鹿島アントラーズの攻撃をけん引する鈴木優磨は、Jリーグで長年にわたって結果を残しながら、日本代表のユニフォームを着たことがない異色のストライカーだ。2018年11月に森保一監督から初招集されたものの、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝で負傷し、代表参加を辞退。それ以降、A代表での出場機会は訪れていない。
2026年10月30日現在、鈴木優磨の日本代表復帰は実現しているのか。2025年の東アジアE-1選手権でも選外となり、鹿島で優秀な成績を残しているにもかかわらず招集されない背景には何があるのか。本人が2025年のテレビインタビューで明かした代表への考え方も含め、JFAの公式発表、鹿島アントラーズの発表、Jリーグの公式記録、報道各社の情報をもとに経緯と今後の可能性を整理する。
【2026年最新】鈴木優磨は日本代表に選ばれている?直近の招集状況

最初に結論を整理すると、2026年10月30日現在、鈴木優磨はA代表に招集されておらず、国際Aマッチへの出場もない。
2026年9月17日、日本サッカー協会(JFA)は、9月のキリンチャレンジカップと10月のキリンカップサッカーに臨む日本代表31人を発表した。森保一監督のもと、初招集4人、過去に代表経験のある選手7人を含む新たな編成となったが、鈴木優磨の名前はなかった。
この代表活動は、2026年ワールドカップ後の最初の活動に当たる。上田綺世、前田大然、堂安律、伊東純也ら攻撃陣が選出されるなか、鹿島の主力FWは再び選外となった。
なお、今回の31人は9月24日のウルグアイ戦、9月28日のベネズエラ戦、10月1日のエクアドル戦、10月5日の試合に向けたメンバーである。これらの発表済みの招集リストに鈴木は含まれていない。
2026年も鹿島で結果を残している
代表に選ばれていないからといって、クラブでのパフォーマンスが低下しているわけではない。
Jリーグ公式サイトの選手記録では、鈴木は2026年のJ1百年構想リーグで19試合出場6得点を記録。加えて、2026特別シーズンの地域リーグラウンドベストイレブンにも選出されている。
2025年シーズンもJ1で38試合に出場し、10得点を記録した。2024年は15得点、2023年は14得点であり、複数シーズンにわたって安定した得点力を示している。
つまり、2026年の代表選考を考える際には、単純に「クラブで活躍していないから選ばれない」という説明は成立しない。クラブでの実績と代表で求められる役割が、必ずしも一致しないことが問題の本質にある。
【2018年の真相】鈴木優磨の日本代表初招集と負傷辞退の経緯
鈴木優磨が初めてA代表に選ばれたのは、2018年11月7日。森保一監督が発表したキリンチャレンジカップ2018のメンバーに、鹿島アントラーズのFWとして名を連ねた。
当時22歳だった鈴木は、鹿島の攻撃を支える若手ストライカーとして評価を高めていた。特に2018年はJ1で32試合11得点を記録。さらに鹿島のACL初優勝にも貢献し、大会MVPを受賞するほどの活躍を見せていた。
代表デビューを阻んだACL決勝の負傷
しかし、初招集から間もなくして事態が変わる。
2018年11月10日、鹿島はACL決勝第2戦でイランのペルセポリスと対戦。この試合で鈴木は負傷し、途中交代を余儀なくされた。
クラブの診断は右足関節捻挫で、全治まで約2週間。11月13日、鹿島アントラーズは負傷を理由に日本代表への参加を辞退すると公式発表した。
JFAも同日、鈴木の不参加を発表し、代わりにセレッソ大阪のFW杉本健勇を追加招集した。
招集対象となった試合は、11月16日のベネズエラ戦と11月20日のキルギス戦だった。鈴木にとっては初めてのA代表活動となるはずだったが、負傷のタイミングが重なり、代表合流は実現しなかった。
代表辞退は本人の意思による拒否ではない
ここで押さえておきたいのは、2018年の代表辞退は、本人が日本代表への参加を拒んだものではないという点だ。
JFAと鹿島の公式発表に記載されている辞退理由は、いずれも負傷である。代表への考え方や森保監督との関係を理由に辞退したという事実は確認されていない。
