「宮の湯」を検索すると、東京都文京区根津の元銭湯カフェ、千葉県船橋市宮本の昔ながらの銭湯、千葉県木更津市富士見のサウナ付き銭湯など、複数の施設が見つかります。しかし、これらは同じ施設ではありません。特に、1951年に開業して2008年に銭湯として廃業した東京の宮の湯と、現在も営業情報が掲載されている千葉県の宮の湯は、混同しやすい存在です。
2026年11月2日時点の公式施設情報、自治体の銭湯案内、千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合の掲載情報、飲食店の店舗情報や口コミを照合しました。営業時間・定休日・料金・アクセス・サウナ設備まで整理し、行きたい場所を間違えずに選べるよう、それぞれの特徴を解説します。
【まず結論】宮の湯は東京・船橋・木更津の3施設を区別する必要がある

最初に押さえたいのは、宮の湯という名称だけでは目的の施設を特定できないことです。今回確認できる主な施設は、東京都文京区根津、千葉県船橋市宮本、千葉県木更津市富士見の3か所です。
東京の施設は、かつて地域住民に親しまれた銭湯の建物を活用したカフェです。一方、船橋と木更津の施設は、実際に入浴できる公衆浴場です。つまり、同じ「宮の湯」という名前でも、現在提供しているサービスはまったく異なります。
東京・根津のMATCHA&ESPRESSO MIYANO-YU
東京都文京区根津2丁目19-8のSENTOビル1階にあるのが、MATCHA&ESPRESSO MIYANO-YUです。
最大の特徴は、かつて銭湯だった建物の歴史や内装を生かしていること。銭湯時代のタイルや設備の面影を残しながら、コーヒーや抹茶を楽しめるカフェに生まれ変わっています。
ここで注意したいのは、現在は入浴施設ではないという点です。名前や建物に銭湯の雰囲気が残っていても、一般客が浴槽に入れる銭湯として営業しているわけではありません。
船橋市宮本の宮の湯
千葉県船橋市宮本6-10-20にある宮の湯は、昔ながらの銭湯です。
船橋市の公式「ふなばし銭湯ガイド」に掲載されており、営業時間は15時30分から23時まで。薬草湯、気泡風呂、超音波風呂などを楽しめます。
京成大神宮下駅から徒歩約10分という立地で、地域に根付いた日常的な入浴施設として利用されています。
木更津市富士見の宮の湯
千葉県木更津市富士見1-13-17にある宮の湯も、現在営業情報が掲載されている銭湯です。
こちらはJR木更津駅から徒歩約4分。草津温泉の湯、サウナ、水風呂を備えており、サウナを楽しみたい人にも候補となる施設です。駐車場も15台分あります。
船橋の宮の湯とは所在地も電話番号も異なるため、訪問時には住所を確認してください。
【2026年最新比較】宮の湯の場所・営業時間・定休日・アクセス
3施設の違いを、実際に訪問する際に必要な情報で比較します。
| 比較項目 | 東京・根津 | 千葉・船橋 | 千葉・木更津 |
|---|---|---|---|
| 施設名 | MATCHA&ESPRESSO MIYANO-YU | 宮の湯 | 宮の湯 |
| 所在地 | 文京区根津2-19-8 SENTOビル1C | 船橋市宮本6-10-20 | 木更津市富士見1-13-17 |
| 施設の種類 | 元銭湯のカフェ | 一般公衆浴場 | 一般公衆浴場 |
| 営業時間 | 9:30~18:30 | 15:30~23:00 | 14:00~22:00 |
| 定休日 | 不定休 | 毎月5日・15日 | 毎週水曜日・第2木曜日 |
| 最寄り駅 | 東京メトロ根津駅 | 京成大神宮下駅 | JR木更津駅 |
| 駅からの距離 | 徒歩約2分 | 徒歩約10分 | 徒歩約4分 |
| 主な特徴 | 抹茶、エスプレッソ、銭湯の内装 | 薬草湯、気泡風呂、超音波風呂、サウナ | 草津温泉の湯、サウナ、水風呂 |
| 入浴できるか | 不可 | 可能 | 可能 |
※営業時間は2026年時点で確認できる掲載情報です。東京のカフェは店舗側が公式情報としてInstagramでの最新確認を案内しており、不定休です。船橋の定休日は日曜・祝日に当たる場合、翌日が休業日となります。
東京・根津へのアクセス
住所は東京都文京区根津2-19-8 SENTOビル1Cです。東京メトロ千代田線の根津駅1番出口から徒歩約2分と、公共交通機関で訪れやすい場所にあります。
