サッカー日本代表の元エース・本田圭佑さんには、かねてからバセドウ病ではないかという噂があります。きっかけとなったのは、2013年ごろに話題になった目元の変化と、2014年に報じられた首元の手術痕でした。加えて、イタリアメディアが甲状腺の問題を報じたことで、病気に関する関心が一段と高まりました。
しかし、2026年11月現在、本田圭佑さん本人がバセドウ病と診断されたことを正式に公表した事実は確認できません。2012年のレーシック手術、2014年の頸部手術報道、本人のコメント、海外メディアの報道は、それぞれ分けて理解する必要があります。実際に何が報じられ、どこまでが確認できる情報なのか、医学的な知識も交えながら整理します。
【結論】本田圭佑のバセドウ病説は事実なのか?本人公表の有無を確認

最初に結論を整理すると、本田圭佑さんがバセドウ病を患っているという情報は、本人による正式な公表で裏付けられたものではありません。
バセドウ病説が広がった背景には、2013年春ごろから指摘されていた目元の変化、2014年6月に報じられた首元の傷、同年10月のイタリアメディアによる甲状腺疾患の報道があります。
これらは実際に報道された出来事ですが、報道されたことと病名が医学的に確定したことは同じではありません。
本田圭佑本人はバセドウ病を公表したのか
2026年11月3日時点で確認できる本人の公開発言や報道資料には、バセドウ病と診断されたことを本人が正式に認めたという情報は見当たりません。
また、甲状腺疾患の具体的な病名、発症時期、治療内容、現在の治療状況についても、本人による詳細な説明は確認できません。
したがって、検索されることの多い「本田圭佑はバセドウ病だった」という表現は、現段階では確定した事実として扱えません。
なぜバセドウ病という具体的な病名が広まったのか
大きな理由は、バセドウ病の代表的な症状として知られる眼球突出と、本田さんの目元について当時指摘された変化が結び付けられたことです。
加えて、首元の傷について手術報道が出たことで、甲状腺に関係する病気ではないかという推測が広がりました。
2014年10月にはイタリアの全国紙コリエレ・デラ・セラが、本田さんの体調不良と甲状腺の問題、手術について言及したと日本のメディアが伝えています。この報道も噂が長く続く要因になりました。
ただし、海外メディアによる報道も本人の診断書や公式な病名発表に代わるものではありません。
【時系列】2012年から2026年までの目元・首元・病気の報道を整理
本田圭佑さんの病気に関する情報は、2012年のレーシック手術から始まり、2013年の目元の変化、2014年の頸部手術報道へとつながっています。
それぞれの出来事を時系列で見ると、どの情報が本人の発言で、どの情報が報道や推測なのかが分かりやすくなります。
| 時期 | 出来事・報道 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2012年6月 | レーシック手術 | 近視矯正手術を受けたと報道。本人も後に手術について語った。 |
| 2013年3月 | 目元の変化が話題に | NHK番組出演時の表情をきっかけにネット上で注目された。 |
| 2013年4月・6月 | レーシック後遺症説・バセドウ病説 | 週刊誌などが複数の可能性を取り上げた。 |
| 2013年10月 | レーシック失敗説を否定 | 本人が執刀医との対談で満足していると説明。術後の視力は左右とも1.5と報じられた。 |
| 2014年6月2日 | 頸部手術報道 | 日刊スポーツが首の付け根付近の傷と手術について報じた。 |
| 2014年6月4日 | 首の手術について本人が回答 | 自分の口から手術したと言ったことはないと説明した。 |
| 2014年10月 | イタリアメディアの甲状腺報道 | 甲状腺の問題と手術について報じられたが、本人による病名公表ではない。 |
| 2026年4月 | FCジュロン加入 | シンガポールのクラブへの加入を発表。 |
| 2026年10月 | 現役続行について発言 | FCジュロンでの活動とサッカーへの思いを語った。 |
この年表で特に重要なのは、2013年の目元の変化と2014年の首元の手術報道が、別々の出来事であるという点です。
それらを後から一つの病気の症状として結び付けると、実際には確認されていない発症時期や診断内容まで事実のように見えてしまいます。
【2013年の目元】眼球突出の噂とレーシック手術失敗説の関係
本田圭佑さんのバセドウ病説が広く知られるようになった大きなきっかけは、2013年3月ごろに注目された目元の変化です。
当時は日本代表の中心選手として活躍していた一方、テレビ出演や試合映像での表情について、以前と印象が違うという指摘がインターネット上で広がりました。
2013年3月25日のNHK番組が注目された
