小泉進次郎氏といえば、環境大臣や農林水産大臣などを歴任し、2026年には防衛大臣を務める政治家として知られている。一方、政治活動とは別の顔として注目されてきたのが、学生時代から親しんでいるサーフィンだ。実際にロングボードを楽しんできた経験があり、2023年には福島県南相馬市の坂下海岸で地元の子どもたちと一緒に波に乗る姿を公開した。
小泉氏のサーフィンは、単なる休日の趣味にとどまらない。東京電力福島第一原発のALPS処理水海洋放出をめぐる風評被害対策、福島の海の復興支援、さらに自民党サーフィン議員連盟の活動とも結び付いている。2026年には同議連の会長として日本サーフィン連盟と意見交換し、国際大会の誘致や日本代表「波乗りジャパン」の支援にも取り組んでいる。
この記事の重要ポイントまとめ
- サーフィン歴: 学生時代からロングボードを楽しんでいた。2023年3月には約15~16年ぶりに福島県いわき市でサーフィンを再開した。
- 福島訪問: 2023年9月3日に南相馬市の坂下海岸、同月17日に北泉海岸を訪問。処理水をめぐる風評被害対策と地域振興を後押しした。
- 2026年最新: 自民党サーフィン議員連盟会長として活動。日本サーフィン連盟への支援、国際大会誘致、波乗りジャパンの強化などが現在の主要テーマとなっている。
【学生時代からの趣味】小泉進次郎のサーフィン歴とロングボード経験

小泉進次郎氏がサーフィンを始めた正確な年齢や開始時期は公表されていない。しかし、本人の公式ブログや過去のインタビューから、学生時代から海に親しみ、ロングボードを楽しんできたことが分かる。
横須賀の海とサーフィンの関係
小泉氏は1981年4月14日生まれ。神奈川県横須賀市で育ち、関東学院大学経済学部を卒業した後、米国コロンビア大学大学院で政治学を学んだ。
本人が2021年に受けたインタビューでは、横須賀の海を身近に感じて育ったことや、学生時代にサーフィンをしていたことを語っている。
海は単なるスポーツの場所ではなく、本人にとって精神的なリフレッシュにつながる存在でもあった。
同インタビューでは、現在も嫌なことがあったときに浜辺で潮風を浴びることが気持ちを落ち着かせると説明している。
こうした発言からは、サーフィンが一時的な話題づくりではなく、長年にわたって本人の生活や価値観に関係してきた趣味であることがうかがえる。
ロングボードを楽しんでいた
サーフィンにはショートボードやロングボードなど複数のスタイルがある。
小泉氏が学生時代に取り組んでいたのは、本人が公式ブログで明かしているロングボードだ。
ロングボードは一般的に9フィート以上の長さを持つボードを使い、比較的長い波を捉えながら滑走するスタイルで知られている。
本人は2023年3月11日のブログで、学生時代にロングボードをしていたことを改めて説明した。
加えて、同日の福島県いわき市・四倉海岸でのサーフィンについて、約15~16年ぶりだったと振り返っている。
つまり、学生時代からの経験はあったものの、長期間にわたって継続的に海に入っていたわけではない。
ここはサーフィン歴を理解するうえで押さえておきたいポイントだ。
【福島との接点】2023年の南相馬市訪問と坂下海岸・北泉海岸での活動
小泉氏のサーフィンが全国的に注目された最大のきっかけは、2023年9月の福島県南相馬市訪問だった。
背景にあったのは、東京電力福島第一原発のALPS処理水海洋放出をめぐる風評被害への懸念である。
2023年3月11日:いわき市の四倉海岸でサーフィンを再開
南相馬市を訪問する前の2023年3月11日、小泉氏は福島県いわき市の四倉海岸でサーフィンをした。
東日本大震災から12年を迎えたこの日、本人は日本サーフィン連盟の取り組みを支援する目的で福島の海に入った。
当時は処理水の海洋放出が予定されており、福島の海で開催されるサーフィン大会や観光への影響が懸念されていた。
小泉氏は、地元のサーフィン関係者と連携し、福島でサーフィンをする人たちの活動を後押ししたいと考えていた。
本人の公式ブログには、久しぶりに波に乗ったことや、地元の子どもたちと一緒にサーフィンを楽しんだことが記されている。
2023年9月3日:南相馬市の坂下海岸で地元の子どもたちとサーフィン
小泉氏は坂下海岸で地元の子どもたちとサーフィンを楽しみ、その様子を自身のSNSで公開した。
この日は処理水の海洋放出開始後であり、福島の海に対する風評被害を抑えることが重要な課題になっていた。
