「かきくけこ」は、ひらがなの五十音表で「あ行」の次に並ぶ「か行」の5文字です。それぞれ「か・き・く・け・こ」と読み、カタカナでは「カ・キ・ク・ケ・コ」、ローマ字では「ka・ki・ku・ke・ko」と表記します。日本語の文字を覚えるうえで、最初に身につけたい基本的な文字の一つです。
2026年11月現在、ひらがなの学習では、文字の形や読み方だけでなく、正しい書き順、音の仕組み、実際の言葉での使い方を組み合わせて覚えることがポイントです。また、2025年12月にはローマ字の表記ルールが約70年ぶりに改定され、2026年度から学校教育にも変更が反映されています。こうした最新の動きも踏まえ、かきくけこの基本から練習方法まで詳しく解説します。
【基本を解説】かきくけこは五十音表のどこにある?

か行の文字一覧と五十音の順番
ひらがなの五十音表は、日本語の基本的な文字を母音と子音の組み合わせによって整理したものです。
「あ・い・う・え・お」のあ行に続いて、か行の「か・き・く・け・こ」が並びます。
か行は、子音の「k」と5種類の母音を組み合わせた音のグループです。
- か:k+a
- き:k+i
- く:k+u
- け:k+e
- こ:k+o
五十音表では、左から右へ「あ・い・う・え・お」の順番で並べるため、か行は次のようになります。
ひらがな五十音表の一部
{#each ["あ","い","う","え","お"] as c}{c}
{/each}
{#each ["か","き","く","け","こ"] as c}{c}
{/each}
{#each ["さ","し","す","せ","そ"] as c}{c}
{/each}
なお、現在の基本的なひらがなは46文字です。五十音表という名称ですが、すべての行・段に文字が入っているわけではありません。
かきくけこを使った身近な言葉
文字を単独で覚えるだけでなく、具体的な言葉と結び付けると、読み方を理解しやすくなります。
| 文字 | 言葉の例 |
|---|---|
| か | かさ、かに、かばん |
| き | きつね、きりん、きのこ |
| く | くつ、くま、くるま |
| け | けむり、けいと、けが |
| こ | こま、ことり、こおり |
特に子どものひらがな学習では、絵と文字を一緒に見せる方法がおすすめです。
例えば、傘の絵を見せながら「かさ」と発音し、最初の文字が「か」であることを確認します。文字と音、意味がつながるため、単純な暗記よりも実生活で使いやすい知識になります。
【一覧表】かきくけこの読み方・発音・カタカナ・ローマ字
かきくけこを正しく覚えるには、ひらがなだけでなく、カタカナやローマ字との対応も確認しておくと便利です。
5文字の対応関係を比較
ひらがな・カタカナ・ローマ字・画数の対応一覧
この5文字は、ヘボン式・訓令式のどちらでも同じローマ字表記になります。
ひらがなの正しい発音
かきくけこは、共通する「k」の音に「あ・い・う・え・お」の母音を組み合わせて発音します。
発音するときは、舌の奥を上あごの奥に一度つけ、息を止めてから離すようにします。
それぞれの音を確認してみましょう。
- か(ka): 口を自然に開き、「か」と短く発音する。
- き(ki): 口を横に軽く広げ、「き」と発音する。
- く(ku): 唇を強く丸めすぎず、「く」と発音する。
- け(ke): 口を軽く開き、「け」と発音する。
- こ(ko): 唇を自然に保ち、「こ」と発音する。
英語のアルファベットの読み方とは異なり、日本語では母音を一つずつ明確に発音することが基本です。
カタカナのカキクケコとの違い
ひらがなとカタカナは、基本的に同じ音を表します。
- ひらがな:かきくけこ
- カタカナ:カキクケコ
違いは主に文字の形と文章での使い方です。
ひらがなは一般的な日本語の文章や助詞、和語などに幅広く使われます。一方、カタカナは外国由来の言葉、外国人名、擬音語、商品名などの表記によく使われます。
例えば、「かめ」と「カメ」は同じ読み方ですが、文章の目的や表現によって使い分けられます。
【書き順を完全解説】かきくけこの正しい書き方と練習ポイント
ひらがなをきれいに書くためには、画数だけでなく、文字全体のバランスや線の方向を意識することが大切です。
文部科学省の小学校学習指導要領解説でも、姿勢や筆記具の持ち方、点画の書き方、文字の形、筆順に注意して丁寧に書くことが示されています。
かきくけこの書き順と画数
か:3画
文字の左側の形を整え、右側の短い線との間隔に注意します。全体が窮屈にならないように書きます。
き:4画
上の横線と下の横線の間隔をそろえます。下部の線の向きと位置も意識しましょう。
く:1画
一筆で書く文字です。角度が鋭くなりすぎないよう、自然な曲がり方を意識します。
け:3画
左側の縦線と右側の線の長さに注意します。文字の中心が偏らないように整えます。
こ:2画
上下2本の線の位置関係を意識します。線の間隔を取り、横長になりすぎないようにします。
書き順は、番号や矢印が付いた見本を見ながら一画ずつ確認するのが確実です。
きれいに書くための3つのポイント
1.文字の中心を意識する
マス目の中央に文字を配置するイメージで書きます。左右どちらかに寄りすぎないようにしましょう。
2.止め・はね・払いを確認する
線の終わり方を意識すると、文字の形が整いやすくなります。
3.最初から速く書かない
最初はゆっくりと正しい書き順を確認し、慣れてから少しずつ速度を上げます。
大切なのは、何度も書くことだけではありません。見本と自分の文字を比べ、どこが違うのかを確認する習慣です。
【濁音との違い】かきくけことがぎぐげごの関係を理解する
かきくけこを覚えたら、次に確認したいのが「がぎぐげご」です。
これは、か行の文字に濁点(゛)を付けた濁音です。
か行とが行の対応
{#each ["か","き","く","け","こ"] as c}{c}
{/each}
{#each ["が","ぎ","ぐ","げ","ご"] as c}{c}
{/each}
清音と濁音は何が違う?