電話番号は03-6882-9205です。根津神社や谷中・千駄木エリアを散策する際に立ち寄りやすく、観光の休憩場所としても利用できます。
船橋市宮本へのアクセス
住所は千葉県船橋市宮本6-10-20、電話番号は047-422-8937です。
最寄り駅は京成線の大神宮下駅で、船橋市の案内では徒歩約10分。銭湯の営業時間は15時30分から23時までです。
毎月5日と15日が定休日で、日曜日や祝日に重なった場合は翌日が休みになります。訪問日を決める際には、この定休日の扱いにも注意してください。
木更津市富士見へのアクセス
住所は千葉県木更津市富士見1-13-17、電話番号は0438-22-2871です。
JR木更津駅から徒歩約4分という駅近の立地が魅力です。さらに15台分の駐車場が案内されているため、車で訪れる場合にも利用しやすい施設です。
営業時間は14時から22時まで。毎週水曜日と第2木曜日が休業日となっています。
これらの千葉県内2施設の営業情報は、千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合の「ちば銭湯インフォメーション」にも掲載されています。船橋については船橋市公式サイトでも同様の営業情報が確認できます。
【料金・設備を比較】入浴料550円の銭湯と元銭湯カフェの費用
宮の湯を訪れる際に気になるのが、実際に必要となる費用です。ここでは、銭湯2施設と東京のカフェを分けて考えます。
千葉県の宮の湯は2026年1月30日から入浴料金が改定
千葉県は2026年1月9日、一般公衆浴場の入浴料金統制額の改定を発表しました。物価や燃料費の高騰による経営環境の悪化を背景としたもので、同年1月30日から新料金が適用されています。
改定後の料金は次のとおりです。
- 大人(12歳以上):550円
- 中人(6歳以上12歳未満):200円
- 小人(6歳未満):100円
船橋市の公式銭湯ガイドと千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合の料金案内でも、この金額が確認できます。
なお、これは一般公衆浴場の基本入浴料金です。サウナの追加料金、貸しタオル、石けんなどの販売品は別料金になる場合があります。特にサウナ料金は施設ごとの確認が必要です。
船橋市宮本の宮の湯は薬湯と複数の浴槽が魅力
船橋市の公式情報では、宮の湯の浴場設備として薬草湯、気泡風呂、超音波風呂が紹介されています。
千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合の施設案内には、サウナとコインランドリーも掲載されています。
複数の浴槽を使い分けられることが特徴で、一般的な浴槽だけでなく、気泡や超音波による入浴を楽しみたい人にも向いています。
また、サウナイキタイなどの利用者投稿には、薬湯や熱めの湯を楽しんだ記録もあります。昔ながらの銭湯らしさを残した施設を好む人には、魅力的な選択肢です。
木更津市富士見の宮の湯はサウナ・草津温泉の湯・水風呂
木更津の宮の湯は、サウナを目的に訪れる人にも注目したい施設です。
千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合の公式施設案内では、次の設備が紹介されています。
- サウナ
- 草津温泉の湯
- 水風呂
サウナ利用者による記録が集まるサウナイキタイにも、2026年5月の訪問投稿が掲載されています。投稿ではサウナや水風呂、外気浴などの利用体験が取り上げられており、継続的に訪問する利用者がいることが分かります。
駅から徒歩約4分で、15台分の駐車場もあるため、電車でも車でもアクセスしやすい点が強みです。
東京・根津のカフェは入浴料ではなく飲食代が必要
一方、MATCHA&ESPRESSO MIYANO-YUは飲食店なので、銭湯の入浴料金はありません。
食べログに掲載されている予算の目安は1,000~1,999円です。コーヒーやエスプレッソ、抹茶ラテなどの注文内容によって費用が変わります。
店舗公式サイトによると、コーヒー豆はスペシャルティコーヒーを使用し、自家焙煎で提供。抹茶には静岡県産の有機栽培品種「おくみどり」を使用しています。
単に元銭湯の建物を利用したカフェというだけでなく、抹茶とエスプレッソという2つの飲料を専門的に扱っている点も特徴です。
【歴史と関係性】宮の湯は1951年開業・2008年廃業からどう変わった?
