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ヤーナムステップとは?元ネタ・無敵時間・雛子の話題性を2026年最新解説

葛西 纱英 葛西 纱英 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

「ヤーナムステップ」とは、アクションRPG『Bloodborne(ブラッドボーン)』で、敵をロックオンした状態で回避操作を行うと発動する、素早いステップ回避を指すプレイヤー間の愛称だ。正式な技名ではないものの、独特のモーションと軽快な動きが印象的で、シリーズを代表するアクションのひとつとして知られている。

この言葉が再び広く注目されたきっかけのひとつが、2025年9月25日に発売された『SILENT HILL f(サイレントヒルf)』の主人公・深水雛子だ。女子高生とは思えない身のこなしで怪物の攻撃を回避する姿がBloodborneを連想させ、SNSでは「ヤーナムステップをする雛子」として話題になった。2026年現在も、両作品のアクションを比較する際に使われるゲームコミュニティ発の言葉となっている。

【基礎知識】ヤーナムステップとは?元ネタと正式名称、名前の由来

ヤーナムステップ

ヤーナムステップの元ネタは『Bloodborne』

ヤーナムステップの元ネタは、2015年3月26日に発売されたフロム・ソフトウェア開発のアクションRPG『Bloodborne』だ。

舞台となるのは、病と獣に侵されたゴシック調の都市ヤーナム。プレイヤーは狩人となり、異形の獣や恐ろしい敵と戦いながら、この街に隠された謎を解き明かしていく。

本作の戦闘を特徴づける要素のひとつが、回避モーションの違いである。敵をロックオンしているかどうかによって、同じ回避操作でもキャラクターの動きが変わる。

敵をロックオンした状態では素早いステップが発動し、ロックオンを解除した状態ではローリングになる。このロックオン中の回避モーションが、プレイヤーから「ヤーナムステップ」と呼ばれるようになった。

ヤーナムステップに正式名称はある?

「ヤーナムステップ」はゲーム内に表示される公式技名ではない。プレイヤーコミュニティで定着した通称である。

実際の動作を説明する場合には、英語圏の攻略情報などで使われる「Quickstep(クイックステップ)」という呼び方が適切だ。

ただし、ゲーム内の操作説明やプレイヤー間の会話では「ステップ回避」「クイックステップ」「ヤーナムステップ」など、複数の表現が使われている。

なぜ「ヤーナム」という名前なのか?

名前の由来は、Bloodborneの舞台である都市ヤーナムにある。

独特な回避モーションが作品を象徴するアクションとして認知され、その舞台の名前を冠して呼ばれるようになったというのが自然な理解だ。

つまり、ヤーナムステップは特定の人物やNPCが使う技ではなく、プレイヤー自身が操作する狩人の回避動作を指している。

なお、「ヤーナムステップ」という名称自体に公式設定上の由来があるわけではない。ゲームの世界観とプレイヤーの体験が結び付いて生まれた愛称と捉えるのが正確だ。

【操作・攻略】ヤーナムステップのやり方と無敵時間、ローリングとの違い

ヤーナムステップを実際に使う際に覚えておきたいのが、ロックオンの有無だ。同じ回避ボタンを押しても、敵をロックオンしているかどうかで動作が変わる。

ヤーナムステップの操作方法

PlayStationの標準操作を基準にすると、基本的な操作は次のとおり。

1. 右スティック押し込み(R3)で敵をロックオンする。
2. 左スティックを回避したい方向へ倒す。
3. ○ボタンを押す。
4. 狩人が入力方向へ素早くステップする。

前後左右に方向を変えながら回避できるため、敵の攻撃を避けるだけでなく、攻撃後の隙を突く位置取りにも活用できる。

一方、ロックオンしていない状態で方向入力と回避ボタンを組み合わせるとローリングになる。方向入力なしで回避ボタンだけを押した場合は、短いバックステップが発動する。

注意したいのは、通常の短いバックステップには無敵時間がないこと。単純に回避ボタンを押せばすべての攻撃を避けられるわけではない。

無敵時間は何フレーム?11フレームの仕組み

ヤーナムステップの大きな特徴が、回避モーション中に攻撃を受け付けない無敵時間、いわゆる「i-frame(インビンシブルフレーム)」の存在だ。

Bloodborneのコミュニティによるフレーム解析データでは、通常のクイックステップとローリングの無敵時間は、どちらも11フレームとされている。

本作の30fpsを基準に換算すると、約0.37秒に相当する。敵の攻撃判定が発生するタイミングに合わせて回避すれば、攻撃を受けずにすり抜けられる。

ただし、これはゲームの公式説明書に記載された数値ではなく、解析・検証に基づくフレームデータだ。

また、無敵時間があるからといって、どのタイミングで回避しても安全というわけではない。攻撃の持続時間や範囲、回避の開始タイミングによって結果は変わる。

ステップとローリングは何が違う?