当時の鈴木は、鹿島でJ1の得点源として活躍し、ACL優勝にも貢献した勢いのある選手だった。初招集が実現したこと自体、代表監督から能力を評価されていた証拠でもある。
しかし、最初の代表活動を逃した後、鈴木はA代表の試合に出場する機会を得ないまま現在に至っている。
【代表歴と経歴】鈴木優磨の鹿島・シントトロイデン時代を年表で整理
鈴木優磨のキャリアを理解するには、鹿島アントラーズでの成長、ベルギーのシント=トロイデンVVへの移籍、そして鹿島復帰という3つの段階を押さえる必要がある。
特に海外移籍後も代表招集が実現しなかったことは、2018年の負傷辞退だけが現在の代表歴を説明する要因ではないことを示している。
| 時期 | 出来事・実績 | 日本代表との関係 |
|---|---|---|
| 2015年 | 鹿島アントラーズのトップチームに昇格 | プロキャリア開始 |
| 2015年11月 | U-22日本代表のトレーニングキャンプに招集 | 左足関節の負傷で辞退 |
| 2018年11月7日 | ACL優勝に貢献、J1で11得点 | A代表に初招集 |
| 2018年11月13日 | ACL決勝での負傷が判明 | 右足関節捻挫で代表辞退 |
| 2019年8月 | ベルギーのシント=トロイデンVVへ完全移籍 | A代表招集・出場なし |
| 2022年1月 | 鹿島アントラーズに完全移籍で復帰 | A代表出場なし |
| 2023年 | J1で33試合14得点 | 代表招集なし |
| 2024年 | J1で36試合15得点 | 代表招集なし |
| 2025年 | J1で38試合10得点 | E-1選手権のメンバーから選外 |
| 2026年 | 百年構想リーグで19試合6得点 | 9月発表のA代表31人に選出されず |
※出場数・得点数はJリーグ公式記録に基づく。2026年の数値はJ1百年構想リーグの特別シーズン分であり、通常の2025年J1リーグ戦とは区別している。
シントトロイデン移籍で海外挑戦へ
2019年7月、鹿島は鈴木のシント=トロイデンVVへの完全移籍について基本合意したと発表。2019年8月からベルギーでプレーすることになった。
当時の鈴木は海外挑戦を決断し、欧州で経験を積む道を選択した。ベルギーでのプレー経験は、対人能力や異なるサッカー文化への適応という意味でもキャリアの重要な転換点となった。
その後、2022年1月3日に鹿島への完全移籍加入が発表され、約3年ぶりに古巣へ復帰。本人も鹿島でタイトルを獲得することを目標として掲げた。
鹿島復帰後の成績を見ると、2022年のJ1で7得点、2023年14得点、2024年15得点、2025年10得点。2023年以降は毎シーズン2桁得点を記録しており、鹿島の攻撃に欠かせない存在となっている。
A代表出場歴はゼロ、2015年の世代別代表とは別
鈴木の代表歴を調べる際に混同しやすいのが、2015年のU-22日本代表と2018年のA代表だ。
2015年にはU-22日本代表のトレーニングキャンプに招集されていたが、左足関節の負傷によって辞退している。2018年の初招集は、これとは別のA代表への選出だった。
鹿島アントラーズが2022年の復帰発表で公表した代表歴にも「日本代表(2018、国際Aマッチ出場なし)」と記載されている。
したがって、鈴木優磨は代表候補として招集された経験こそあるものの、A代表の公式戦や親善試合に出場した実績はない。
【選ばれない理由】森保一監督の選考基準と2025年E-1選手権の選外
鈴木優磨が日本代表に選ばれない理由について、ファンやサッカーメディアの間ではさまざまな見方がある。
ただし、JFAが公表したメンバー発表資料には、鈴木個人を選外とした具体的な理由は記載されていない。森保監督が本人の選外理由を公式に説明した事実も確認できない。
そのため、選考の背景を考える際には、公式に確認できる事実と、報道・戦術分析による見解を分けて考える必要がある。
理由1:代表の戦術に適合する役割と選手構成の問題
代表選考では、クラブでの得点数だけでなく、チーム全体の戦術にどのような役割を果たせるかが問われる。
鈴木の強みは、相手DFを背負ってボールを収めるポストプレー、前線での起点づくり、味方との連係、ゴール前での勝負強さにある。
