2026年の今井通子さんは、登山家としての過去の実績を語るだけでなく、森林医学や自然環境の保全、健康寿命の延伸に関わる活動を続けています。
特に注目したいのが、2026年に確認できる次の2つの活動です。
2026年4月:兵庫県で森林セラピー講座に登壇
2026年4月10日、兵庫県立森林大学校が主催する「森林セラピー体験講座」に講師として参加しました。
開催場所は兵庫県宍粟市の国見の森公園です。
講座では、森林セラピーについての講演に加え、参加者が実際に森を歩きながら自然の効果を体験するプログラムが用意されました。
今井さんは、登山家・医学博士としてだけでなく、森林セラピーソサエティの理事、兵庫県立森林大学校の特任大使として紹介されています。
2026年5月:秋田県で「人生100年のより良い生き方」を講演
2026年5月11日には、秋田県立大学と秋田魁新報社が関わる生涯学習プログラムの講演会に登壇しました。
講演のテーマは、「人生100年のより良い生き方」です。
大学が公表した開催報告によると、内容は次のようなものでした。
- 世界初の欧州三大北壁登攀に挑んだ経験
- 医師として培ってきた健康に関する知見
- 森林セラピーや森林浴の効果
- 年齢にかかわらず挑戦を続けることの意義
参加者にはシニア世代だけでなく、若い世代も含まれていました。
同大学は今井さんを84歳と紹介し、講演とトークセッションを実施したことを報告しています。
森林医学と環境保全への取り組み
今井さんの現在を理解するうえで欠かせないのが、森林医学という分野です。
森林医学は、森林環境が人間の心身に与える影響を医学的に研究する領域です。
今井さんは2011年に国際自然・森林医学会(INFOM)を設立し、会長に就任しました。また、森林を守りながら地域の健康や観光にも役立てる活動に取り組んでいます。
現在の森林浴ツーリズム協会の公式紹介でも、代表理事として名前が掲載されています。
かつては険しい岩壁に挑み、現在は森の中で人間の健康と自然の関係を伝える。活動の舞台は変わっても、自然と人間の関係を追究する姿勢は一貫しています。
【医師・登山家の経歴】今井通子のプロフィールと人生の転換点

今井通子(いまい・みちこ)
- 生年月日:1942年2月1日
- 年齢:84歳(2026年10月現在)
- 出身:東京都
- 学歴:東京女子医科大学卒業
- 専門:泌尿器科
- 肩書:登山家・医師・医学博士
- 本名:高橋通子
今井さんは1942年2月1日生まれです。2026年10月31日現在、84歳になります。
東京都議会の公式会議録には、生年月日、東京女子医科大学への入学、医師としての経歴、登山実績、医学博士号の取得などが記録されています。
東京女子医科大学で医学と登山に出会う
1960年、東京女子医科大学に入学した今井さんは、大学の山岳部に所属しました。
医学の勉強と並行して本格的な登山活動を始めたことが、その後の人生を大きく変えます。
1966年に大学を卒業し、翌1967年には同大学の泌尿器科助手となりました。
ここで注目すべきなのは、医師としてのキャリアを築きながら、海外の難関ルートにも挑戦していたことです。
登山を単なる趣味にとどめず、医学の仕事と並行して継続したことが、今井さんの特徴です。
医学博士号を取得した研究者としての顔
1982年には医学博士号を取得しました。
長年にわたって泌尿器科医師として勤務し、医療の現場にも貢献しています。
また、1985年には冬季エベレスト北壁登山隊の隊長を務めました。
東京都の公式記録によれば、隊員2人が冬季世界最高到達点の記録を達成しています。
1987年には標高8201メートルのチョー・オユー登山隊長も務めました。
今井通子の経歴と関係者・組織の一覧
今井さんの活動は、医療、登山、家庭、ラジオ、森林医学という複数の分野につながっています。
| 人物・組織 | 今井さんとの関係 | 主な事実 |
|---|---|---|
| 東京女子医科大学 | 母校・勤務先 | 1960年入学、1966年卒業 |
| 高橋和之さん | 夫 | 1971年にグランドジョラス山頂で結婚式 |
| ニッポン放送 | ラジオ出演先 | テレフォン人生相談に1992年から出演 |
| 国際自然・森林医学会 | 設立者 | 2011年設立、会長に就任 |
| 森林セラピーソサエティ | 活動団体 | 理事長を務めた経歴があり、現在の役員紹介では理事 |
| 東京都 | 顕彰主体 | 2023年に名誉都民に選定 |
この関係を整理すると、今井さんの人生は登山だけで完結していません。医療を土台に、自然環境の研究や社会への情報発信へと活動領域を広げてきたことが分かります。
【登山家としての偉業】欧州三大北壁を女性で世界初完登
今井通子さんの名前を登山史に刻んだのが、ヨーロッパアルプスの三大北壁への挑戦です。
欧州三大北壁とは、次の3つの難関ルートを指します。
1. マッターホルン北壁
2. アイガー北壁
3. グランドジョラス北壁
北壁は日照条件や気象条件が厳しく、氷雪や落石などの危険も伴う登攀ルートです。
今井さんは女性パーティーを率いて、これら3つの北壁に挑戦しました。
1967年:マッターホルン北壁に成功
最初の大きな成果は、1967年のマッターホルン北壁です。
今井さんは女性パーティーの遠征隊長として挑み、女性パーティーによる世界初の登攀を成功させました。
この実績は、当時の登山界における女性クライマーの可能性を大きく広げる出来事でした。
1969年:アイガー北壁に成功
続いて1969年、アイガー北壁の登攀に成功します。
