2026年10月30日、プロ野球の第2次戦力外通告期間が最終日を迎えた。今オフは12球団で計165人が戦力外通告など来季の契約に関する対象となり、球団別では巨人の22人が最多。ソフトバンク19人、ヤクルト17人、DeNAと中日の各15人と続いている。10月29日時点では164人と報じられていたが、最終日の集計で165人に達した。
2026年は、藤浪晋太郎、青柳晃洋、田口麗斗、中村奨吾、小園海斗、頓宮裕真など、実績を持つ選手の去就にも注目が集まった。一方、現役引退を発表した選手、自由契約となった選手、育成再契約を打診された選手もおり、すべてを単純に「戦力外」とまとめることはできない。第1次通告の9月28日から第2次通告の10月30日までの経緯を整理し、12球団の発表状況、制度の違い、選手たちの今後の進路まで解説する。
【2026年10月30日最新】プロ野球の戦力外通告は165人!12球団の人数を総まとめ

2026年のプロ野球オフシーズンは、例年以上に大きな選手編成の動きが続いた。Full-Countの10月30日付報道によると、第1次と第2次を合わせた12球団の戦力外通告者数は165人。内訳はセ・リーグ91人、パ・リーグ74人となった。
10月29日までの集計では164人だったため、第2次通告の最終日に向けてさらに対象者が増えたことになる。球団別では巨人が22人で最多となり、ソフトバンクが19人、ヤクルトが17人と続いた。
2026年の12球団別戦力外通告人数
- 巨人:22人
- ソフトバンク:19人
- ヤクルト:17人
- DeNA:15人
- 中日:15人
- 広島:13人
- 楽天:13人
- ロッテ:12人
- オリックス:11人
- 西武:10人
- 阪神:9人
- 日本ハム:9人
巨人は22人と突出して多く、支配下選手と育成選手の双方で大規模な編成見直しを進めた。ソフトバンクも19人、ヤクルトも17人となり、上位3球団だけで58人に達している。
一方、阪神と日本ハムは各9人。球団によって対象人数に大きな差が生じたことも、2026年オフの特徴だ。
なお、この165人は報道各社による球団別の通告・契約関連情報の集計である。戦力外通告、自由契約、支配下契約の解除、育成選手の契約整理などは公表区分が異なるため、NPBの公式な自由契約選手公示と完全に同じ数字として扱うことはできない。
【第1次9月28日・第2次10月30日】戦力外通告の期間と発表スケジュール
2026年の戦力外通告は、NPBが示した期間に沿って第1次と第2次の2段階で実施された。球団によってシーズン終了時期が異なるため、すべてのチームが同じタイミングで選手に通告するわけではない。
第1次戦力外通告は9月28日から10月9日まで
第1次通告期間は、ファーム・リーグのレギュラーシーズン全日程終了翌日の2026年9月28日にスタートした。基本的な期限はCSファーストステージ初戦前日の10月9日まで。
ただし、CSファーストステージで敗退した球団には特例が設けられていた。対象球団は敗退決定の翌日まで通告でき、移動を伴う場合は翌々日まで延長される。
この仕組みによって、レギュラーシーズン終了後に早く編成作業へ移れる球団と、ポストシーズンを戦う球団の双方に対応している。
第2次戦力外通告はCS終了翌日から10月30日まで
第2次通告は、CS全日程終了の翌日から始まり、10月30日が最終期限となった。
第1次期間では、CSを控える球団の選手について、シーズン中の競争や試合への影響を考慮した編成上の配慮が必要になる。第2次では、ポストシーズンを終えた球団も本格的に翌シーズンのチーム構成を見直す。
2026年の戦力外通告スケジュール一覧
- 9月27日:ファーム・リーグのレギュラーシーズン全日程終了。