J-CASTニュースの2013年6月14日付記事によると、話題の発端の一つは、2013年3月25日に放送されたNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」特別編でした。
番組に出演した本田さんの目元について、目が見開かれているように見える、左右の目の動きが気になるといった指摘がネット上で見られるようになりました。
その後、週刊文春が2013年4月11日号などでレーシック手術の後遺症の可能性を取り上げ、さらに6月にはバセドウ病の可能性についても報じました。
当時の報道では、目の変化と甲状腺疾患の関係について専門家の見解も紹介されました。ただし、これは本田さん本人の診断を伝えるものではありませんでした。
2012年6月に受けたレーシック手術とは
本田さんが近視矯正のためにレーシック手術を受けたことは、2012年6月20日付の日刊スポーツの記事などで報じられています。
レーシックは角膜にレーザーを照射して屈折力を調整し、近視などを矯正する手術です。視力を改善することを目的としたもので、甲状腺の病気を治療する手術ではありません。
2013年10月4日のJ-CASTニュースは、本人が執刀医と対談し、手術後の状態について説明したことを伝えました。
「僕自身何の後悔もないですから」
報道によると、本田さんは術後1年の時点で左右とも視力1.5を維持しており、レーシックの効果に満足していると話しました。また、術後にはドライアイがあったものの、点眼の頻度は減っていたと説明しています。
この発言は、レーシック失敗説を考えるうえで重要な本人の説明です。
レーシックとバセドウ病は同じ問題ではない
レーシック後に目の印象が変わったという話と、バセドウ病による眼球突出は、医学的に異なる問題です。
レーシックは角膜に対する近視矯正手術です。一方、バセドウ病に関連する目の症状は、免疫反応によって目の周囲の組織に炎症や変化が生じることに関係しています。
したがって、レーシックを受けたという事実だけでバセドウ病との因果関係を説明することはできません。
本田さんの場合も、2013年の目元の変化をレーシックの失敗や甲状腺疾患の証拠とすることはできないのです。
【2014年の首元】手術痕の報道と本田圭佑本人のコメント
目元の変化に続いて大きな注目を集めたのが、2014年6月に報じられた首元の傷です。
当時、本田さんはACミランに所属し、ブラジルワールドカップを控えていました。日本代表の中心選手として注目されていた時期だけに、身体の状態に関する報道は大きな関心を集めました。
日刊スポーツが2014年6月2日に頸部手術を報道
2014年6月2日付の日刊スポーツは、本田さんが首の付け根付近に約10センチの傷を残しており、頸部の手術を受けたと報じました。
同紙の報道では、手術時期は2013年12月にCSKAモスクワを退団してから、2014年1月にACミランへ加入するまでの期間と推測されていました。
また、同記事は本田さんが2014年5月29日にアメリカの合宿地へ到着した際、首の手術歴について質問されたと伝えています。
そのときの本人の回答は、次のようなものでした。
「何もないよ。何でもない」
この回答は、手術の内容や病名を明らかにするものではありませんでした。
2014年6月4日の取材で本人が語ったこと
さらに2014年6月5日付のデイリースポーツは、前日の6月4日にアメリカ・クリアウオーターで行われた取材で、本田さんが首の手術報道についてコメントしたと伝えています。
「一度も自分の口から手術をしたとひと言も言ったことはないし、僕がここにいるということだけで十分じゃないですか」
この発言を読む際に注意したいのは、本人が「手術を受けていない」と明確に否定したわけではないことです。
本田さんが説明したのは、自分自身の口から手術をしたと公表したことはないという点でした。手術の有無や目的、病名については詳しく語りませんでした。
つまり、手術報道をめぐって本人が具体的な説明を控えたことは確認できますが、その理由をバセドウ病と結び付ける根拠はありません。
2014年10月のイタリアメディアによる甲状腺報道
同年10月23日には、イタリアの全国紙コリエレ・デラ・セラが本田さんの体調について取り上げたと日本のメディアが報じました。
その論評では、ACミラン加入当初のコンディション不良に加え、甲状腺の問題を抱え、手術を余儀なくされたという趣旨の内容が紹介されました。
この報道は、首元の手術痕と甲状腺疾患を結び付ける見方が強まる大きなきっかけになりました。
ただし、これはイタリアメディアによる報道です。本人が甲状腺疾患の診断を公表したわけではなく、具体的な診断名や検査結果が公表されたわけでもありません。
また、甲状腺の問題という表現だけでは、バセドウ病なのか、別の甲状腺疾患なのかも判断できません。
【医学的に検証】バセドウ病の眼球突出は外見だけで判断できる?