両者の大きな違いは、移動距離やモーションの長さ、そして敵に対する位置取りのしやすさにある。

比較項目 クイックステップ ローリング
発動条件 ロックオン中 ロックオン解除中
動作 素早いステップ 身体を転がす回避
無敵時間 11フレーム 11フレーム
移動距離 比較的短い 比較的長い
動作後の特徴 素早く次の行動に移りやすい 動作の後隙が長め
主な用途 敵の近くで攻撃を避ける 距離を取る、大きく移動する

解析データでは、前方向へのクイックステップは連続回避へ移行できるまでの時間が18フレーム、横・後方向は20フレーム、ローリングは24フレームとされている。

つまり、無敵時間そのものに大きな差があるわけではない。注目すべきなのは、回避後にどれだけ早く次の行動へ移れるかという点だ。

敵に接近したまま戦うBloodborneでは、短い動作で攻撃範囲から抜け出し、すぐに反撃できるステップが非常に使いやすい。

【戦闘システム】ヤーナムステップとブラッドボーンのリゲインシステムの関係

ヤーナムステップを語るうえで欠かせないのが、Bloodborne独自の「リゲイン(Regain)」システムだ。

これは敵から受けたダメージの一部を、短時間以内に攻撃することで取り戻せる仕組みである。

リゲインシステムの基本的な仕組み

敵の攻撃を受けると、HPゲージの減少部分の一部がオレンジ色で表示される。この部分が、攻撃によって回復できるHPの目安だ。

ダメージを受けた直後から約2.5秒程度はリゲインの機会が残り、その間に敵を攻撃すれば失ったHPの一部を取り戻せる。

回復量は武器によって異なり、攻撃を当てる回数や武器の特性によっても変化する。

なぜヤーナムステップと相性がいいのか?

リゲインの要点は、ダメージを受けた後に防御に徹するのではなく、積極的に反撃することだ。

そこで役立つのがクイックステップである。

例えば、敵の攻撃を受けた直後にステップで敵の側面や背後へ移動する。その位置から反撃すれば、敵の次の攻撃を避けながら失ったHPを回収できる可能性が高まる。

回避と攻撃が別々の防御・攻撃行動ではなく、ひとつの連続した戦術として成立しているのだ。

リゲインを活用する際の注意点

もちろん、すべての敵に対して反撃を優先すればよいわけではない。

- 素早い連続攻撃を行う敵には無理に接近しない。
- 範囲攻撃や回転攻撃には注意する。
- リゲイン可能なHPが残っている間でも、危険なら距離を取る。
- 反撃が難しい場合は輸血液で回復する。

敵の攻撃パターンを見極め、回避して反撃するか、いったん離れて回復するかを判断することが重要になる。

ヤーナムステップの真価は、単に攻撃を無効化することではない。攻撃を受けた後でも戦闘の主導権を取り戻せる点にある。

【作品・技術比較】Bloodborne・SILENT HILL f・エルデンリングの関係性

ヤーナムステップという言葉が面白いのは、Bloodborneだけで完結する話ではないことだ。

『SILENT HILL f』の深水雛子や、『ELDEN RING』の猟犬のステップなど、似た印象を与えるアクションが別作品にも存在する。

主要作品と回避アクションの関係一覧

作品・人物 回避・関連アクション 特徴・関係性
Bloodborne・狩人 クイックステップ ヤーナムステップの元ネタ。ロックオン中の方向入力で発動
SILENT HILL f・深水雛子 ステップ回避・見切り回避 素早い回避動作がBloodborneを連想させた
ELDEN RING クイックステップ 戦灰によって使用できる回避系戦技
ELDEN RING 猟犬のステップ 高速移動と無敵時間を備えた戦技