また、鈴木本人は2024年のスポーツナビのインタビューで、ゴール前に張り付く従来型の9番だけではなく、相手のライン間でボールを受け、周囲と連係して攻撃を組み立てるプレーが現在の自分に合っていると説明している。
この特徴は、単なる得点役にとどまらない攻撃の組み立て役としての能力を示すものだ。一方、日本代表で採用されるシステムや前線の組み合わせによっては、別のタイプのFWが優先される可能性もある。
代表では限られた招集枠を複数の選手で争う。上田綺世や前田大然など、それぞれ異なる特徴を持つFWとの競争があり、鈴木の能力だけで選出が決まるわけではない。
理由2:2025年E-1選手権でも選ばれなかった
鈴木の選外が大きな話題になったのが、2025年7月のEAFF E-1サッカー選手権だ。
JFAは7月3日、韓国で開催される大会に臨む日本代表26人を発表した。この大会はFIFAの国際マッチデー期間外だったため、海外クラブに所属する選手を招集することが難しく、国内組を中心とする編成となった。
ところが、当時J1首位だった鹿島でプレーする鈴木は選外だった。
日刊スポーツによると、鈴木はメンバー発表時点でJ17得点3アシストを記録していた。得点だけでなく、チャンスメイクにも貢献していたにもかかわらず、代表復帰は実現しなかった。
この事実から分かるのは、少なくともE-1選手権での選外を海外クラブ所属選手の招集制限で説明することはできないという点だ。鈴木は国内クラブの鹿島に所属しており、招集対象になり得る選手だった。
それでも選ばれなかったことは、当時の代表スタッフが求めるFWの組み合わせや戦術上の判断が、選考に影響した可能性を考える材料となる。ただし、それが鈴木個人に対する正式な評価理由として発表されたわけではない。
理由3:森保監督との不仲説や態度の問題は事実なのか
鈴木優磨の代表選外をめぐっては、森保監督との関係が原因ではないかという説も過去に浮上した。
2022年には、森保監督に批判的なSNS投稿への反応をきっかけに、不仲説や態度を理由に招集されないという見方が一部報道で取り上げられた。
しかし、2022年3月16日の代表メンバー発表会見で、森保監督は代表活動に対するネガティブな発言や態度が選考に影響しているのかという質問に対し、次の趣旨を説明している。
「選考に影響が出ているとは思っていませんし、やっていません」
加えて、同監督は招集できる人数に限りがあることや、同じポジションに複数の優秀な選手がいることを説明した。選考は勝つためのメンバー構成によって決まるという考え方だ。
この発言は鈴木個人の選外理由を直接説明したものではない。しかし、態度や監督批判を理由に鈴木を排除していると断定する根拠はないことを示している。
「森保監督と不仲だから呼ばれない」という説を、確定した事実として扱うことはできない。公式に確認できるのは、鈴木が継続して招集されていないという結果であり、その個別の理由は公表されていないということだ。
【本人の本音】鈴木優磨が2025年に語った日本代表への思い
代表復帰をめぐる議論で見逃せないのが、2025年7月14日にTBS NEWS DIGが公開した、鈴木優磨と元日本代表FW柿谷曜一朗の対談だ。
柿谷は、鈴木を日本代表で見たいという声が多いことに触れ、代表への思いを質問した。これに対して鈴木は、現在の日本代表を非常に高く評価していることを明かした。
鈴木の発言を整理すると、次の3点が重要になる。
- 現在の日本代表は歴代でも非常に強いチームだと考えている。
- 所属クラブを見ても、代表選手のレベルが非常に高い時代になったと感じている。
- 自分の力は日本代表よりも、鹿島アントラーズに注ぎ込みたいという思いが強い。
特に印象的なのが、鹿島への思いを表した次の言葉だ。
「僕はその力を鹿島に全部注ぎ込みたい」
さらに鈴木は、基本的には日本代表のユニフォームを着ることはないだろうという考えも、個人的な見解として語っている。
代表を否定したのではなく、鹿島への責任を優先している
この発言は、代表に選ばれないことへの不満や、森保監督への反発を示したものではない。
むしろ、鈴木は現在の日本代表の実力を認めたうえで、自分が最も力を注ぎたい場所は鹿島だと説明している。
