2026年10月の日本代表は、GK3人、DF5人、MF/FW20人の合計28人。所属クラブを見ると、欧州を中心に海外でプレーする選手が22人、Jリーグ所属選手が6人という構成になっている。
以下は、JFAの9月17日発表の招集リストに、その後の選手変更と追加招集を反映した一覧だ。背番号は今回の代表活動における登録番号であり、選手に固定された番号ではない。
GK(ゴールキーパー)3人
- 1 鈴木彩艶:アストン・ビラ(イングランド)
- 12 小久保玲央ブライアン:シントトロイデンVV(ベルギー)
- 23 早川友基:鹿島アントラーズ
GKの中心的な注目選手は鈴木彩艶だ。海外クラブで経験を積み、2026年10月5日のニュージーランド戦では先発出場。早川友基、小久保玲央ブライアンも招集され、異なる特徴を持つ3人がGK陣を形成している。
DF(ディフェンダー)5人
- 3 瀬古歩夢:ル・アーヴルAC(フランス)
- 4 板倉滉:ボルシア・メンヘングラートバッハ(ドイツ)
- 21 伊藤洋輝:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- 22 荒木隼人:サンフレッチェ広島
- 25 鈴木淳之介:FCコペンハーゲン(デンマーク)
DF陣は海外組を中心に構成されている。板倉滉、伊藤洋輝、瀬古歩夢らは最終ラインの選択肢となり、荒木隼人は9月30日の追加招集で加わった。
なお、冨安健洋は当初の招集対象だったが、9月22日に負傷による不参加が発表されている。渡辺剛も負傷のため離脱し、望月ヘンリー海輝への選手変更が行われた。
MF/FW(ミッドフィルダー・フォワード)20人
JFAの公式招集リストでは、MFとFWをまとめてMF/FWとして掲載している。選手によって複数のポジションをこなすため、実際の試合での配置はフォーメーションによって変わる。
- 2 中野就斗:サンフレッチェ広島
- 6 田中聡:シャルケ04(ドイツ)
- 7 相馬勇紀:FC町田ゼルビア
- 8 鈴木唯人:SCフライブルク(ドイツ)
- 9 後藤啓介:SCフライブルク(ドイツ)
- 10 堂安律:アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)
- 11 前田大然:イプスウィッチ・タウン(イングランド)
- 13 中村敬斗:オリンピック・リヨン(フランス)
- 14 伊東純也:KRCゲンク(ベルギー)
- 15 鎌田大地:クリスタル・パレス(イングランド)
- 17 田中碧:リーズ・ユナイテッド(イングランド)
- 18 上田綺世:LOSCリール(フランス)
- 19 松木玖生:サウサンプトンFC(イングランド)
- 20 久保建英:レアル・ソシエダ(スペイン)
- 24 佐野海舟:マインツ05(ドイツ)
- 26 塩貝健人:VfLヴォルフスブルク(ドイツ)
- 28 佐野航大:PSVアイントホーフェン(オランダ)
- 29 齋藤俊輔:KVCウェステルロー(ベルギー)
- 31 谷村海那:横浜F・マリノス
- 32 望月ヘンリー海輝:FC町田ゼルビア
このポジションには、久保建英、堂安律、鎌田大地、伊東純也、上田綺世といった実績ある選手に加え、松木玖生、塩貝健人、後藤啓介ら将来性を持つ選手も名を連ねる。
特に海外クラブでプレーする若手の増加は、森保ジャパンの選手層を考えるうえで見逃せないポイントだ。
【背番号・所属クラブから分析】注目選手の役割とチーム内の関係

日本代表のメンバーを理解するには、選手名と所属クラブだけでなく、チーム内でどのような役割を担うのかを見る必要がある。
2026年10月5日のニュージーランド戦では、日本は4-2-3-1のフォーメーションを採用。選手の登録ポジションと実際の試合での配置が必ずしも一致しないことも明らかになった。
森保ジャパンの主要選手・関係性一覧
鈴木彩艶は守備の起点として存在感
鈴木彩艶は、ゴールを守るだけでなく、後方から攻撃を始める能力も期待されるGKだ。
10月5日のニュージーランド戦で先発したことは、森保監督が重要な国際試合で起用した実績の一つとなる。
ただし、代表の正GKが将来にわたって固定されたという意味ではない。早川、小久保を含めた競争が続くことも、代表のGK陣を見る際のポイントだ。