この4つは、見た目や使用感に共通点があるものの、ゲームシステムとしては別物だ。

エルデンリングの猟犬のステップとの違い

『ELDEN RING』には、ヤーナムステップを連想させる回避系戦技が存在する。

代表的なのが「クイックステップ」と「猟犬のステップ」だ。

クイックステップは、素早く方向を変えながら回避できる戦技。敵の周囲を移動し、攻撃をかわしながら位置を調整する用途に向いている。

一方、猟犬のステップは、キャラクターが一時的に姿を消すような高速移動を行う。通常のクイックステップより移動距離が長く、無敵時間も長い。

解析情報では、猟犬のステップの無敵時間はPvEで通常16フレーム、連続使用時には14フレームとされている。Bloodborneの通常のクイックステップの11フレームと比べても長い。

ただし、エルデンリングではアップデートによる調整があり、対人戦では無敵時間が異なる。単純にフレーム数だけで優劣を決めることはできない。

【SNSで話題】サイレントヒルfの深水雛子がヤーナムステップと呼ばれる理由

ヤーナムステップという言葉が再び注目されるきっかけになったのが、『SILENT HILL f』の主人公・深水雛子だ。

本作はKONAMIから2025年9月25日に発売されたサイコロジカルホラー作品。1960年代の日本を舞台に、戎ヶ丘という町で暮らす高校生・深水雛子が、霧に覆われた町で怪異と対峙する物語である。

雛子の回避モーションがBloodborneに似ている

雛子が話題になった理由のひとつは、ホラーゲームの主人公としては非常に積極的な戦闘スタイルにある。

怪物の攻撃を素早いステップで回避し、鉄パイプなどの近接武器を使って反撃する。その動きが、Bloodborneの狩人を連想させた。

特に、敵の攻撃を紙一重でかわす動作や、回避後にすぐ攻撃へ移る姿が、ヤーナムステップを知るプレイヤーの目に留まった。

もちろん、両作品のモーションが完全に同一というわけではない。あくまで動きの印象や戦闘スタイルの共通点から生まれた比較表現だ。

雛子さんという呼び方が定着した背景

雛子は単に回避が上手なだけではない。怪物に立ち向かう際の堂々とした振る舞いや、印象的な台詞も人気を押し上げた。

ゲーム序盤で登場する「帰りな……今日はもう閉店だよ」という台詞は、その代表例として知られている。

普通の女子高生という設定と、怪物を前にしても動じない戦闘時の姿とのギャップが強烈だった。そのため、プレイヤーの間では敬意を込めて「雛子さん」と呼ぶミームが広がった。

2026年1月29日公開、2月1日更新の電撃オンラインの記事でも、この呼び方やミームの元ネタが紹介されている。

開発者も予想していなかったミーム化

興味深いのは、こうした盛り上がりについて開発側も言及していることだ。

2025年11月27日に掲載された電撃オンラインの開発者インタビューでは、KONAMIの岡本基プロデューサーが、雛子たちがミーム化したことは想定以上だったと振り返っている。

また、竜騎士07氏は、SNSを通じてキャラクターのビジュアルを知り、作品に興味を持って実際にゲームを始める新しいユーザーの流入についても語っている。

つまり、雛子の話題性は単なる回避モーションの類似だけでは説明できない。キャラクターの個性、台詞、作品の世界観、そしてSNSで共有しやすい映像表現が重なった結果だ。

サイレントヒルfはBloodborneを参考にしたのか?

ここは誤解しやすいポイントだ。

雛子の動きがヤーナムステップに似ているからといって、開発側がBloodborneのモーションを直接流用した、あるいは公式にオマージュを認めたという意味ではない。

PlayStation.Blogの2025年8月1日公開インタビューでは、岡本プロデューサーとAl Yangディレクターが、本作の戦闘設計について説明している。

敵の攻撃をぎりぎりで回避すると「見切り回避」が発動し、持久力を瞬時に回復できる。加えて、特定の攻撃の隙を突く「見切り反撃」も用意されている。

開発側の説明では、これらは雛子が敵に追い詰められた際の緊張感やアドレナリンを表現するためのシステムだ。

したがって、Bloodborneとの関係は、現段階ではプレイヤーが感じたゲーム体験上の類似として整理するのが適切である。

【2026年最新評価】ヤーナムステップが今も語られる理由と楽しみ方

2026年11月現在、ヤーナムステップという言葉は、単なるBloodborneの操作説明を超え、ゲーム作品同士の共通点を語る際にも使われている。

2026年における話題性と評価

注目すべきなのは、Bloodborneのアクションと雛子のミームが、それぞれ独立した作品の魅力を再発見するきっかけになっている点だ。

2025年11月には開発者自身が雛子のミーム化について振り返り、2026年1月から2月にかけても電撃オンラインが関連する話題を取り上げている。

この経緯から、発売時の一時的なネタにとどまらず、作品を知らなかった人にもキャラクターやゲームを紹介する話題として機能したことが分かる。

ヤーナムステップを楽しむならどちらの作品がおすすめ?

