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【日米通算成績】前田健太はプロ通算171勝を記録

有馬 莉子 有馬 莉子 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
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NPBとMLBの記録を合算すると、前田健太の日米通算勝利数は171勝となる。内訳はNPB103勝、MLB68勝だ。敗戦は合計127敗で、両リーグを合わせた奪三振は2,362個に達する。

特に注目したいのは、2026年の楽天復帰によってNPB通算成績が更新された点だ。2025年11月の楽天との契約合意が発表された際、報道では日米通算165勝と紹介されていた。その後、2026年シーズンに6勝を積み上げ、通算171勝となった。

NPBでの103勝には、広島時代の97勝だけでなく、楽天復帰後の6勝も含まれている。したがって、広島時代の成績と現在のNPB通算成績を混同しないことが大切だ。

MLB公式記録では、メジャー通算226試合、68勝56敗、防御率4.20、986回2/3、1,055奪三振となっている。NPBの通算記録と合わせると、日米で積み上げた投球回は2,582回2/3に及ぶ。

【年度別成績一覧】広島・ドジャース・ツインズ・タイガース・楽天での記録

前田健太通算成績

前田のキャリアを理解するには、所属球団と年度別の数字を時系列で見るのが分かりやすい。2008年の広島でのプロ初登板から、2016年のドジャース移籍、2020年のツインズでの好成績、そして2026年の楽天復帰までを整理した。

以下はNPBとMLBの公式個人成績を基準にした年度別の投手成績だ。投球回の「.1」は1/3回、「.2」は2/3回を表す。

年度 所属球団・リーグ 勝敗 防御率 投球回 奪三振 2008広島(NPB)9勝2敗3.20109.255 2009広島(NPB)8勝14敗3.36193.0147 2010広島(NPB)15勝8敗2.21215.2174 2011広島(NPB)10勝12敗2.46216.0192 2012広島(NPB)14勝7敗1.53206.1171 2013広島(NPB)15勝7敗2.10175.2158 2014広島(NPB)11勝9敗2.60187.0161 2015広島(NPB)15勝8敗2.09206.1175 2016ドジャース(MLB)16勝11敗3.48175.2179 2017ドジャース(MLB)13勝6敗4.22134.1140 2018ドジャース(MLB)8勝10敗3.81125.1153 2019ドジャース(MLB)10勝8敗4.04153.2169 2020ツインズ(MLB)6勝1敗2.7066.280 2021ツインズ(MLB)6勝5敗4.66106.1113 2022MLB登板なし———— 2023ツインズ(MLB)6勝8敗4.23104.1117 2024タイガース(MLB)3勝7敗6.09112.196 2025タイガース(MLB)0勝0敗7.888.08 2026楽天(NPB)6勝4敗2.1986.174 NPB通算 広島・楽天 103勝71敗 2.38 1,596.0 1,307 MLB通算 ドジャース・ツインズ・タイガース 68勝56敗 4.20 986.2 1,055 日米通算 NPB・MLB合算 171勝127敗 単純合算なし 2,582回2/3 2,362

出典:日本野球機構(NPB.jp)、MLB.comの個人年度別成績。2022年は右肘のトミー・ジョン手術からのリハビリ期間。投球回は野球の慣例表記。日米通算の防御率は公式のリーグ別通算値ではないため掲載していない。

この表から分かるのは、前田が日本時代には年間200投球回前後をこなす先発投手として活躍し、MLB移籍後も複数シーズンで2桁勝利を記録していたことだ。2020年にはMLBでも防御率2点台を記録し、2026年には再びNPBで防御率2点台前半を残した。

【広島時代からMLBへ】前田健太のキャリアを変えた転換点

広島東洋カープ時代:2008~2015年

前田は2006年の高校生ドラフト1巡目で広島東洋カープに入団した。プロ初登板は2008年。若くして先発ローテーションに定着し、2010年には15勝8敗、防御率2.21、215回2/3、174奪三振という優れた数字を残した。

この年は最多勝、最優秀防御率などのタイトルを獲得し、沢村栄治賞にも選出された。広島のエースとしての地位を確立したシーズンだった。

2012年には防御率1.53を記録。2013年も防御率2.10、15勝7敗と安定した投球を続けた。特に2012年の防御率1.53は、NPB時代の自己ベストとなる数字だ。

2015年も15勝8敗、防御率2.09、206回1/3、175奪三振と好成績を残し、2度目の沢村賞を受賞した。広島時代の8シーズンでは97勝67敗、防御率2.39を記録。2010年代前半のセ・リーグを代表する先発投手の一人だった。

ロサンゼルス・ドジャース時代:2016~2019年

2015年オフ、前田はポスティングシステムを利用してMLB挑戦を決断した。2016年1月にロサンゼルス・ドジャースと契約し、同年からメジャーリーグでプレーした。

MLB1年目は32試合に登板して16勝11敗、防御率3.48、175回2/3、179奪三振。日本での実績を新しい環境でも発揮し、先発投手として存在感を示した。

2017年には13勝を挙げ、2018年は先発とリリーフを兼任。2019年も10勝を記録するなど、起用法の変化に対応した。先発だけでなく、ポストシーズンを含めた救援登板も経験したことは、その後のキャリアにつながる特徴だった。