- 9月28日:第1次戦力外通告期間が開始。
- 10月9日:第1次通告の基本期限。
- 10月10日以降:CSファーストステージが開催され、敗退球団には通告期限の延長措置。
- CS全日程終了翌日:第2次戦力外通告期間が開始。
- 10月22日:2026年プロ野球ドラフト会議を開催。
- 10月30日:第2次戦力外通告期間の最終日。
第1次と第2次を分ける最大の理由は、球団ごとのシーズン終了時期の違いにある。特にCSや日本シリーズを戦う球団では、ポストシーズンの戦いと翌シーズンの編成を並行して進める必要がある。
2026年は10月30日に第2次期間が終了したことで、秋の戦力外通告に関する大きな節目を迎えた。ただし、その後も自由契約選手の公示、育成再契約、移籍交渉、現役引退の発表などは続いていく。
【12球団別一覧】2026年の戦力外選手・現役引退・自由契約の注目情報
ここでは、各球団の通告人数と、2026年オフに公表された主な選手の動向を整理する。選手名の後には、報道された契約状況や進路を記載した。球団別人数はFull-Countの10月30日集計、選手の動向は日刊スポーツなどの更新情報をもとにした主要選手の抜粋である。
セ・リーグの戦力外・退団・引退選手
阪神タイガース:9人
- 長坂拳弥:戦力外通告
- 島田海吏:戦力外通告
- 豊田寛:戦力外通告
- 西勇輝:現役引退
- 岩貞祐太:現役引退
- 松原快、伊藤稜、戸井零士ら:育成選手を含む契約終了
阪神では、捕手の長坂や外野手の島田、豊田らに通告があった。西勇輝と岩貞祐太は現役引退を発表し、戦力外と引退が同時期に進むオフとなった。
読売ジャイアンツ:22人
- 浅野翔吾:自由契約、育成契約打診
- 山田龍聖:戦力外通告、現役続行希望
- 岡田悠希:戦力外通告、現役続行希望
- 松浦慶斗:戦力外通告
- 湯浅大:戦力外通告
- 板東湧梧:戦力外通告後に現役引退
- 石田隼都:戦力外通告後に現役引退
巨人は12球団最多の22人。育成選手を含めた大規模な整理となり、自由契約後に育成契約を打診するケースも確認された。浅野翔吾の契約形態の変更も注目を集めた。
横浜DeNAベイスターズ:15人
- 藤浪晋太郎:戦力外通告、NPBでの現役続行を希望
- 小園健太:戦力外通告、現役続行意欲
- 佐々木千隼:戦力外通告、現役続行意欲
- 井上絢登:戦力外通告、現役続行意欲
- 大貫晋一:育成再契約打診
- 橋本達弥、益子京右、東妻純平、浜将乃介:育成再契約打診
- 中川颯、松本隆之介:現役引退
- ビシエド:現役引退
DeNAでは藤浪晋太郎や小園健太らの今後に関心が集まった。大貫晋一らには育成再契約が打診されており、同じ契約終了の発表でも選手によって次の選択肢は異なる。
中日ドラゴンズ:15人
- 福敬登:戦力外通告、現役続行希望
- 松木平優太:支配下契約終了、育成契約打診
- 福田幸之介:育成契約打診
- 有馬恵叶:育成契約打診
- 牧野憲伸:育成契約打診
- 宇佐見真吾、川越誠司:戦力外通告
- 辻本倫太郎:戦力外通告、現役続行希望
- ブライト健太:現役引退
中日は複数の投手に支配下契約を結ばない旨を伝え、育成契約を打診した。支配下から育成への移行と、球団を離れる戦力外通告を区別して見る必要がある。
広島東洋カープ:13人
- 小園海斗:戦力外通告
- 矢野雅哉:戦力外通告
- 田村俊介:戦力外通告
- ケムナ誠:戦力外通告、現役続行希望
- 松本竜也:戦力外通告、現役続行希望
- 日高暖己:戦力外通告、現役続行希望
- 長谷部銀次、中村貴浩ら:戦力外通告
広島では小園海斗、矢野雅哉、田村俊介らの名前が公表され、球団の編成方針に大きな注目が集まった。実績や知名度だけでは翌シーズンの契約が保証されないことを示す動きとなった。
東京ヤクルトスワローズ:17人