対談では、鹿島を支えるファン、スタッフ、クラブ関係者の努力についても語っていた。クラブに関わる人々の思いを背負ってプレーしているという意識が、鹿島への強い愛着につながっている。
鈴木は単にゴールを決めるFWではなく、クラブの勝利への執着を前面に出す選手でもある。2025年の対談で示した発言からは、代表への評価と鹿島への責任感を分けて考えている姿勢が読み取れる。
代表復帰を望まないという意味なのか
一方で、この発言を「鈴木は今後絶対に日本代表に行かない」と解釈するのも早計だ。
本人はあくまで個人的な考えとして、現在の代表に自分が何かを加える必要性を強く感じていないこと、鹿島への貢献を優先したいことを話している。
将来の招集を正式に拒否するというJFAへの意思表示をしたわけではない。本人の考えが変わる可能性まで否定することはできない。
ただし、代表復帰を積極的に目指していると受け取れる発言でもない。選手としての実力だけでなく、本人がどの舞台にモチベーションを置いているかという点も、今後の動向を考えるうえで重要になる。
【2026年の復帰可能性】鈴木優磨が日本代表に選ばれる条件とは
では、鈴木優磨が今後日本代表に復帰する可能性はあるのだろうか。
現状を踏まえると、実力面で代表候補になる余地は残されているが、本人の発言を考慮すると、短期的に代表復帰を強く目指しているとは考えにくい。
復帰の可能性を左右する要点は、主に次の3つだ。
1. クラブでの継続的な結果
代表選考で最も分かりやすい材料の一つが、所属クラブでのパフォーマンスだ。
2023年から2025年まで、鈴木はJ1で14得点、15得点、10得点を記録している。2026年の百年構想リーグでも19試合6得点という数字を残した。
こうした実績は、得点能力や試合への影響力を示す材料になる。今後も鹿島で得点とアシストの両面で貢献し、リーグを代表するFWとしての存在感を維持できれば、代表候補として名前が挙がる可能性はある。
2. 森保監督が求めるFWの役割との一致
代表に選ばれるためには、クラブでの活躍をそのまま再現できるだけでは十分ではない。
代表は短期間の活動で連係を構築するため、監督が求めるポジションごとの役割を素早く理解し、チームの戦術に適応できることが求められる。
鈴木の場合、ポストプレーやボールキープ、攻撃の起点となる能力が強みだ。前線でボールを収め、周囲の選手を生かすタイプのFWが必要な試合では、特徴を生かせる可能性がある。
一方、代表の攻撃陣には上田綺世や前田大然など、海外クラブで経験を積む選手もいる。スピード、裏への抜け出し、前線からのプレスなど、異なる役割を持つ選手との競争は避けられない。
森保監督がどのような攻撃の形を採用するかによって、鈴木の評価が変わる余地はある。
3. 本人の代表に対する考え方
もう一つ重要なのが、2025年の対談で明らかになった本人の意識だ。
鈴木は鹿島にすべての力を注ぎ込みたいという考えを語っている。クラブへの強い責任感がある以上、代表招集を待ち望む選手とは現在のモチベーションが異なる可能性がある。
ただし、選手の意識は年齢やキャリア、チーム状況によって変化する。今後、本人が代表でプレーすることに新たな意義を見いだすことがあれば、状況が変わる可能性は残る。
代表復帰の可能性を判断する際は、次のように整理すると分かりやすい。
- 実力面:J1での継続的な得点実績があり、候補として評価される余地がある。
- 戦術面:ポストプレーや連係能力が代表の求める役割と一致するかが焦点。
- 競争面:同じFWのポジションを争う選手との比較が必要。
- 本人の意向:鹿島への貢献を最優先する現在の考え方が変わるかどうか。
なお、2026年10月30日現在、鈴木の代表復帰を示すJFAの公式発表はない。2026年9月・10月の代表活動でも選外となっており、今後の招集については次回の公式メンバー発表が判断材料となる。
【よくある誤解】鈴木優磨の日本代表に関する噂と事実
鈴木優磨の代表歴には、2018年の負傷辞退や森保監督との関係をめぐる話題が重なっている。検索時に混同しやすいポイントを整理しておきたい。
誤解1:2018年に代表を自分から拒否した?