小泉氏は地元のサーファーや子どもたちと一緒に海に入り、サーフィンを楽しむ姿を発信した。
本人はSNSで、政治家として福島で地元の人たちとサーフィンをすることが、地域の人々の情報発信を助けることにつながればとの思いを説明している。
また、次のような言葉も発信した。
パフォーマンスだと言われても構いません。
これは、単にサーフィンを楽しむ姿を見せるだけではなく、風評被害に直面する地域を応援するため、自ら行動する意思を示した発言だった。
2023年9月17日:北泉海岸で復興支援イベントを視察
9月3日の坂下海岸訪問から約2週間後、小泉氏は再び南相馬市を訪れた。
今度の訪問先は北泉海岸だった。
この日は福島県サーフィン連盟が主催する復興支援イベントの視察が中心で、9月3日とは異なり、本人はサーフィンをしていない。
海岸の清掃活動に参加したほか、サーフィンを楽しむ子どもたちや来場者と交流し、地元の状況について話を聞いた。
加えて、地元で水揚げされたヒラメの刺し身などを試食し、福島の水産物の魅力も発信した。
この一連の活動は、スポーツ振興だけでなく、観光や水産業を含めた地域全体の復興支援という意味合いを持っていた。
【なぜ福島でサーフィンしたのか】処理水放出と風評被害対策の本当の狙い
小泉氏が福島でサーフィンをした理由を理解するには、2023年当時の社会状況を知る必要がある。
東京電力福島第一原発では、事故後の廃炉作業に伴い発生する水の処理が大きな課題となっていた。
ALPS(多核種除去設備)による処理を経た水について、政府は2023年8月から海洋放出を開始した。
しかし、放出をめぐっては国内外で懸念や反対意見があり、福島県の漁業や観光、マリンスポーツにも風評被害が及ぶ可能性が指摘されていた。
サーフィンという行動で福島の海を発信
小泉氏が注目したのは、地元のサーファーたちが処理水放出後も変わらず福島の海で活動していたことだった。
サーフィンは海に入って楽しむスポーツである。
政治家自身が地元の人たちと一緒に波に乗る姿を見せれば、福島の海を訪れることへの心理的なハードルを下げ、地域の魅力を伝えるきっかけになる。
小泉氏は、地元からの誘いを受けて訪問したことや、自らの行動が地域の情報発信の助けになればという考えを説明していた。
また、福島で作られたサーフボードを使用したことも明らかにしている。
こうした行動には、地域産業を応援する意味もあった。
風評被害対策と科学的な安全性の確認は別の問題
ここで重要なのは、サーフィンをすること自体が処理水の安全性を科学的に証明するわけではないという点だ。
放射性物質の濃度や海洋環境への影響を評価するには、採水や分析、第三者機関による検証、継続的なモニタリングが必要になる。
経済産業省は、ALPS処理水について放出前の分析や海水・魚類・海藻類のモニタリングを実施している。
さらに2026年10月29日、外務省はIAEAの枠組みで実施された追加的モニタリングの分析結果を公表した。
同発表によれば、2025年以降に採取された海水や水産物などの分析結果は、計画どおりに放出された場合の放射線影響が無視できるほど小さいとするIAEAの包括報告書の結論と整合している。
つまり、小泉氏のサーフィンは科学的検証の代わりではなく、地域への関心を高めるための政治的・社会的な発信活動として位置付けるのが適切だ。
【関係者と役割】小泉進次郎・日本サーフィン連盟・波乗りジャパンの関係
小泉氏のサーフィン活動は、本人だけで完結するものではない。
自民党サーフィン議員連盟、日本サーフィン連盟、福島県サーフィン連盟、そして日本代表チーム「波乗りジャパン」など、複数の組織が関わっている。
それぞれの役割を整理すると、活動の全体像が見えてくる。
| 主体・団体 | 小泉進次郎氏との関係 | 主な役割・活動 |
|---|---|---|
| 小泉進次郎氏 | 自民党サーフィン議連会長 | サーフィン振興、福島復興支援、政策面での後押し |
| 自民党サーフィン議員連盟 | 会長を務める | 国会議員によるサーフィン振興、関係省庁との調整 |
| 日本サーフィン連盟(NSA) | 支援・意見交換の相手 | 国内競技の普及、選手育成、代表選考 |
| 福島県サーフィン連盟 | 福島訪問時の関係団体 | 地域のサーフィン振興、大会や復興イベントの運営 |
| 波乗りジャパン | 議連として支援する日本代表 | 国際大会への出場、競技力向上 |
| 南相馬市・北泉海岸 | 福島支援活動の舞台 | サーフィン大会、地域振興、観光促進 |