ミネソタ・ツインズ時代:2020~2023年

2020年2月、ドジャースからミネソタ・ツインズへ移籍した。新天地で迎えた2020年は、前田のMLBキャリアを代表するシーズンとなった。

11試合に登板して6勝1敗、防御率2.70、66回2/3、80奪三振。WHIPは0.75で、MLB全体でも優れた数字を残した。アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票ではシェーン・ビーバーに次ぐ2位となり、オールMLBセカンドチームにも選ばれた。

2021年は6勝5敗、防御率4.66。シーズン後半に右肘の状態が悪化し、9月1日にトミー・ジョン手術を受けた。2022年はリハビリに専念し、MLB公式プロフィールでも同年は右肘の手術からの回復期間として記録されている。

2023年に実戦復帰すると、21試合に登板して6勝8敗、防御率4.23を記録。長期離脱を経て、メジャーのマウンドに戻った。

デトロイト・タイガース時代:2024~2025年

2023年11月にはデトロイト・タイガースと2年契約を結んだ。2024年は29試合に登板して3勝7敗、防御率6.09。翌2025年もタイガースで7試合に登板したが、8イニングで防御率7.88、勝敗はつかなかった。

その後、2025年5月にタイガースのロースターを外れ、シカゴ・カブス傘下のマイナー契約を経て、8月にはニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。MLBの公式発表によると、2025年はヤンキース傘下3Aスクラントンでもプレーしている。

こうした移籍とマイナーでの調整を経て、同年11月26日に東北楽天ゴールデンイーグルスとの契約合意が発表された。

【NPB・MLB成績比較】勝敗・防御率・奪三振から見る実力

前田の日本とアメリカでの成績を比較すると、最も目立つ違いは防御率だ。NPBでは2.38、MLBでは4.20となっている。

ただし、この数字だけで日本時代の方が優れていたと判断するのは早計だ。NPBとMLBでは対戦する打者の構成、球場環境、試合運営、打撃の傾向などが異なる。リーグの違いを踏まえた評価が必要になる。

勝敗の比較

NPBでは103勝71敗、勝率.592。MLBでは68勝56敗、勝率.548となっている。どちらのリーグでも勝ち越しており、日米を通じて先発投手として一定の勝利を積み重ねた。

広島時代は年間15勝を3度記録し、MLBでも2016年に16勝、2017年に13勝を挙げた。異なる野球環境で複数回の2桁勝利を達成した点は、前田の実績を評価するうえで欠かせない。

防御率の比較

NPB通算防御率2.38は、非常に安定した数字だ。特に2012年の1.53、2013年の2.10、2015年の2.09は、広島のエースとしての実力を裏付ける。

MLBでは通算4.20だが、2020年には2.70を記録している。サイ・ヤング賞投票2位という評価もあり、メジャーでもトップクラスのシーズンを経験した。

投球回と奪三振の比較

NPBでは1,596投球回、1,307奪三振。MLBでは986回2/3、1,055奪三振を記録している。

MLBではNPBより投球回が少ない一方、奪三振率は高い。NPB通算の奪三振率は9イニングあたり7.37、MLBでは同9.62となる。MLBでの投球は、打者から三振を奪う能力が数字に表れている。

ただし、奪三振率は投球回数に対する割合であり、奪三振の総数とは別の指標だ。総数ではNPBの1,307個がMLBの1,055個を上回る一方、1イニング当たりの奪三振能力ではMLB時代の数字が高い。

このように、勝敗、防御率、投球回、奪三振を分けて比較すると、単純な勝利数や防御率だけでは見えない前田の特徴が分かる。

【2026年最新成績】楽天復帰後の前田健太は6勝4敗、防御率2.19

2026年シーズン終了時

2026年、前田は東北楽天ゴールデンイーグルスの一員として日本球界に戻ってきた。広島を離れてMLBに挑戦してから、約10年ぶりのNPB復帰となる。

楽天は2025年11月26日に契約合意を発表し、12月16日に入団会見を開催した。前田は会見で、日本で再びプレーすることへの期待を次のように語っている。

「10年ぶりに日本でプレーすることをすごく楽しみにしています。」

出典:東北楽天ゴールデンイーグルス・2025年12月16日入団会見

復帰初年度の2026年は15試合に登板し、6勝4敗、防御率2.19。投球回86回1/3、奪三振74、WHIP1.04という成績を残した。

2026年の注目指標




勝敗

6勝4敗






防御率

2.19






投球回

86.1






奪三振

74






WHIP

1.04






奪三振率 K/9

7.71




特に注目できるのは、WHIP1.04と与四球率1.98という数字だ。WHIPは1イニング当たりの被安打と与四球の合計を示す指標で、走者をどれだけ抑えたかを確認できる。1.04は安定した内容を示す数字だ。