アイガー北壁は、アルプスの中でも特に難しいルートとして知られています。
今井さんは日本隊のメンバーとともに挑戦し、日本直登ルートの開拓にも関わりました。
1971年:グランドジョラス北壁を完登
そして1971年、グランドジョラス北壁に登攀成功。
これによって、女性として世界で初めてヨーロッパアルプス三大北壁を完登した人物となりました。
この実績は東京都の公式記録にも明記されています。
三大北壁以外にも続いた海外登山
今井さんの挑戦はヨーロッパアルプスだけではありません。
1979年にはネパール・ヒマラヤのダウラギリ登山隊長を務め、男性16人を率いて三山の縦走登山を成功させました。
1985年にはエベレスト北壁の冬季登山隊を指揮し、1987年にはチョー・オユーに登頂しています。
さらに1989年にはキリマンジャロに登頂し、山頂からのパラグライダー飛行にも成功しました。
重要なのは、三大北壁の完登とエベレスト冬季登山の成果を混同しないことです。 エベレストについては今井さん自身の隊が登頂したという意味ではなく、隊員が冬季世界最高到達点を記録したという実績です。
【結婚・夫婦別居の真相】今井通子の夫は高橋和之
今井通子さんの結婚相手は、高橋和之さんです。
夫は登山用品やアウトドア事業に関わってきた人物で、カモシカスポーツの創業者としても知られています。
2人の結婚には、登山家ならではのエピソードがあります。
結婚式は1971年のグランドジョラス山頂
今井さんと高橋和之さんは、1971年のグランドジョラス北壁登攀に関連して、山頂で結婚式を挙げました。
一般的な結婚式場ではなく、アルプスの山頂が2人の門出の舞台になったのです。
登山を人生の中心に置いてきた今井さんらしいエピソードとして、2024年12月の女性自身のインタビュー記事でも取り上げられました。
夫婦別居といわれる理由は?
検索で多く見られるのが「今井通子 夫婦別居」という疑問です。
この背景については、2024年12月22日掲載の女性自身のインタビューが詳しく伝えています。
高橋さんがアウトドア事業の拠点を長野県穂高町(現在の安曇野市)に移した一方、今井さんは仕事の関係から東京に残りました。
その結果、約30年前から夫婦別宅で暮らす生活が続いていると紹介されています。
今井さん自身も、結婚当初から2人きりで過ごす時間はほとんどなく、お互いの生活を尊重してきたという趣旨の話をしています。
また、生活費を分担することで、自分の仕事や登山に使える時間と経済的な余裕を確保できたとも語っています。
夫婦別居は離婚を意味するのか
ここは誤解しやすいポイントです。
公表されている内容は、夫婦が別々の住居を生活拠点にしているというものです。
離婚したという発表や、夫婦関係が破綻したという事実とは異なります。
むしろ、仕事や活動拠点を優先しながら、お互いの自由を尊重してきた夫婦関係として紹介されています。
加えて、結婚25周年の銀婚式は奥穂高岳の山頂で行われたと女性自身は伝えています。
夫婦で同じ場所に暮らすことだけが、結婚生活の形ではない。今井さん夫妻の歩みは、長年にわたって自立した生活を大切にしてきた夫婦の一例です。
【テレフォン人生相談】今井通子の出演歴と評判
今井通子さんを登山家として知る人がいる一方、ラジオ番組で知ったという人も少なくありません。
出演しているのは、ニッポン放送の長寿番組「テレフォン人生相談」です。
この番組は1965年1月に放送を開始し、結婚、家族、介護、仕事、人間関係など、さまざまな相談を扱ってきました。
1992年から出演を続ける
女性自身の2024年のインタビューによると、今井さんが同番組に出演し始めたのは1992年です。
最初は回答者として参加し、その後パーソナリティーとして相談者と向き合うようになりました。
回答者とパーソナリティーの両方を経験していることが、今井さんの特徴です。
相談内容を聞き出し、専門家の回答につなげ、最後に相談全体を整理するという役割を担ってきました。
2026年10月時点でも、ラジオ番組の出演者一覧には今井さんの名前が掲載されています。
今井通子の評判は?厳しいけれど温かい語り口
今井さんのラジオでの特徴は、率直で歯切れのよい話し方です。
女性自身の記事では、相談者に対して厳しくも前向きな助言をするパーソナリティーとして紹介されています。
一方的に慰めるのではなく、相談者自身が状況を理解し、これからどう行動するかを考えるよう促すスタイルです。
本人はインタビューで、パーソナリティーの役割について次のように説明しています。
相談者が言いたいことを引き出すことですね。
また、焦っている相談者には、まず落ち着いてもらうことが必要だとも語っています。
この姿勢は、医師として患者と接してきた経験とも重なります。
評価が分かれる理由
今井さんの話し方は、率直さを好むリスナーには魅力的に映る一方、相談者に対する厳しい指摘が強く感じられる場合もあります。
ただし、個々のリスナーの反応を示す大規模な評価調査が公表されているわけではありません。
そのため、評判を判断する際には、次の点を見るとよいでしょう。
- 相談者の話を最後まで聞いているか
- 問題の本質を整理しているか
- 具体的な行動につながる助言をしているか
- 厳しい言葉の中にも相談者への配慮があるか
今井さんの特徴は、優しい言葉だけで相談を終わらせず、現実的な視点を示すところにあります。
【今井通子に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:今井通子は2026年現在何歳ですか?