大きな違いは、声帯の振動を伴うかどうかです。
- か行:声帯の振動を伴わない「k」の音
- が行:声帯の振動を伴う「g」の音
例えば、「か」と「が」は、口の中で音を作る場所が近い一方、声の出し方が異なります。
ローマ字では次のように対応します。
| 清音 | 濁音 |
|---|---|
| か(ka) | が(ga) |
| き(ki) | ぎ(gi) |
| く(ku) | ぐ(gu) |
| け(ke) | げ(ge) |
| こ(ko) | ご(go) |
濁音を覚えるときの練習方法
清音と濁音を交互に発音すると、違いが分かりやすくなります。
例えば「か・が」「き・ぎ」「く・ぐ」と順番に声に出します。
また、「かさ」と「がっこう」のような身近な言葉を使い、音だけでなく文字の違いも確認しましょう。
注意したいのは、濁点を忘れないことです。「か」と「が」は見た目が似ていても、別の文字として扱われます。
【2026年最新】子どものひらがな学習と覚え方・練習プリントの活用法
かきくけこを効率よく覚えるには、読む練習と書く練習を分けてから、最後に組み合わせる方法がおすすめです。
2026年の学習環境では、紙の練習プリントに加えて、動画や音声、デジタル教材を使う選択肢もあります。
ただし、教材の種類を増やすこと自体が目的ではありません。文字の形と音を結び付け、実際に読めて書ける状態を目指すことが大切です。
ひらがなを覚える4つのステップ
ステップ1:文字を見て覚える
まずは「かきくけこ」の5文字を見て、それぞれの形を区別します。五十音表を使い、あ行からか行へと順番に確認しましょう。
ステップ2:声に出して読む
「か・き・く・け・こ」とゆっくり発音します。文字を見ながら音を聞く練習も取り入れます。
ステップ3:指でなぞって書き順を覚える
鉛筆を使う前に、指で文字をなぞります。画数や線の方向を確認してから、鉛筆で練習します。
ステップ4:言葉の中で使う
「かさ」「きつね」「くま」「けむり」「こま」などを書いたり読んだりします。単独の文字から実際の言葉へと練習を広げます。
ひらがな練習プリントはどう使う?