本田圭佑さんの病気の噂を理解するには、バセドウ病そのものについて知っておく必要があります。
特に重要なのが、甲状腺ホルモンの働きと眼球突出の関係です。
バセドウ病とは甲状腺ホルモンが過剰になる病気
バセドウ病は、自己免疫の異常によって甲状腺ホルモンが過剰に産生・分泌される病気です。
日本甲状腺学会の2024年改定診断ガイドラインでは、TSH受容体に対する刺激型自己抗体であるTRAbが関係する自己免疫性甲状腺機能亢進症と定義されています。
甲状腺は首の前側にある臓器で、全身の代謝を調整する甲状腺ホルモンを作っています。このホルモンが過剰になると、身体のさまざまな機能に影響が出ます。
代表的な症状には次のようなものがあります。
- 動悸や頻脈
- 食事量が変わらなくても体重が減る
- 手指が細かく震える
- 汗をかきやすくなる
- 疲れやすくなる
- 首の甲状腺が腫れる
- 眼球突出などの目の症状
ただし、すべての患者に同じ症状が現れるわけではありません。症状の程度や組み合わせには個人差があります。
バセドウ病の眼球突出とは何か
バセドウ病に関連して現れる目の症状は、一般に甲状腺眼症と呼ばれます。
免疫反応によって目の周囲の組織に炎症が起きたり、眼球の後ろにある脂肪組織や眼球を動かす筋肉に変化が生じたりすることで、目が前に押し出されることがあります。
代表的な症状は次のとおりです。
- 眼球突出:眼球が通常より前方に出て見える。
- 眼瞼後退:まぶたが通常より上がり、目が大きく見開かれた印象になる。
- 眼瞼腫脹:まぶたが腫れる。
- 複視:物が二重に見える。
- 眼球運動の障害:目を動かしにくくなったり、動かすと痛みが出たりする。
日本眼科学会の解説でも、甲状腺眼症では眼球突出やまぶたの変化、複視などが生じることが説明されています。
一方で、甲状腺眼症は甲状腺ホルモンの数値と必ずしも同じ動きをするわけではありません。甲状腺機能が正常または低下していても、目の症状が現れる場合があります。
目元の写真だけでバセドウ病と診断できるのか
結論からいえば、外見だけでバセドウ病と診断することはできません。
目が大きく見える、まぶたが上がっている、左右の目の印象が異なるといった特徴は、必ずしも甲状腺疾患を意味しません。
撮影角度、照明、表情、体調、顔立ちなどによっても見た目は変化します。また、甲状腺眼症と似た症状を示す別の疾患も存在します。
実際の診断では、次のような医学的な検査や評価が行われます。
- FT4・FT3:血液中の甲状腺ホルモンの量を調べる。
- TSH:甲状腺ホルモンの分泌を調整するホルモンを測定する。
- TRAb・TSAb:バセドウ病に関係する自己抗体を調べる。
- 甲状腺シンチグラフィ:必要に応じて甲状腺への放射性物質の取り込みを調べる。
- 眼科検査・MRI:眼球突出や目の周囲の筋肉・組織の状態を評価する。
日本甲状腺学会の診断ガイドラインでも、臨床症状だけでなく、甲状腺ホルモンや自己抗体などの検査所見を組み合わせて診断することが示されています。
したがって、2013年に話題になった本田さんの目元の変化だけを根拠に、バセドウ病だったと結論付けることは医学的に適切ではありません。
【2026年現在】本田圭佑の病気の真相と現役活動の最新情報
では、2026年現在、本田圭佑さんはどのような活動を続けているのでしょうか。
現在の活動状況を確認するうえで注目されるのが、2026年のシンガポールでの現役続行と、ワールドカップ関連の活動です。
2026年4月にFCジュロンへの加入を発表
本田さんは2026年4月10日、シンガポール・プレミアリーグのFCジュロンへの加入を発表しました。
クラブ側は単なる選手契約にとどまらず、クラブの価値向上やシンガポールサッカー界の発展への貢献も目的として説明しています。
2026年10月2日付のFOOTBALL ZONEの報道によると、本田さんは9月18日のホウガン・ユナイテッド戦に途中出場し、約2年ぶりに公式戦のピッチへ復帰。出場時間は8分間でした。
同日のイベントでは、現役を続ける理由についても語っています。
このように、2026年には実際に選手として活動していることが報道されています。
2026年のワールドカップ関連活動にも参加
日本テレビは2026年5月21日、本田さんがFIFAワールドカップ2026の「日本戦スペシャルアンバサダー」に就任したと発表しました。
同局の発表では、日本対チュニジア戦に現地出演する予定も紹介されています。
現役選手としての活動に加え、これまでのワールドカップ経験を生かした情報発信にも携わっていることが分かります。
2026年現在、バセドウ病は治ったのか
この疑問についても、明確な答えは公表されていません。
そもそも、本田さんがバセドウ病と診断されたこと自体が本人から正式に公表されていないため、治療によって完治した、現在は寛解している、あるいは治療を継続しているといった説明も確認できません。
2026年に現役選手として活動していることは公開情報から確認できますが、それだけで特定の病気の有無や治療状況を判断することはできません。
また、過去に甲状腺の問題が報道されたとしても、現在の健康状態まで推測することはできません。
現時点で整理できるのは、本田さんが2026年もサッカー選手として活動している一方、バセドウ病の診断や現在の治療状況については本人から公表されていないということです。
【よくある質問】本田圭佑のバセドウ病に関する疑問(FAQ)
Q1:本田圭佑はバセドウ病を本人が公表したことがありますか?
