HEATHはX JAPANのベーシストとして知られていますが、ソロアーティストとしても独自の音楽活動を続けていました。
1995年からソロ活動を開始
HEATHがソロ活動を始めたのは1995年です。
1996年にはシングル「迷宮のラヴァーズ」を発表。この楽曲は人気テレビアニメ『
X JAPANの重厚なロックサウンドとは異なる表現を見せた作品であり、HEATH個人の音楽性を知るうえでも重要な楽曲です。
1998年にはファーストソロアルバム『GANG AGE CUBIST』を発表しました。
「迷宮のラヴァーズ」
1996年・ソロシングル
『名探偵コナン』のエンディングテーマに起用された代表的なソロ作品。
『GANG AGE CUBIST』
1998年・ソロアルバム
X JAPAN解散後のHEATHの音楽活動を象徴する作品。
Dope HEADz・RATS・Lynxでも活動
1997年のX JAPAN解散後、HEATHはソロ活動だけに専念したわけではありません。
複数のミュージシャンと新しいバンドやユニットを結成し、表現の幅を広げていきました。
代表的な活動は次のとおりです。
- Dope HEADz: X JAPANの元メンバーHIDEの音楽活動にも関わったI.N.A.らと結成したバンド。
- RATS: HEATHが参加したバンド活動の一つ。
- Lynx: その後の音楽活動で関わったバンド。
HEATH公式サイトによると、ソロ作品は1995年のデビュー作から2006年のアルバム『Desert Rain』まで続いています。
2024年10月23日には、ソロ名義の音源や映像を収録した4CD+1Blu-rayのボックスセット『all of heath』も発売されました。
同時期に発売された書籍『All about HEATH』には、写真、使用機材、過去のインタビュー、関係者の証言などが収録されています。
【死因は大腸がん】HEATHの死去はいつ?発見から2023年10月29日までの経緯

HEATHが亡くなったのは、2023年10月29日です。
死因は大腸がんで、享年55歳でした。
この訃報は、X JAPANおよびHEATHの公式サイトから2023年11月11日に発表されています。
大腸がんが発見されたのは2023年6月
公式発表で明らかになった経緯は次のとおりです。
1. 2023年6月: 病院での検査によって大腸がんが発見される。
2. 2023年6月以降: 闘病生活を送る。
3. 2023年10月: 容体が急変する。
4. 2023年10月29日: 入院先の病院で死去。
5. 2023年11月11日: X JAPANとHEATHの公式サイトが訃報を発表。
公式発表では、次のように説明されています。
6月に病院での検査で大腸がんが発見され、闘病生活を送っておりましたが、10月に入り容体が急変し、入院先の病院で息を引き取りました。
これは2023年11月11日付のX JAPANの公式発表に記された内容です。
なぜ訃報の発表が11月11日になったのか
亡くなった日と公式発表の日に約2週間の差があることも、検索される理由の一つです。
公式発表によれば、当初は遺族の意向に沿って葬儀後に公表する予定でした。
しかし、一部メディアで報道されたため、予定を前倒しして11月11日に発表することになりました。
葬儀は近親者のみの家族葬として執り行われ、日程は非公表。一般の弔問、香典、供花も辞退する方針が伝えられました。
つまり、発表が遅れた背景には、遺族の意向とプライバシーへの配慮がありました。
死去の真相について公表されていること
HEATHの死去について、公式に明らかにされているのは、大腸がんの発見時期、闘病、10月の容体急変、10月29日の死去という経緯です。
一方、がんの詳しい病期、具体的な治療内容、発症時期や症状の詳細については、公式発表に記載されていません。
また、死去直前まで音楽活動への意欲を持っていたことと、病状の医学的な進行度は別の問題です。
最後のステージで演奏していたからといって、病気が軽かったと判断することはできません。
2023年11月11日の発表でメンバーは全員HEATHと直接お別れをしたことも伝えられています。
【最後のステージは2023年8月20日】YOSHIKIとの共演とメンバーの追悼コメント
