラージョは、エムバペの2得点、カレーラスの追加点、ベリンガムのゴールによって、マドリーが4-1で勝利した。
最大の見どころは、前半の21分間で3点を奪った攻撃の連係だ。エムバペの決定力、カレーラスの積極的な攻撃参加、ヴィニシウスの突破、ベリンガムのゴール前への進出。それぞれの持ち味が結果に結びついた。
ただし、後半にカメジョの得点を許し、ラージョに押し込まれる時間が続いたことも見逃せない。シュート数や支配率で上回ったことと、90分間を通して試合を支配したことは同じではない。
今回の4-1は、マドリーの攻撃力を示す勝利であると同時に、リードを奪った後の守備と試合管理という課題も浮き彫りにした一戦だった。
今後の試合を見る際には、単純な勝敗や得点数だけでなく、前半と後半の内容、枠内シュート数、攻撃の連係、失点につながったボールロストにも注目したい。そうすることで、マドリーが本当に試合を支配できているのか、そしてラージョのような積極的な相手にどう対応するのかが、より明確に見えてくる。