- 青柳晃洋:戦力外通告、現役続行希望
- 田口麗斗:戦力外通告、現役続行希望
- 茂木栄五郎:戦力外通告
- 小沢怜史:戦力外通告
- 山野辺翔:戦力外通告、現役続行を視野に検討
- 長谷川宙輝:現役引退
- 石川雅規:現役引退
- 坂本拓己、竹山日向ら:自由契約・契約終了
ヤクルトでは、阪神時代に2年連続最多勝を獲得した青柳晃洋や、救援投手として実績を持つ田口麗斗の去就が注目された。また、長年チームを支えた石川雅規の現役引退も大きなニュースとなった。
パ・リーグの戦力外・退団・引退選手
福岡ソフトバンクホークス:19人
- 緒方理貢:戦力外通告、現役続行希望
- 秋広優人:戦力外通告
- 岩井俊介:戦力外通告
- 安徳駿:戦力外通告
- 中村稔弥:戦力外通告
- 大江竜聖:戦力外通告、現役続行希望
- 長谷川威展、田上奏大ら:育成選手を含む契約終了
- 中村晃:現役引退
ソフトバンクは19人で球団別2位。日本一を達成したチームであっても、翌シーズンに向けた選手構成の見直しは避けられない。秋広優人や岩井俊介らの動向が注目された。
北海道日本ハムファイターズ:9人
- 梅林優貴:戦力外通告、現役続行希望
- 松岡洸希:戦力外通告
- 明瀬諒介:戦力外通告、現役続行希望
- 阪口楽:戦力外通告
- 清宮虎多朗:戦力外通告、育成契約打診の報道
- 福谷浩司:退団、現役続行希望
- 中島卓也:現役引退
- 藤田大清:現役引退
日本ハムでは、過去に育成契約から支配下登録へ復帰した経験を持つ梅林優貴や松岡洸希の動向も注目された。中島卓也は現役引退を決断した。
オリックス・バファローズ:11人
- 頓宮裕真:支配下契約終了、育成契約打診の報道
- 阿部翔太:戦力外通告
- 曽谷龍平:手術に伴う育成契約の見通し
- 東晃平:育成契約の見通し
- 横山楓、藤川敦也、川瀬堅斗:育成契約の見通し
- 平野佳寿:現役引退、2軍監督に就任
- 西野真弘:現役引退
- 山田修義:現役引退
- 香月一也:現役引退、育成コーチ補佐
オリックスでは頓宮裕真の契約形態が話題となった。2023年の首位打者という実績を持ちながら、負傷などを背景に支配下契約を継続しない見通しとなった選手もいる。平野佳寿は引退後の指導者としての道を歩む。
東北楽天ゴールデンイーグルス:13人
- 酒居知史:戦力外通告、育成再契約打診
- 林優樹:戦力外通告、育成再契約打診
- 渡辺翔太:戦力外通告
- 日當直喜:戦力外通告
- 伊藤光:戦力外通告
- 大栄利哉:戦力外通告
- 入江大樹、石原彪、金子京介ら:戦力外通告
- 田中和基、辛島航:現役引退
楽天は9月28日の第1次期間初日に酒居知史らへの通告を発表。10月29日には渡辺翔太、古賀康誠、石原彪、大栄利哉、入江大樹、金子京介の6選手が新たに対象となった。大栄利哉は高卒1年目での通告となり、特に大きな関心を集めた。
埼玉西武ライオンズ:10人
- 中村祐太:戦力外通告
- 糸川亮太:戦力外通告
- 青山美夏人:戦力外通告
- 牧野翔矢:戦力外通告
- 茶野篤政:戦力外通告
- 古川雄大、林冠臣:戦力外通告
- シンクレア:戦力外通告、現役続行希望
- 奥村光一:現役引退、競輪選手を目指す
- 栗山巧:現役引退
西武では栗山巧の引退が注目された。奥村光一は現役引退後に競輪選手を目指す意向が報じられ、野球以外の競技へ進むセカンドキャリアの事例となった。
千葉ロッテマリーンズ:12人
- 中村奨吾:戦力外通告・退団、現役続行希望
- 愛斗:戦力外通告、現役続行希望
- 菊地吏玖:戦力外通告、現役続行希望
- 東妻勇輔:戦力外通告、現役続行希望
- 石垣勝海:戦力外通告、現役続行希望
- 本前郁也:戦力外通告、現役続行希望
- 一條力真:現役引退
- 角中勝也、唐川侑己:現役引退