HEATHの最後のステージとして重要なのが、2023年8月20日に開催されたYOSHIKIのディナーショーです。
会場は東京のグランドハイアット東京。
HEATHは特別ゲストとして出演し、YOSHIKIとともにX JAPANの代表曲「Rusty Nail」を演奏しました。
2023年8月20日の共演が最後に
YOSHIKIの公式サイトによると、同日のディナーショー最終公演にHEATHがゲスト出演することは、8月18日に告知されていました。
公演終了後の公式報告でも、HEATHが出演して「Rusty Nail」を演奏したことが記録されています。
訃報発表後、YOSHIKIはHEATHの公式サイトに追悼コメントを掲載しました。
その中で、2023年8月20日のディナーショーについて、次のように振り返っています。
まさかその日が、HEATHと一緒に立つ最後のステージになるとは思ってもいませんでした。
YOSHIKIにとって、この共演は後から振り返ると最後のステージとなりました。
なお、SUGIZOの追悼コメントには、HEATHと最後に一緒に立ったステージについて「1年前」とする記述もあります。これはメンバーそれぞれが共演したステージを振り返ったものです。したがって、2023年8月20日はYOSHIKIとの最後の共演として整理するのが正確です。
YOSHIKIが明かしたHEATHへの思い
YOSHIKIは追悼コメントの中で、HEATHが1992年にHIDEの紹介でX JAPANに加入したことや、加入当初の大きなプレッシャーについても触れています。
また、バンド再結成後にアメリカ、ヨーロッパ、南米、アジアなどを一緒に回った思い出を振り返りました。
特に印象的なのは、HEATHの人柄と音楽家としての姿勢に対する評価です。
YOSHIKIは彼を、バンドのメンバーとしてだけでなく、人としても最高のベーシストだったと称賛しています。
加えて、HEATHが生前に希望していたこととして、次の2点を遺族から聞いたと明かしました。
- しんみりせず、明るく楽しく見送ってほしい。
- メモリアルコンサートをYOSHIKIに開催してほしい。
YOSHIKIは、この願いを実現するために親族と話し合う意向を示しました。
Toshl・PATA・SUGIZOの追悼コメント
ほかのメンバーも、HEATHの訃報に際してそれぞれの思いを公表しました。
HEATHへの感謝を伝え、「HEATH 心から ありがとう」と短い言葉に思いを込めました。
「残念すぎるよ。まだ一緒に演りたかったな」と、共演を続けたかった気持ちを表しました。
HEATHを「ストイックで、鉄壁で、孤高のベーシスト」と評し、長年の友情と尊敬を伝えました。
これらのコメントからも、HEATHがメンバーにとって単なる仕事上の仲間ではなく、長い時間を共有した音楽仲間だったことがうかがえます。
【お別れの会・献花式】約1万人がHEATHに最後の別れ
2023年11月28日、東京・Spotify O-EASTで「HEATH お別れ会-献花式」が開催されました。
近親者のみの家族葬とは別に、ファンがHEATHに別れを告げる機会として設けられたものです。
一般献花には約1万人が参列
YOSHIKI PR事務局の2023年11月29日付発表によると、一般献花には約1万人が参列しました。
献花台にはHEATHが愛用していたベースが飾られ、ファンは赤いバラを手向けて別れを告げました。
夜にはYOSHIKI、PATA、SUGIZOをはじめ、約100人のバンド仲間が参列しています。
YOSHIKIが「ENDLESS RAIN」を演奏
献花式で大きな注目を集めたのが、YOSHIKIによるピアノ演奏です。
祭壇の前に設置されたピアノで、X JAPANの代表曲「ENDLESS RAIN」をHEATHに捧げました。
YOSHIKIはHEATHの音楽人生を振り返り、最後までロックミュージシャンとして生きた姿を称えました。
最後までロックミュージシャンとして生き通して、なんてかっこいいやつだったんだろうって思います。
この言葉は、献花式でYOSHIKIが語ったものとして公式の開催報告に掲載されています。
また、HEATHが希望していたメモリアルコンサートについても、今後開催する意向が示されました。