3施設を混同しないためには、東京・根津の宮の湯の歴史を知っておくことも大切です。
1951年に根津で銭湯として開業
東京・根津の宮の湯は1951年に開業しました。
終戦から6年後という時代に生まれた銭湯で、地域の人々が日常的に入浴するだけでなく、近隣住民同士が交流する場所としても親しまれてきました。
銭湯は単なる入浴施設ではありません。家庭に十分な入浴設備が普及する以前から、地域の生活を支える公共性の高い場所でした。宮の湯も、そうした銭湯文化を背景に持つ施設です。
2008年に銭湯として57年間の歴史に幕
しかし、根津の宮の湯は2008年に老朽化を理由として銭湯営業を終了しました。
1951年から2008年まで、約57年間にわたって続いた銭湯の歴史がここで一区切りを迎えます。
この2008年という年が、検索時に誤解を生みやすいポイントです。2008年に廃業したのは東京・根津にあった旧宮の湯であり、船橋市宮本や木更津市富士見の宮の湯の閉業年ではありません。
2021年にMIYANO-YUとしてカフェが開業
銭湯としての営業終了後、建物は新たな活用方法を模索することになります。そして2021年、旧宮の湯の名前を受け継ぐカフェMIYANO-YUがオープンしました。
現在のMATCHA&ESPRESSO MIYANO-YUは、銭湯時代の記憶を残しながら、新しい地域交流の場所を目指す施設です。
公式サイトでは、世代や地域、国内外の人々をつなぐ文化発信の場を目指す考え方も紹介されています。
さらに2024年7月には、根津神社参道に姉妹店のHANARE COFFEE STUDIOがオープンしています。
この経緯を見ると、宮の湯の名前は単純に廃業した銭湯の名称として残ったのではなく、地域の文化や交流を引き継ぐブランドとして再利用されていることが分かります。
【口コミ・評判を検証】宮の湯の利用者は何を評価している?
口コミを見る際には、銭湯とカフェを別々に評価する必要があります。設備や料金だけでなく、利用者がどのような目的で訪れているのかによって、評価の基準も変わるためです。
根津のMIYANO-YUは銭湯の面影と抹茶・コーヒーが好評
食べログでは、2026年11月時点で3.48点、口コミ投稿者193人という掲載状況です。
口コミで目立つのは、一般的なカフェとは違う店内空間への評価です。かつての銭湯を思わせるタイル、番台や下駄箱のような意匠、畳の座席などが印象に残ったという感想が見られます。
また、抹茶ラテやエスプレッソなどの飲み物についても評価されています。特に、建物の歴史と飲食体験を一緒に楽しめる点が、この店舗ならではの魅力です。
一方、口コミには、通路や天井が低い場所があること、飲み物の価格が高めに感じられることを指摘する声もあります。
つまり、一般的な広々としたカフェや低価格の喫茶店を期待すると、好みが分かれる可能性があります。空間そのものを楽しみたい人には、満足度の高い候補です。
船橋の宮の湯は昔ながらの銭湯らしさが評価される
船橋市宮本の宮の湯については、Yahoo!マップなどに口コミが掲載されています。
利用者の感想には、昔ながらの銭湯の雰囲気を評価するものや、比較的落ち着いて入浴できたという内容があります。
サウナ関連の利用記録でも、薬湯や熱めの浴槽などに触れた投稿が見られます。
こうした評価から、最新設備を備えた大型スパというよりも、地域に根付いた銭湯ならではの雰囲気を楽しみたい人に適した施設と考えられます。
木更津の宮の湯はサウナ目的の利用者にも支持される
木更津の宮の湯では、サウナイキタイに複数の利用記録が集まっています。
2026年の投稿には、サウナと水風呂、外気浴を組み合わせた利用体験や、昔ながらの雰囲気を楽しんだ感想が見られます。
草津温泉の湯という特徴もあり、一般的な銭湯に加えてサウナを楽しみたい人に向いています。
ただし、サウナの温度や混雑状況、休憩スペースの使いやすさなどは、男女の浴室や訪問時間によって感じ方が変わります。過去の利用者の感想を、その日の設備状況と同一視しないことも大切です。