事実ではない。2018年11月の辞退理由はACL決勝での負傷だった。JFAと鹿島の公式発表にも、負傷による不参加と記載されている。
誤解2:日本代表の試合に出場したことがある?
A代表での国際Aマッチ出場はない。2018年に初招集されたものの、代表活動への参加前に辞退したため、出場記録はゼロだ。
誤解3:森保監督との不仲が招集されない原因?
鈴木個人の選外理由として、森保監督との不仲が公式に認められた事実はない。2022年の会見でも、監督は発言や態度が選考に影響することを否定している。
誤解4:2025年のE-1選手権は海外組が中心だった?
逆である。2025年のE-1選手権はFIFAの国際マッチデー期間外だったため、海外組を招集できず、国内組を中心に26人が選出された。鹿島所属の鈴木は国内組でありながら選外となった。
【鈴木優磨の日本代表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鈴木優磨が日本代表に初めて招集されたのはいつ?
A1:2018年11月7日。森保一監督が発表したキリンチャレンジカップ2018のメンバーに初選出された。しかし、ACL決勝で負傷したため、11月13日に代表参加を辞退した。
Q2:鈴木優磨の日本代表出場歴と得点数は?
A2:A代表での国際Aマッチ出場は0試合、得点も0。2018年の初招集後に負傷辞退しており、代表戦への出場は実現していない。
Q3:鈴木優磨は2025年のE-1選手権に選ばれた?
A3:選ばれていない。2025年7月3日に発表された26人のメンバーから外れた。当時、J1で7得点3アシストを記録していたが、代表復帰はならなかった。
Q4:鈴木優磨が日本代表に選ばれないのは森保監督との不仲が原因?
A4:不仲が原因だと確認された事実はない。森保監督は2022年の会見で、選手のネガティブな発言や態度が選考に影響することを否定している。具体的な選外理由は公表されていない。
Q5:鈴木優磨は日本代表に復帰したいと思っている?
A5:2025年7月のTBSの対談では、現在の日本代表を非常に強いチームと評価し、自分の力は鹿島に注ぎ込みたいと発言した。基本的には代表のユニフォームを着ることはないという個人的な考えも明かしている。
Q6:2026年現在、鈴木優磨は日本代表に招集されている?
A6:2026年10月30日現在、招集されていない。直近の9月・10月の代表活動に向けて発表された31人にも含まれていない。
まとめ:鈴木優磨の日本代表復帰は実力だけで決まらない
鈴木優磨の日本代表歴は、2018年11月の初招集と負傷辞退から始まった。しかし、その後ベルギーのシント=トロイデンVVでの海外経験を経て鹿島に復帰し、J1で複数シーズンにわたって2桁得点を記録するなど、クラブで確かな実績を積み重ねてきた。
それでも2025年のE-1選手権、2026年9月・10月の代表活動では選外となった。選考理由についてJFAや森保監督から鈴木個人への明確な説明はなく、監督との不仲説も事実として確認されていない。
そして、代表復帰を考えるうえで最も注目すべきなのは、2025年に本人が語った鹿島への強い思いだ。代表の実力を認めながら、自分の力を鹿島に注ぎ込みたいという発言は、現在のキャリアに対する本人の価値観をよく表している。
【プロの結論】
鈴木優磨の代表選考を考える際、J1の得点数だけで判断するのは適切ではない。代表はクラブとは異なり、限られた活動期間で戦術に適応し、他の選手と役割を分担する必要がある。鈴木のポストプレー、ボールキープ、攻撃の組み立てという能力が、代表の戦術にどう生きるかが評価のポイントになる。
一方で、2026年の百年構想リーグでも結果を残している以上、実力面で代表候補として検討する余地がなくなったわけではない。
今後の注目点は、鹿島でのさらなる実績、森保監督が求めるFW像の変化、そして本人の代表に対する意識だ。2018年に一度だけ開いたA代表への扉は、2026年もまだ開かれていない。しかし、鈴木優磨というストライカーの価値は、代表招集の有無だけで測れるものではない。鹿島を背負って戦い続ける現在の姿もまた、彼のキャリアを語るうえで欠かせない要素となっている。
根拠資料:日本サッカー協会(JFA)、鹿島アントラーズ、Jリーグ公式記録、TBS NEWS DIG、日刊スポーツ、スポーツナビの公表資料・報道。