ロッテでは中村奨吾が退団後も現役続行を希望。角中勝也、唐川侑己という長年チームを支えた選手も引退を決断した。
以上が、12球団の主要な発表選手と動向である。球団別人数と選手個人の契約区分は別々に確認する必要があり、特に自由契約や育成再契約の打診は、通常の戦力外通告と同じ意味ではない。
【制度の違いを整理】戦力外通告・自由契約・現役引退・育成再契約の関係
プロ野球のオフシーズンでは「戦力外」「自由契約」「退団」「引退」という言葉が頻繁に使われる。しかし、これらは同じ意味ではない。
選手の今後を正しく理解するには、球団との契約がどう変化したのかを把握する必要がある。
| 区分 | 基本的な意味 | その後の進路・関係 |
|---|---|---|
| 戦力外通告 | 球団が翌シーズン以降の選手契約を結ばない旨を伝えること。 | 他球団との契約、育成契約、独立リーグ、引退などを検討する。 |
| 自由契約 | 選手契約が解除され、NPBから自由契約選手として公示される状態。 | 公示後は他球団と自由に選手契約を締結できる。 |
| 育成再契約 | 支配下契約を終了し、育成選手として契約すること。 | 支配下登録への復帰を目指す道が残される。 |
| 現役引退 | 選手がプロ野球選手としての競技生活を終える決断。 | 指導者、球団スタッフ、一般企業など次のキャリアへ進む。 |
| 退団 | 所属球団を離れることを示す広い表現。 | 移籍、自由契約、引退など複数のケースがある。 |
自由契約は必ずしも戦力外通告と同じではない
NPBの野球協約第58条では、契約が解除された選手などについて、自由契約選手として公示した後、他球団と自由に選手契約を締結できる仕組みを定めている。
つまり、自由契約は選手の契約上の状態を示すものであり、必ずしも球団が能力を否定したという意味ではない。外国人選手の契約交渉や、支配下から育成への移行に伴う契約整理などでも関係してくる。
2026年10月30日の育成選手保留者名簿にも注目
NPBは10月30日、2027年度の育成選手保留者名簿を公示した。この名簿は、球団が翌シーズンも引き続き契約する予定の育成選手をまとめたものだ。
「また、この名簿に記載されなかった選手は自由契約選手となります。」
これはNPB公式発表に記載された説明である。育成選手の場合、保留者名簿に載っているかどうかによって翌年度の契約予定を確認できる。
ただし、育成選手として保留されることと、支配下選手として契約することは別の話だ。育成契約の継続が決まっても、すぐに1軍の支配下登録選手になるわけではない。
また、NPBの自由契約選手公示と球団発表の戦力外選手一覧も別の資料である。選手名を確認するときは、球団の発表、NPBの公示、翌年度の契約保留者名簿を照合することが大切だ。
【なぜ戦力外になる?】2026年に見えた通告の理由と球団編成の実情
戦力外通告の理由は、単純に打率や防御率が悪かったからというものではない。プロ野球の球団は、翌シーズンの勝利だけでなく、選手の年齢、健康状態、ポジションの人数、将来性、契約条件などを総合的に判断してチームを編成している。
1. 支配下登録70人の枠と新戦力の確保
NPBでは、各球団の支配下登録選手数に上限70人という枠がある。新しいドラフト選手や外国人選手を獲得する場合、既存選手との契約をどうするかという問題が発生する。
2026年10月22日のドラフト会議では、新人選手76人と育成選手51人の交渉権が確定した。新しい選手を迎える球団にとって、支配下登録枠と育成選手の人数を調整することは重要な編成課題となる。
特に巨人の22人、ソフトバンクの19人という大規模な整理は、翌シーズンのチーム構成を見直す動きとして注目された。
2. 成績だけでなくポジションの競争も影響する