【失敗しない選び方】目的別におすすめの宮の湯を整理
ここまでの情報を踏まえると、どの宮の湯を選ぶべきかは、訪問目的によって明確に分かれます。
実際に入浴したいなら船橋か木更津
銭湯として入浴したい人は、船橋市宮本または木更津市富士見の宮の湯を選びましょう。
船橋は薬草湯や気泡風呂、超音波風呂などを楽しみたい人に向いています。昔ながらの銭湯の雰囲気を味わいたい場合にも候補になります。
木更津は草津温泉の湯やサウナ、水風呂が特徴です。サウナを含めて入浴を楽しみたい人や、駅近の銭湯を探している人に向いています。
銭湯の歴史や建築を楽しみたいなら東京・根津
東京のMATCHA&ESPRESSO MIYANO-YUは、入浴ではなく、銭湯の面影が残る空間で飲み物を楽しみたい人におすすめです。
根津神社や谷根千エリアを散策する途中に立ち寄り、コーヒーや抹茶を味わう使い方ができます。
特に、古い建物の再生やリノベーション、銭湯文化に関心がある人には興味深い場所です。
訪問前に確認しておきたい4つのポイント
- 住所:根津・船橋・木更津のどの施設なのかを確認する。
- 営業日:毎月の定休日や不定休、臨時休業を確認する。
- 料金:銭湯の入浴料金とサウナ追加料金、カフェの飲食代を区別する。
- 設備:サウナや水風呂を利用したい場合は、目的の施設に設備があるか確認する。
特に東京のMIYANO-YUを銭湯だと思って訪問するケースには注意が必要です。現在の業態はカフェなので、入浴目的での訪問には適していません。
宮の湯に関するよくある質問(FAQ)
Q1:宮の湯は2026年現在も営業していますか?
A1:施設によって異なります。船橋市宮本と木更津市富士見の宮の湯は、千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合の施設案内に営業情報が掲載されています。東京・根津の旧宮の湯は2008年に銭湯として廃業し、2021年からカフェとして営業しています。
Q2:宮の湯でサウナに入れるのはどこですか?
A2:船橋市宮本と木更津市富士見の宮の湯には、サウナの設備情報が掲載されています。東京・根津のMATCHA&ESPRESSO MIYANO-YUはカフェのため、サウナや入浴設備はありません。
Q3:宮の湯の入浴料金はいくらですか?
A3:千葉県の一般公衆浴場の統制料金は、2026年1月30日から大人550円、中人200円、小人100円です。サウナやタオルなどの追加費用は別途確認してください。東京・根津のカフェには銭湯の入浴料金はありません。
Q4:1951年開業、2008年廃業という宮の湯はどこですか?
A4:東京都文京区根津にあった旧宮の湯です。1951年に銭湯として開業し、2008年に老朽化を理由に廃業しました。その建物の歴史を引き継ぐ形で、2021年にMIYANO-YUというカフェがオープンしています。
Q5:木更津市の宮の湯には駐車場がありますか?
A5:千葉県公衆浴場業生活衛生同業組合の施設案内によると、木更津市富士見の宮の湯には15台分の駐車場があります。JR木更津駅からも徒歩約4分です。
まとめ:宮の湯は所在地と施設の種類を確認して選ぼう
2026年現在、「宮の湯」という名称で検索される施設には、東京・根津の元銭湯カフェ、船橋市宮本の銭湯、木更津市富士見の銭湯があります。
特に重要なのは、1951年開業・2008年廃業という歴史が、東京・根津の旧宮の湯に関する情報だという点です。2021年には同じ歴史を引き継ぐカフェが開業し、現在はMATCHA&ESPRESSO MIYANO-YUとして営業しています。
一方、船橋と木更津の宮の湯は、実際に入浴できる別施設です。船橋は薬草湯や気泡風呂、木更津は草津温泉の湯やサウナ、水風呂といった特徴があります。
2026年の千葉県内の一般公衆浴場料金は大人550円。営業時間や定休日、サウナの利用条件を確認しておけば、訪問後の行き違いも防ぎやすくなります。
宮の湯を探すときは、名前だけで判断せず、まず住所と施設の種類を確認すること。それが、目的に合った宮の湯を見つける最も確実な方法です。