A1:1942年2月1日生まれの84歳です。2026年10月31日時点で84歳になります。
Q2:今井通子の夫は誰ですか?
A2:高橋和之さんです。1971年にグランドジョラス山頂で結婚式を挙げました。夫はアウトドア事業に携わってきた人物です。
Q3:今井通子は夫と離婚したのですか?
A3:離婚したという公表情報はありません。夫の長野県側の事業拠点と今井さんの東京での仕事の関係から、約30年前から夫婦別宅で生活していると2024年の女性自身のインタビューで紹介されています。
Q4:今井通子は欧州三大北壁のすべてに登頂したのですか?
A4:はい。1967年のマッターホルン北壁、1969年のアイガー北壁、1971年のグランドジョラス北壁に登攀成功し、女性として世界初の三大北壁完登を達成しました。
Q5:今井通子は現在もテレフォン人生相談に出演していますか?
A5:2026年10月時点の番組出演者一覧に名前が掲載されています。1992年から出演し、回答者を経てパーソナリティーとして長年活動してきました。
Q6:今井通子は2026年に森林セラピーの活動をしていますか?
A6:はい。2026年4月には兵庫県立森林大学校の森林セラピー体験講座で講師を務め、5月には秋田県立大学の講演会にも登壇しました。
まとめ:今井通子の現在から見える生き方と功績
今井通子さんは、2026年10月現在84歳。女性として世界で初めてヨーロッパアルプス三大北壁を完登した登山家であり、泌尿器科医師、医学博士としても長年活動してきました。
その経歴を振り返ると、次の5つが大きなポイントになります。
- 医師としての実績: 東京女子医科大学を卒業し、泌尿器科医師として長年勤務。
- 登山家としての偉業: 1967年から1971年に欧州三大北壁を女性で世界初完登。
- 結婚生活: 高橋和之さんと1971年に結婚し、現在まで夫婦それぞれの生活拠点を尊重する形を築いてきた。
- ラジオでの活動: 1992年から「テレフォン人生相談」に出演。
- 2026年の活動: 森林セラピーの普及や講演を通じて、自然と健康について発信。
また、2023年には東京都から名誉都民に選定されています。これは登山の偉業だけでなく、医師としての長年の貢献や自然環境の普及啓発活動も評価されたものです。
【プロの結論】今井通子の人生が示す3つの価値
第一に、専門分野を一つに限定しないことです。医学を学びながら登山に挑み、さらに森林医学や環境問題へと活動を広げました。
第二に、自分の生き方を他人の価値観に合わせすぎないことです。夫婦別宅という生活スタイルも、仕事や個人の時間を尊重した結果として理解できます。
第三に、経験を次の世代に伝えることです。84歳になった2026年にも、講演や森林セラピーを通じて、自然と健康について発信しています。
今井通子さんの現在を知るうえで大切なのは、過去の登山記録だけを見ることではありません。山で培った経験を医療、環境、教育、人生相談へとつなげてきた、その長い歩みそのものです。
年齢を重ねても、自分の専門性と経験を社会に還元し続ける。その姿こそ、今井通子さんが現在も多くの人から関心を集める理由と考えられます。
主な参考資料:東京都議会会議録、東京都公式発表、秋田県立大学、兵庫県立森林大学校、森林セラピーソサエティ、ニッポン放送関連番組情報、女性自身(2024年12月22日掲載インタビュー)、カモシカスポーツ公式紹介。