目的によっておすすめは変わる。

- 操作技術を磨きたい人: Bloodborne。敵の攻撃を読み、ステップと反撃を組み合わせる戦闘を楽しめる。
- キャラクターの個性やホラー演出を楽しみたい人: SILENT HILL f。雛子の人物像や見切りシステムに注目したい。
- 多彩な回避戦技を使いたい人: ELDEN RING。クイックステップや猟犬のステップなど、装備やビルドに合わせた戦い方を選べる。

特にBloodborneを初めて遊ぶ人は、回避後にすぐ反撃する戦闘リズムを意識すると、本作ならではの面白さを感じやすい。

ヤーナムステップについてよくある誤解

検索時に混乱しやすいポイントを整理しておこう。

よくある認識 実際の内容
ヤーナムステップは公式技名 プレイヤー間の愛称
ステップはローリングより無敵時間が長い 通常の解析値では同じ11フレーム
回避ボタンを押せば必ずステップになる ロックオンの有無で動作が変わる
回避すればHPが回復する HP回復にはリゲイン可能時間内の攻撃が必要
雛子の技はBloodborneと同一 似た印象の別作品の戦闘アクション

特に重要なのは、ヤーナムステップとリゲインを混同しないこと。前者は回避動作、後者は被ダメージ後に攻撃してHPを取り戻すシステムである。

【よくある質問】ヤーナムステップに関するFAQ

Q1:ヤーナムステップの正式名称は何ですか?

ゲーム内の公式技名として「ヤーナムステップ」が存在するわけではない。一般的にはクイックステップ(Quickstep)と呼ばれる、ロックオン中のステップ回避を指す。

Q2:ヤーナムステップの無敵時間は何秒ですか?

通常のフレーム解析では11フレーム。Bloodborneの30fpsを基準にすると約0.37秒となる。ローリングも基本的に同じ無敵時間を持つ。

Q3:ヤーナムステップはどうすれば出せますか?

敵をロックオンし、左スティックを任意の方向へ倒しながら○ボタンを押す。ロックオンしていない場合はローリングになる。

Q4:ヤーナムステップとリゲインは同じものですか?

違う。ヤーナムステップは回避動作、リゲインは敵から受けたダメージの一部を攻撃によって取り戻すシステムだ。両方を組み合わせることで、回避から反撃までをスムーズにつなげられる。

Q5:サイレントヒルfの雛子はヤーナムステップを使っていますか?

正式な意味では使っていない。雛子のステップ回避がBloodborneのクイックステップを連想させるため、ファンの間で「ヤーナムステップ」と呼ばれている。

Q6:エルデンリングの猟犬のステップと同じですか?

同じではない。猟犬のステップはELDEN RINGに登場する独立した戦技で、高速移動と無敵時間を備えている。Bloodborneのクイックステップとは操作体系や性能が異なる。

まとめ:ヤーナムステップの本質は回避から反撃への流れにある

ヤーナムステップとは、『Bloodborne』のロックオン中に使用できるクイックステップ回避につけられた、プレイヤー発祥の愛称だ。

通常のフレーム解析では11フレームの無敵時間を持ち、ローリングと比較しても短い動作で次の行動につなげやすい点が特徴となっている。

加えて、リゲインシステムと組み合わせることで、敵の攻撃をかわして反撃し、失ったHPを取り戻すというBloodborneならではの戦闘スタイルが完成する。

一方、『SILENT HILL f』の深水雛子が見せた力強い回避アクションは、作品を越えてこの言葉を広めるきっかけになった。開発者もミーム化を予想以上の反響として振り返っており、キャラクターの個性がSNSを通じて新しいゲームファンを呼び込んだ事例でもある。

2026年にヤーナムステップという言葉を見かけたら、単なる回避モーションの名前としてだけでなく、Bloodborneの戦闘設計と、作品を越えて広がったゲームコミュニティの文化を象徴する言葉として理解すると、その面白さがより深く伝わるはずだ。

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トレンドリサーチャー 葛西 纱英
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