A1:2026年11月3日時点で、本人がバセドウ病と正式に診断されたと公表した事実は確認できません。2013年の目元の変化や2014年の首元の手術報道、イタリアメディアの甲状腺に関する報道が噂の背景にあります。
Q2:本田圭佑の首元の手術痕はバセドウ病の手術だったのですか?
A2:2014年6月に日刊スポーツが頸部手術を報じ、同年10月にはイタリアメディアが甲状腺の問題と手術について言及しました。ただし、本人から病名や手術目的について正式な説明はなく、バセドウ病の手術だったと確定することはできません。
Q3:本田圭佑の目の変化はレーシック手術の失敗が原因ですか?
A3:そのような因果関係は確認されていません。本田さんは2012年6月にレーシックを受け、2013年10月には執刀医との対談で手術に満足していると説明しました。術後1年の視力は左右とも1.5と報じられています。
Q4:本田圭佑のバセドウ病はいつ発症したといわれていますか?
A4:2013年春ごろの目元の変化や2014年の手術報道から、2013年前後に発症したのではないかという推測があります。しかし、本人が発症時期を公表していないため、具体的な年月は確定していません。
Q5:本田圭佑は2026年現在もサッカーを続けていますか?
A5:はい。2026年4月にシンガポールのFCジュロンへの加入を発表し、同年9月18日の試合にも途中出場したと報じられています。10月2日にも現役続行への思いを語っています。
まとめ:【プロの結論】本田圭佑の病気の噂は事実と推測を分けて理解する
本田圭佑さんのバセドウ病説は、2013年の目元の変化、2014年の首元の手術報道、イタリアメディアによる甲状腺疾患の報道など、複数の出来事が重なって広まったものです。
一方、本人がバセドウ病と正式に公表した事実や、発症時期、治療内容を裏付ける公開情報は確認できません。
今回の情報を整理するうえで、特に押さえておきたい要点は次の3つです。
- 目元の変化:2013年に話題になったが、外見だけでバセドウ病とは判断できない。
- 首元の手術:2014年に報道され、本人も取材に応じたが、病名や手術目的は明らかになっていない。
- 2026年の現在:FCジュロンで現役選手として活動しているが、病気の診断や現在の健康状態は公表されていない。
人物の健康情報を調べるときには、本人の公式発表、報道機関による取材記事、第三者の推測を区別することが大切です。特に病気については、外見や過去の手術報道だけで診断を推測することには限界があります。
本田圭佑さんの場合も、過去の報道から確認できる事実と、現在まで公表されていない医療情報を切り分けることが、病気の真相を理解するための適切な判断基準になります。
2026年も新たな挑戦を続ける本田さん。今後、本人が健康状態について何らかの説明を行うことがあれば、その発言や公式情報に基づいて理解が必要です。
主な検証資料・報道
- 2013年の目元の変化と病気の可能性:J-CASTニュース
- レーシック手術と本人のコメント:J-CASTニュース、日刊スポーツ
- 2014年の頸部手術報道:日刊スポーツ、デイリースポーツ、スポーツナビ
- 甲状腺疾患の医学的診断基準:日本甲状腺学会、国立健康危機管理研究機構
- 甲状腺眼症の症状と検査:日本眼科学会
- 2026年の現役活動:FOOTBALL ZONE、ライブドアニュース、日本テレビ