2026年現在も続くHEATHの音楽的な追悼活動
HEATHの死去後も、公式サイトでは作品の再紹介や追悼企画が続いています。
特に2024年10月23日に発売された『All about HEATH』と『all of heath』は、彼の音楽人生を改めて振り返る重要な資料です。
加えて、2026年9月10日付のHEATH公式サイトでは、誕生日に合わせたライブイベント「heath THE BIRTHDAY」の開催が告知されました。
heath THE BIRTHDAY
2027年1月22日
開催予定日・HEATHの誕生日
- 会場:高田馬場club phase
- 開場:17時45分
- 開演:18時30分
- 内容:親交の深いミュージシャンによるソロ曲・関連バンド楽曲の演奏
- 一般発売予定:2026年11月5日
HEATH公式サイトの2026年9月10日掲載情報。開催予定であり、開催済みの実績ではありません。
こうした活動は、HEATHの音楽が過去の記録として保存されるだけでなく、彼と関わったミュージシャンによって演奏され続けていることを示しています。
【HEATHに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:HEATHの本名は何ですか?
A1:本名は森江博(もりえ・ひろし)です。1968年1月22日生まれで、兵庫県尼崎市出身のミュージシャンでした。
Q2:HEATHはいつ亡くなりましたか?
A2:2023年10月29日です。大腸がんのため55歳で亡くなりました。公式発表は同年11月11日でした。
Q3:HEATHがX JAPANに加入したのは何年ですか?
A3:1992年です。8月24日にニューヨークのロックフェラーセンターで正式加入が発表されました。
Q4:HEATHはTAIJIの後任だったのですか?
A4:はい。1992年1月にTAIJIが脱退した後、HEATHがベーシストとして加入しました。ただし、HEATH独自の演奏スタイルと功績があり、単なる代役ではありません。
Q5:HEATHの最後のステージはいつですか?
A5:YOSHIKIの追悼コメントでは、2023年8月20日のディナーショーがYOSHIKIと一緒に立った最後のステージとして語られています。「Rusty Nail」を共演しました。
Q6:HEATHのソロ活動で有名な曲は何ですか?
A6:代表的な楽曲は「迷宮のラヴァーズ」です。1996年に発表され、テレビアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマに起用されました。
Q7:2026年現在、HEATHの公式サイトは残っていますか?
A7:はい。公式サイトは運営されており、過去の活動情報や追悼企画、関連イベントなどが掲載されています。2026年9月には2027年1月の誕生日ライブも告知されています。
まとめ:HEATHがX JAPANに残した功績と2026年以降の追悼活動
HEATHは、1992年にTAIJIの後任としてX JAPANへ加入し、1997年の解散、2007年の再結成を経て、長年にわたりバンドを支えたベーシストです。
ソロ活動では「迷宮のラヴァーズ」や『GANG AGE CUBIST』などを発表し、Dope HEADz、RATS、Lynxといった活動でも独自の音楽性を追求しました。
2023年10月29日に大腸がんのため55歳で亡くなりましたが、最後の共演となったYOSHIKIのディナーショーや、約1万人が参列した献花式は、彼が音楽仲間やファンにどれほど大切にされていたかを伝えています。
2026年現在も、公式サイトでは作品の再紹介や記念イベントの企画が続いています。
HEATHを知るために押さえておきたいのは、X JAPANの歴史を支えたベーシストという側面だけではありません。 ソロアーティストとしての表現、仲間との音楽的なつながり、そして最後まで音楽に向き合った姿勢も、彼の重要な足跡です。
2027年1月22日に予定されている「heath THE BIRTHDAY」も、そうした音楽的遺産を次の世代へ伝える機会になりそうです。HEATHの残した楽曲と演奏は、これからも多くの人に聴き継がれていくはずです。