ひらがな練習プリントは、文字の形と書き順を定着させたいときに役立ちます。
おすすめは、次の3種類です。
- なぞり書きプリント: 点線に沿って書き、文字の形を覚える。
- 書き順プリント: 番号や矢印を見ながら、正しい順序を確認する。
- 読み書きプリント: 絵と文字を結び付け、自分で言葉を書いてみる。
最初から何十回も同じ文字を書かせる必要はありません。集中力や年齢に合わせ、短い時間で区切る方法が取り組みやすいでしょう。
2026年のローマ字学習で知っておきたい変更点
2026年の日本語学習で見逃せないのが、ローマ字表記のルール変更です。
文化庁の文化審議会は2025年8月20日に改定案を答申し、同年12月22日には新しい「ローマ字のつづり方」が内閣告示第4号として公示されました。
1954年以来、約70年ぶりの改定で、従来の訓令式を基本とする仕組みから、社会で広く使われているヘボン式を基礎とする方式に変更されています。
ただし、ここで押さえたいポイントがあります。
かきくけこのローマ字表記は、新旧の方式で変わりません。
| ひらがな | 従来の訓令式 | 新しい方式 |
|---|---|---|
| か | ka | ka |
| き | ki | ki |
| く | ku | ku |
| け | ke | ke |
| こ | ko | ko |
そのため、かきくけこを学ぶ場合は、これまでどおり「ka・ki・ku・ke・ko」と覚えて問題ありません。
文部科学省は2026年5月にも改定に伴う情報を案内し、小学校学習指導要領解説の一部更新やQ&Aの公開について周知しています。教育出版などの教科書会社も2026年度以降の指導資料を更新しています。
ひらがなの読み書きそのものが変更されたわけではありません。ローマ字の学習と、ひらがなの基礎学習は分けて理解すると混乱しにくくなります。
子どもの学習で意識したいこと
文部科学省の学習指導要領解説では、小学校低学年における平仮名・片仮名の読み書きに加え、発音や文字の形、書写の基礎を学ぶことが示されています。
家庭で練習する際には、次のような進め方が実践的です。
- 文字を覚える前に、身近な言葉を使って興味を持たせる。
- 一度に5文字すべてを完璧に覚えようとしない。
- 読める文字と書ける文字を分けて確認する。
- 正しく書けた部分を具体的に褒める。
- 忘れた文字は、時間を置いてもう一度復習する。
特に大切なのは、読めることと書けることを同じ能力として扱わないことです。
文字を見れば読めるけれど、自分では書けないという段階も自然な学習過程です。それぞれの進み具合に合わせて練習しましょう。
【プロの結論】かきくけこを確実に覚えるための判断基準
かきくけこを覚える際に、最も重視したいのは、文字・音・書き方の3つを別々に理解したうえで結び付けることです。
単純に五十音表を暗唱できても、実際の文章で文字を見分けられなければ、読み書きの力が身に付いたとはいえません。
学習の到達度は、次の基準で確認できます。
| 確認項目 | できている状態 |
|---|---|
| 読み方 | 5文字を見て正しく読める |
| 発音 | それぞれの音を区別できる |
| 書き順 | 画数と順序を理解している |
| 文字の形 | 5文字を見分けて書ける |
| ローマ字 | ka・ki・ku・ke・koと対応できる |
| 濁音 | が行との違いを説明できる |
幼児や初めて日本語を学ぶ人には、絵カードや音声教材が向いています。文字の形を整える練習をしたい小学生には、書き順プリントやマス目付きの練習帳が役立ちます。
反対に、すでに文字を読める人が同じ文字を大量になぞるだけでは、学習内容が単調になりがちです。その場合は、単語や短い文章を読む練習に進むとよいでしょう。
【FAQ】かきくけこに関するよくある質問
Q1:かきくけこは全部で何文字ありますか?
A1:全部で5文字です。「か・き・く・け・こ」の順番に並び、ひらがなの五十音表ではか行に分類されます。
Q2:かきくけこのローマ字表記は何ですか?
A2:ka・ki・ku・ke・koです。2025年12月に改定されたローマ字表記のルールでも、この5文字のつづりは変わっていません。
Q3:かきくけこの画数はそれぞれ何画ですか?
A3:「か」は3画、「き」は4画、「く」は1画、「け」は3画、「こ」は2画です。書き順の見本を確認しながら練習しましょう。
Q4:かきくけことカキクケコは何が違いますか?
A4:ひらがなとカタカナの違いです。基本的な読み方は同じですが、文字の形や文章の中での使い方が異なります。
Q5:かきくけこの次に覚える文字は何ですか?
A5:五十音表の順番では「さ・し・す・せ・そ」のさ行です。か行を読めるようになったら、同じように母音との組み合わせを意識して覚えるとスムーズです。
Q6:かきくけこを効率よく覚える方法はありますか?
A6:五十音表を見る、声に出して読む、指でなぞる、鉛筆で書く、身近な言葉で使うという順番がおすすめです。短時間の復習を繰り返すと定着を確認しやすくなります。
まとめ:かきくけこは読み方・書き順・発音をセットで覚えよう
「かきくけこ」は、ひらがなの五十音表におけるか行の5文字です。
読み方は「か・き・く・け・こ」、カタカナ表記は「カ・キ・ク・ケ・コ」、ローマ字表記は「ka・ki・ku・ke・ko」となります。
書き順と画数は、次のとおりです。
- か:3画
- き:4画
- く:1画
- け:3画
- こ:2画
加えて、濁点を付けた「がぎぐげご」との違いや、実際の言葉での使い方まで覚えると、ひらがなの読み書きの基礎が身に付きます。
2026年はローマ字表記のルールも改定されていますが、かきくけこの基本的な読み方やつづり方は変わっていません。
まずは5文字を正しく読めるようにし、その後、書き順・発音・言葉の練習へと進めていきましょう。焦らず一つずつ身につけることが、ひらがなを使いこなすための確かな第一歩です。