同じポジションに実力の近い選手が複数いる場合、球団は守備力、走塁、打撃、起用の柔軟性などを比較する。
例えば、投手であれば先発と救援の適性、左腕・右腕の構成、球速や変化球の質、登板可能な頻度などが評価対象となる。野手なら守備位置の幅や代打・代走としての役割も判断材料になる。
一軍での出場機会が少ない選手でも、二軍での育成計画や将来の成長可能性が評価されれば契約が継続されることもある。一方、出場実績がある選手でも、球団が翌年に想定する役割と一致しなければ契約終了となる可能性がある。
3. 負傷やコンディションが翌年の契約に影響する
長期離脱や手術、回復までに必要な期間も契約判断に関係する。
2026年のオリックスでは、曽谷龍平、東晃平、横山楓、藤川敦也らについて、手術やコンディションを踏まえた支配下契約を結ばない方針と育成契約の見通しが報じられた。
これは、選手の能力を否定することと、翌シーズンの支配下枠をどう運用するかが必ずしも一致しないことを示している。
4. 実績やタイトルだけでは契約は保証されない
2026年のオフに衝撃を与えたのは、過去の実績が豊富な選手も対象となったことだ。
青柳晃洋は阪神時代に2021年と2022年の2年連続最多勝を獲得。田口麗斗は2023年に33セーブを記録した実績を持つ。頓宮裕真も2023年の首位打者というタイトルを獲得している。
それでも、翌シーズンに球団が求める役割、現在のコンディション、チームの競争状況などによって契約方針は変わる。
重要なのは、戦力外通告が選手の野球人生全体に対する評価ではないという点だ。ある球団で契約を継続できなくても、別の球団では必要とされる可能性がある。
【戦力外選手の現在と今後】トライアウト・育成再契約・現役ドラフト2026
戦力外通告を受けた選手の進路は一つではない。NPBの他球団への移籍、育成契約、独立リーグ、海外リーグ、現役引退後の指導者や一般企業への転身など、さまざまな選択肢がある。
11月17日に合同トライアウトを開催
2026年の合同トライアウトは、11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催される。日本プロ野球選手会が主催する「エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜」として実施され、午後4時からシートバッティング開始予定となっている。
このトライアウトは、次年度の契約更新をされなかった選手や、育成再契約を打診された選手、NPB復帰を目指す選手などにアピールの機会を提供するものだ。
ただし、トライアウトへの参加がNPB球団との契約を保証するわけではない。球団との直接交渉や、他リーグでのプレーを含め、選手自身が次の所属先を探す必要がある。
育成再契約から支配下復帰を目指す選手もいる
2026年は、DeNAの大貫晋一や橋本達弥、楽天の酒居知史や林優樹、巨人の浅野翔吾など、育成契約の打診や移行が報じられた選手もいる。
育成契約は、選手がプロ野球を続けるための一つの選択肢だ。支配下契約を解除されたとしても、育成選手として球団に残り、練習や試合を通じて再び支配下登録を目指す道がある。
過去には育成契約から支配下に復帰し、一軍で活躍する選手も出ている。そのため、支配下契約の終了だけで野球人生が終わったと判断するのは早い。
現役ドラフト2026は12月9日に開催
2026年の現役ドラフトは、12月9日(水)に開催されることがNPBから発表された。
現役ドラフトは、各球団が保有する選手の移籍機会を増やすための制度で、通常の戦力外通告とは仕組みが異なる。球団が対象選手をリストアップし、他球団が指名することで移籍が成立する仕組みだ。