月別の成績を見ると、開幕直後の3月は防御率4.50、4月は6.14と苦しんだ。一方、8月は防御率1.42、9月は1.20まで改善している。シーズン後半に安定感を増したことが、年間防御率2.19につながった。

10月5日のソフトバンク戦では6回を投げ、10奪三振、1失点で勝利。シーズン最後の登板でも力強い投球を見せた。38歳で迎えた復帰シーズンに、防御率2点台前半を記録したことは、今後のキャリアを考えるうえでも注目すべき結果だ。

【記録を正しく読むポイント】前田健太の成績で間違えやすい3つの点

前田の通算成績を調べる際には、集計するリーグや年度によって数字が異なるため、いくつか注意したいポイントがある。

1.広島時代の97勝とNPB通算103勝は別の数字

広島時代の成績は97勝67敗、防御率2.39。2026年の楽天で6勝4敗を加えた数字が、NPB通算103勝71敗、防御率2.38だ。

2025年以前の資料では、広島時代の成績を中心に紹介しているものもある。2026年の楽天復帰後の記録を含めるかどうかで、通算勝利数が変わる点に注意したい。

2.MLB通算成績にはマイナーリーグの数字は含まれない

MLB通算68勝56敗、防御率4.20は、メジャーリーグのレギュラーシーズン公式記録だ。2025年にカブス傘下やヤンキース傘下3Aでプレーした際の成績は、この数字には含まれていない。

マイナーリーグでの成績を含めて前田のアメリカでの全投球を調べたい場合は、MLBとMiLBの記録を分けて確認する必要がある。

3.日米通算防御率は勝敗のように単純加算できない

日米通算の勝利数や奪三振数は、それぞれのリーグの数字を足して算出できる。しかし、防御率は自責点と投球回から計算するため、リーグ別の公式防御率をそのまま足したり、平均したりすることはできない。

前田の成績を比較する際には、NPB防御率2.38とMLB防御率4.20をそれぞれ独立した記録として扱うのが適切だ。

また、投球回の表示にも注意が必要だ。例えば「86.1」は86.1イニングという小数ではなく、86回1/3を意味する。投球回を足し合わせるときは、1/3回と2/3回を正しく換算する必要がある。

【前田健太通算成績】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:前田健太の日米通算勝利数は何勝ですか?
A1:2026年シーズン終了時点で171勝です。NPBが103勝、MLBが68勝で、日米通算の敗戦数は127敗です。

Q2:前田健太のNPB通算成績は何勝何敗ですか?
A2:103勝71敗、防御率2.38です。通算1,596投球回、1,307奪三振を記録しています。広島時代の97勝67敗に、2026年の楽天での6勝4敗が加わっています。

Q3:前田健太のMLB通算成績は何勝何敗ですか?
A3:68勝56敗、防御率4.20です。メジャー通算226試合に登板し、986回2/3を投げて1,055奪三振を記録しました。

Q4:前田健太の2026年の成績はどうでしたか?
A4:楽天で15試合に登板し、6勝4敗、防御率2.19、86回1/3、74奪三振でした。WHIPは1.04です。

Q5:前田健太がMLBで最も活躍したシーズンはいつですか?
A5:代表的なシーズンは2020年です。ツインズで6勝1敗、防御率2.70を記録し、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入りました。オールMLBセカンドチームにも選ばれています。

Q6:前田健太はなぜ2022年に登板していないのですか?
A6:2021年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたためです。2022年はリハビリに専念し、2023年にMLBのマウンドへ復帰しました。

Q7:前田健太は2026年現在どこの球団に所属していますか?
A7:東北楽天ゴールデンイーグルスです。2025年11月に契約合意が発表され、2026年シーズンからNPBでプレーしています。

まとめ:前田健太の171勝は日米で積み重ねた実績の証し

前田健太の通算成績は、2026年シーズン終了時点で日米通算171勝127敗。NPBでは103勝71敗、防御率2.38、MLBでは68勝56敗、防御率4.20を記録している。

広島時代には2度の沢村賞を受賞し、ドジャースでは先発と救援の両方を経験。ツインズ時代の2020年にはサイ・ヤング賞投票2位という評価を得た。右肘の手術による長期離脱や、タイガース時代の苦しい時期を経て、2026年には楽天でNPB復帰を果たした。

今回の成績で特に評価したいのは、2026年の防御率2.19という数字だけではない。38歳で日本に戻り、シーズン後半に防御率を改善させ、NPB通算103勝まで記録を伸ばしたことにも意味がある。

今後、前田のキャリアを振り返る際には、日米通算の勝利数だけでなく、投球回、奪三振率、WHIP、年度別の防御率にも注目したい。日本で築いた実績とMLBでの挑戦、そして楽天での復帰シーズンまでを合わせて見ることで、前田健太という投手のキャリアの全体像がより明確になる。

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トレンドリサーチャー 有馬 莉子
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映画・ドラマ担当として5年以上の取材経験。cinema領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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