久保建英と堂安律は攻撃の選択肢を広げる
久保建英はレアル・ソシエダでプレーし、狭いスペースでのボールコントロールやチャンスメークに強みを持つ。
一方、堂安律はフランクフルト所属で、右サイドからの仕掛けやゴール前への進入などが持ち味だ。
両者は同じ攻撃的なポジションで起用できるだけでなく、異なる役割を組み合わせることもできる。選手の能力を最大限に生かすためには、相手チームの守備配置や試合展開に応じた使い分けが重要になる。
上田綺世は得点を担うストライカー
上田綺世は、2026年10月のキリンカップでも結果を残した。
ニュージーランド戦では前半28分に先制ゴールを決め、最前線で得点を狙う役割を果たした。堂安律との連係も、日本の攻撃を考えるうえで注目される組み合わせだ。
【W杯後の選考を検証】初招集4人と復帰組が加わった理由
2026年の日本代表を語るうえで、FIFAワールドカップ北中米大会後の選考は重要な転換点となった。
日本は2026年6月のワールドカップでグループステージを突破したものの、6月30日のラウンド32でブラジルに1-2で敗れた。
大会終了後の9月17日、森保監督は31人を招集。ワールドカップを戦ったメンバーを中心にしながら、新しい選手を加える構成を選択した。
A代表初招集となった4人
9月の招集で初めてSAMURAI BLUEに選ばれたのは次の4人だ。
- 谷村海那(横浜F・マリノス)
- 中野就斗(サンフレッチェ広島)
- 松木玖生(サウサンプトンFC)
- 齋藤俊輔(KVCウェステルロー)
谷村はJ1での得点力、中野は複数のポジションをこなせる対応力が評価された。
松木は2024年のU-23アジアカップ優勝に貢献した実績を持ち、齋藤も若い世代の代表経験を経てA代表に初選出された。
特に注目したいのは、国内組と海外組の双方から新戦力が選ばれたことだ。海外移籍だけが代表入りの条件ではなく、Jリーグでのパフォーマンスも選考の対象になっている。
復帰組と離脱選手の動向
初招集だけでなく、過去に代表招集や出場を経験した選手の復帰もあった。
小久保玲央ブライアン、相馬勇紀、田中聡、佐野航大らが再び招集され、選手層の厚みを増した。
一方、今回の活動では次のような変更が発生している。
- 9月22日:冨安健洋が負傷により不参加。
- 9月28日:安藤智哉が負傷、佐藤龍之介がクラブ事情により離脱。
- 9月29日:熊坂光希が負傷により離脱。
- 9月29日:渡辺剛に代わり、望月ヘンリー海輝を招集。
- 9月30日:荒木隼人を追加招集。
こうした変更は、代表選考が招集発表の時点で完結するものではないことを示している。所属クラブでの状況やコンディション、試合への出場可能性も、実際の活動に大きく影響する。
森保監督が継続路線を選んだ背景
今回の選考では、ワールドカップのメンバーを中心に据えたことも特徴的だった。
FIFAの報道によると、ワールドカップ後のメンバー構成では、前大会の登録選手26人のうち20人が引き続き選ばれ、6人が外れた。
森保監督が重視したのは、短期間でチームを作り直すことよりも、既存の連係を維持しながらアジアカップ優勝を目指すことだった。
ワールドカップ後から2027年1月のアジアカップまでは時間が限られている。戦術理解や選手間の連係を一から構築するより、既存のチームをベースに必要な部分を強化する判断には合理性がある。
【森保一監督の現在】2027年に大岩剛監督へ交代する理由
2026年10月時点でSAMURAI BLUEを率いているのは森保一監督だ。
しかし、2027年以降の監督人事については、すでに日本サッカー協会から正式な発表が行われている。
森保一監督はアジアカップ2027まで続投
2026年7月23日のJFA理事会で、森保監督がAFCアジアカップサウジアラビア2027の終了まで指揮を執ることが決定した。
森保監督は2018年のロシア大会後から日本代表を率いており、2026年のワールドカップ後も短期間ながら続投することになった。
これは通常のワールドカップ終了後に新監督へ交代する流れとは異なる人事だ。
後任はU-21日本代表の大岩剛監督
2027年3月からSAMURAI BLUEの監督に就任する予定なのが、大岩剛氏だ。