2026年はルールの一部が変更され、前年のCS終了翌日から2026年7月31日までにトレードなどで獲得した選手も、一定の条件を満たせば対象に含められるようになった。
ここで注意したいのは、現役ドラフトが戦力外選手を救済する制度ではないことだ。契約を継続している選手を対象とした移籍制度であり、戦力外通告を受けた選手の再就職先を決める場とは異なる。
独立リーグ・海外リーグ・指導者への転身
NPB球団との契約がまとまらなかった場合でも、野球を続ける道は残されている。
- 独立リーグ:国内でプレーを継続し、NPB復帰を目指す。
- 海外リーグ:海外球団との契約を模索する。
- 社会人野球:企業チームなどで競技を続ける。
- 指導者:コーチや野球スクールなどで経験を生かす。
- 一般企業・異業種:競技生活に区切りをつけ、新しい仕事に挑戦する。
2026年は、西武の奥村光一が現役引退後に競輪選手を目指す意向を示した。オリックスの平野佳寿は2軍監督に就任し、西野真弘や山田修義らも現役生活に区切りをつけた。
また、藤浪晋太郎、青柳晃洋、田口麗斗、中村奨吾らは現役続行を希望している。今後の交渉によっては、NPB球団への移籍が成立する可能性もある。
戦力外通告後の進路を考えるうえでは、年齢や過去の成績だけでなく、本人の希望、身体の状態、守備位置、チームが求める役割が重要になる。
【野球戦力外の2026年最新情報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のプロ野球の戦力外通告は全部で何人ですか?
A1:10月30日付のFull-Countの報道集計では、12球団合計165人です。内訳はセ・リーグ91人、パ・リーグ74人。球団別では巨人が22人で最多、ソフトバンク19人、ヤクルト17人と続きます。
Q2:2026年の第1次・第2次戦力外通告はいつまでですか?
A2:第1次は9月28日から10月9日までが基本期間で、CSファーストステージ敗退球団には延長措置がありました。第2次はCS全日程終了翌日から10月30日までです。
Q3:戦力外通告を受けた選手は引退するしかないのでしょうか?
A3:いいえ。他球団への移籍、育成再契約、合同トライアウト、独立リーグ、海外リーグなど複数の進路があります。2026年の合同トライアウトは11月17日にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定です。現役続行を希望する選手は、他球団との交渉などを通じて次の所属先を探します。
まとめ:2026年の戦力外通告165人と今後のプロ野球人事を追う
2026年10月30日、プロ野球の第2次戦力外通告期間が終了し、報道集計では12球団合計165人に達した。最多は巨人の22人で、ソフトバンク19人、ヤクルト17人と続く大規模な編成の見直しとなった。
今オフは藤浪晋太郎、青柳晃洋、田口麗斗、小園海斗、頓宮裕真、中村奨吾など、実績のある選手の動向も注目された。一方で、西勇輝、石川雅規、栗山巧、平野佳寿、中村晃ら、現役生活に区切りをつける選手も相次いだ。
ただし、165人という数字だけで選手の今後を判断することはできない。戦力外通告と自由契約、育成再契約、現役引退では契約上の意味が異なり、選手ごとに次の道も変わってくる。
今後の大きな注目日は、11月17日の合同トライアウトと12月9日の現役ドラフトだ。加えて、NPBの自由契約選手公示や2027年度の契約保留者名簿、各球団の新規契約発表によって、選手たちの去就は順次明らかになる。
プロ野球の戦力外通告は、選手にとって厳しい転機であると同時に、新しい球団や競技、仕事に挑戦する出発点でもある。2026年オフの動向を追う際は、単に「戦力外になった人数」だけでなく、契約区分と本人の進路を分けて確認することが大切だ。