特に注目したいのは、日本サーフィン連盟への支援だ。
2026年7月の自民党サーフィン議連総会では、同連盟から競技環境や国際大会に関する要望を聞き取った。
日本サーフィン連盟が日本スポーツ協会に正式加盟できていない問題も議題となり、議連として後押しできる具体策を検討する考えが示された。
この点からも、小泉氏の役割は単にサーフィンを楽しむ政治家というだけではなく、競技団体と政治をつなぐ立場に広がっていることが分かる。
【2026年最新】自民党サーフィン議連会長としての現在と今後の活動
2026年現在、小泉氏のサーフィン関連活動で重要なのは、自民党サーフィン議員連盟の会長としての仕事だ。
2026年7月2日には、国会内で同議連の総会が開催された。
日本サーフィン連盟から要望を聞き取り、国際大会の誘致や日本代表「波乗りジャパン」の支援を継続する方針を確認している。
2026年7月:サーフィン振興への具体的な支援を表明
総会で小泉氏は、福島での世界大会開催を目指す考えを示した。
また、日本サーフィン連盟の組織的な課題についても言及し、次のように発言している。
現状を打破すべく、しっかりとサーフィンを応援していくため、議連で後押しできることがないか、みなさんとともに具体的な活動をしていきたい。
この発言から読み取れるのは、競技の普及だけでなく、サーフィンを支える組織や制度の整備にも目を向けていることだ。
総会では、サーフィンを街づくりに取り入れる「サーフタウン」構想を進める愛知県田原市の事例も報告された。
サーフィンは競技としての価値だけではなく、観光や地域経済、環境保全にも関係するスポーツとして議論されている。
2026年8月・9月:北泉海岸の大会関係者との連携
南相馬市の北泉海岸で開催されるKITAIZUMI SURF FESTIVALの公式情報にも、小泉氏の活動が掲載されている。
2026年8月31日には、同大会の関係者が自民党サーフィン議員連盟会長の小泉氏を訪問した。
さらに9月25日には、小泉氏から大会に向けたメッセージが寄せられたことが公式サイトで紹介されている。
同大会の公式情報では、小泉氏は2023年から大会アンバサダーとして応援していると説明されている。
2023年の福島訪問を一度限りの話題にせず、地域のサーフィンイベントとの関係を継続していることが分かる。
2026年の小泉進次郎は現在もサーフィンをしている?
検索されることが多いのが、現在も本人が実際に海でサーフィンをしているのかという疑問だ。
2023年には本人が福島でサーフィンをした様子をSNSで公開しており、学生時代からの趣味であることも本人が説明している。
一方、2026年に確認できる主な公開活動は、議連会長としての総会出席、競技団体との連携、大会へのメッセージなどだ。
2026年に本人が実際にサーフィンをしたという具体的な記録は、今回確認できた公開情報からは把握できない。
したがって、現在も趣味としてサーフィンを続けている可能性と、2026年に実際に海へ入ったという事実は分けて考える必要がある。
政治活動としてのサーフィン振興は、2026年も継続している。
【プロの結論】小泉進次郎のサーフィンは趣味から地域振興・政策活動へ
小泉氏のサーフィンを評価する際には、3つの視点が必要になる。
第一に、学生時代からの個人的な趣味としてのサーフィンだ。
横須賀の海で育ち、ロングボードを楽しんできた経験は、2023年の福島訪問にもつながっている。
第二に、福島の風評被害対策としての発信活動だ。
坂下海岸で地元の子どもたちとサーフィンを楽しみ、北泉海岸では復興支援イベントを視察した。政治家が現地に足を運ぶことで、地域の状況を伝える役割を果たした。
ただし、こうした行動にはパフォーマンスとして受け止められる側面もある。実際、2023年には本人もその批判を想定した発言をしていた。
第三に、2026年の競技振興に向けた政治活動だ。
日本サーフィン連盟の組織的な課題、選手強化、国際大会の誘致、地域振興など、個人の趣味を超えた課題に関わっている。
特に重要なのは、福島の海を一度訪れるだけでなく、地域大会や競技団体との関係を継続することだ。
政治家の発信が一時的な話題で終わるのか、それとも地域経済やスポーツ環境の改善につながるのか。今後の評価は、その具体的な成果によって決まる。
【小泉進次郎のサーフィン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小泉進次郎はいつからサーフィンをしていますか?