大岩監督はU-21日本代表を率いており、2028年ロサンゼルス五輪を目指す世代の育成にも関わっている。
JFAが発表した監督人事を整理すると、次のようになる。
- 2026年10月現在:森保一監督
- 2027年1月〜2月:森保監督のもとでアジアカップに出場
- 2027年3月:大岩剛監督がA代表の指揮を引き継ぐ
- 2030年:大岩監督のもとで次回ワールドカップを目指す
この交代で注目されるのは、単なる監督交代ではなく、年代別代表とA代表の強化を連動させる狙いがあることだ。
U-21世代には、松木玖生や塩貝健人、後藤啓介ら、A代表に食い込む可能性を持つ選手がいる。
若手を知る指導者がA代表を率いることで、五輪世代から次期ワールドカップを目指すチームへの選手の移行が進みやすくなる。森保体制の集大成となるアジアカップと、その後の大岩体制への移行は、2026年以降の日本代表を理解するうえで欠かせないテーマだ。
【2026年9月・10月の試合結果】日本代表の戦いと次の注目カード
2026年9月から10月にかけて、日本代表は4試合を戦った。
ワールドカップ終了後の再スタートとして位置づけられたこの活動では、強豪国との対戦に加えて、戦術面の調整も行われた。
9月・10月の試合結果一覧
- 9月24日:ウルグアイ代表に3-1で勝利
- 9月28日:ベネズエラ代表に2-1で勝利
- 10月1日:エクアドル代表と0-0で引き分け、PK戦を5-4で制す
- 10月5日:ニュージーランド代表に2-1で勝利
特に10月5日のキリンカップ決勝は注目に値する。
上田綺世が前半28分に先制し、ニュージーランドに同点とされた後、後半71分に堂安律が勝ち越しゴールを決めた。
日本は2-1で勝利し、キリンカップサッカー2026の優勝を果たした。
3バックから4バックへの変更も注目点
この4連戦では、フォーメーションの変化も見られた。
JFAの試合レポートによると、エクアドル戦までの3試合は3バックを採用。ニュージーランドとの決勝では4バックに変更し、4-2-3-1の布陣でスタートした。
この試合の最終ラインには、中野就斗、瀬古歩夢、伊藤洋輝、鈴木淳之介を配置。佐野海舟と鎌田大地が中盤の底を支え、前線では堂安、久保、前田、上田を組み合わせた。
この起用から読み取れるのは、森保ジャパンが一つのシステムに固定されず、選手の特徴や相手に応じて戦い方を調整していることだ。
複数のポジションを担当できる選手が多いことは、戦術の幅を広げる要素になる。
次の日本代表戦はブラジル、パラグアイとの連戦
JFAの2026年年間スケジュールでは、次の代表活動としてシンガポールでの2試合が予定されている。
- 11月14日:ブラジル代表戦
- 11月17日:パラグアイ代表戦
いずれもシンガポールナショナルスタジアムで開催予定だ。
ブラジル戦は、2026年ワールドカップのラウンド32で敗れた相手との再戦という意味でも注目度が高い。
ただし、10月31日時点では、この11月活動に向けた日本代表の招集メンバーはJFAの選手情報ページに掲載されていない。10月の28人がそのまま全員選ばれると決まったわけではなく、新たな招集や離脱によって構成が変わる可能性がある。
【歴代メンバーと現役メンバーの違い】日本代表一覧を見る際の注意点
サッカー日本代表の選手一覧を調べるときに注意したいのが、現役メンバーと歴代メンバーを混同しないことだ。
日本代表は、ワールドカップ、アジアカップ、国際親善試合など、参加する大会や代表活動ごとに招集選手が変わる。
そのため、過去の大会で代表入りした選手が、必ずしも現在のSAMURAI BLUEに所属しているわけではない。
現役メンバーを確認するなら招集発表日を見る
例えば、2026年9月17日に発表された31人と、その後の変更を反映した10月のメンバーでは内容が異なる。
検索結果に表示される古いメンバー一覧には、すでに離脱した選手が含まれている場合もある。
確認する際には、次の3点を意識したい。
1. 発表日を確認する: いつの代表活動に向けた招集なのかを見る。
2. 変更情報を確認する: 追加招集、負傷離脱、不参加の情報を確認する。
3. 大会の違いを確認する: A代表、U-23、U-21、なでしこジャパンなどを区別する。
SAMURAI BLUEと日本代表は同じ意味?
SAMURAI BLUEは、男子サッカー日本代表の愛称として使用されている名称だ。
一方、日本代表という言葉は、文脈によって女子代表や年代別代表を含む広い意味で使われることもある。
例えば、なでしこジャパンは女子A代表であり、U-21日本代表は21歳以下の男子代表チームだ。
今回紹介した28人は、男子A代表のSAMURAI BLUEに関する情報である。
JFAの公式記録では、各年代やカテゴリーを分けて選手情報が掲載されている。歴代メンバーを調べる場合も、大会名や年代を指定すると情報を整理しやすい。
【よくある質問】サッカー日本代表一覧に関するFAQ
Q1:2026年10月現在のサッカー日本代表メンバーは何人ですか?
A1:2026年9月・10月の代表活動について、負傷離脱や追加招集などの変更を反映すると28人です。GK3人、DF5人、MF/FW20人で構成されています。なお、11月の活動に向けたメンバーは別途発表される予定です。
Q2:日本代表の背番号10番は誰ですか?
A2:2026年10月のキリンカップ活動では堂安律選手です。所属クラブはドイツのアイントラハト・フランクフルト。ニュージーランド戦ではキャプテンを務め、後半71分に決勝ゴールを決めました。
Q3:鈴木彩艶は現在どこのクラブに所属していますか?
A3:2026年10月のJFA公表情報では、イングランドのアストン・ビラに所属しています。日本代表ではGKとして招集され、10月5日のニュージーランド戦では先発出場しました。
Q4:久保建英と堂安律はどちらも日本代表ですか?
A4:はい。久保建英はレアル・ソシエダ、堂安律はアイントラハト・フランクフルトに所属し、どちらも2026年10月の代表活動に招集されています。
Q5:森保一監督はいつまで日本代表を指揮しますか?
A5:JFAの正式発表では、2027年のAFCアジアカップサウジアラビア大会終了までです。同年3月からは大岩剛監督がSAMURAI BLUEの監督に就任する予定です。
Q6:日本代表の次の試合はいつですか?
A6:JFAの2026年スケジュールでは、11月14日にブラジル代表、11月17日にパラグアイ代表との試合が予定されています。開催地はいずれもシンガポールです。
まとめ:2026年の日本代表は世代交代とアジアカップ制覇が焦点
2026年10月のサッカー日本代表は、鈴木彩艶、久保建英、堂安律、上田綺世らを中心に、海外組と国内組の選手が融合する28人の構成となっている。
一方で、谷村海那、松木玖生、齋藤俊輔、中野就斗らの初招集は、次の日本代表を見据えた新戦力の発掘という意味を持つ。
今後の注目要点は3つある。
- 選手層の強化: 若手が既存の主力選手と競争し、代表での出場機会を増やせるか。
- アジアカップ2027: 森保監督のもとでタイトルを獲得できるか。
- 新体制への移行: 2027年3月からの大岩監督体制で、2030年ワールドカップに向けた強化がどう進むか。
【プロの結論】
日本代表のメンバーを評価するとき、単純に有名選手の人数や海外組の割合だけを見るのは十分ではない。重要なのは、各ポジションの競争力、選手同士の相性、複数の戦術に対応できる柔軟性、そして次の世代を育てる仕組みが整っているかという点だ。
2026年の森保ジャパンは、ワールドカップ後の継続性を保ちながら、若手の競争を促す段階に入った。2027年のアジアカップと監督交代を経て、日本代表がどのようなチームへ進化するのか。今後の招集メンバーと背番号の変化にも注目したい。