A1:正確な開始年齢や開始時期は公表されていません。ただし、本人は学生時代からサーフィンをしていたと説明しており、ロングボードを楽しんでいたことも公式ブログで明かしています。
Q2:小泉進次郎が乗っているサーフボードはロングボードですか?
A2:学生時代に楽しんでいたのはロングボードです。また、2023年の福島訪問では福島で製作されたサーフボードを使用したことも本人が明かしています。
Q3:小泉進次郎はなぜ2023年に福島でサーフィンをしたのですか?
A3:東京電力福島第一原発の処理水海洋放出に伴う風評被害対策の一環です。地元のサーファーや子どもたちと海に入り、福島の海の魅力や地域の取り組みを発信することが目的でした。
Q4:小泉進次郎がサーフィンをしたのは坂下海岸ですか、北泉海岸ですか?
A4:2023年9月3日にサーフィンをしたのが南相馬市の坂下海岸です。同月17日に訪れた北泉海岸では、復興支援イベントの視察や海岸清掃などを行いました。
Q5:小泉進次郎は2026年もサーフィンをしていますか?
A5:2026年もサーフィン関連の政治活動を継続しています。自民党サーフィン議員連盟会長として競技振興や大会支援に取り組んでいますが、2026年に本人が実際に海でサーフィンをしたという具体的な公開記録は確認できません。
Q6:小泉進次郎は自民党サーフィン議員連盟の会長ですか?
A6:はい。2026年7月の総会報道やKITAIZUMI SURF FESTIVALの公式発表でも、会長として紹介されています。日本サーフィン連盟との連携や波乗りジャパンの支援などを進めています。
Q7:小泉進次郎はプロサーファーですか?
A7:プロサーファーではありません。公表されている経歴では、学生時代からの趣味としてサーフィンを楽しんできた政治家です。競技者としてのプロ活動や公式戦績は確認されていません。
まとめ:小泉進次郎のサーフィンは趣味を超えた地域支援の取り組みへ
小泉進次郎氏のサーフィンは、学生時代から続く個人的な趣味を出発点としている。
ロングボードを楽しんできた経験があり、2023年には福島県いわき市の四倉海岸で約15~16年ぶりにサーフィンを再開。その後、南相馬市の坂下海岸や北泉海岸を訪れ、処理水をめぐる風評被害対策と地域の復興支援に関わった。
そして2026年には、自民党サーフィン議員連盟会長として、日本サーフィン連盟や波乗りジャパンの支援、国際大会の誘致などに取り組んでいる。
現在の活動を理解するうえで大切なのは、本人が海に入る姿だけに注目しないことだ。
競技団体への支援、地域イベントの継続、スポーツを通じた地方創生など、政治的な役割は広がっている。
小泉進次郎のサーフィンは、個人の趣味から福島復興支援、さらに日本のサーフィン競技全体を支える政治活動へとつながっている。
今後は、福島での国際大会誘致や日本サーフィン連盟の組織基盤強化が、会長としての活動を評価する要点になりそうだ。
主な事実確認資料
- 小泉進次郎公式ブログ:2023年3月11日の四倉海岸訪問と学生時代のロングボード経験。
- 日刊スポーツ:2023年9月の南相馬市訪問、2026年7月の議連総会。
- KITAIZUMI SURF FESTIVAL公式発表:2026年8月・9月の小泉氏との連携。
- 外務省:2026年10月29日公表のIAEA追加モニタリング分析結果。