今回の豪邸シリーズで最も注目されたのが、不動産鑑定士による自宅の査定企画だ。
2026年4月17日、はじめしゃちょーは自身のYouTubeチャンネルに「〖何円?〗不動産鑑定士にはじめしゃちょーの家の値段を調べてもらいました。」という動画を公開した。
査定を担当したのは、不動産鑑定士として活動する中瀬桃太郎氏。
約5億円規模とされる自宅の敷地や建物を確認し、立地、築年数、増改築、建物の状態などを踏まえて評価した。
その結果、公表された査定額は次のとおりだった。
中瀬桃太郎氏による自宅査定額3億1,300万円

購入時の報道価格
約3億円
2025年9月の本人説明による総費用
約5億4,000万円
2026年4月の査定額
3億1,300万円
※購入価格には3億4,000万円とする本人の番組発言もある。各金額は公表時期・算定対象が異なる。
中瀬桃太郎氏が評価したポイント
査定では、単純に建物の豪華さだけが評価されたわけではない。
報道によると、プラス要素として挙げられたのは以下のような点だった。
- 建物がきれいに使用されていること
- 庭木が定期的に手入れされていること
- 天井が高く、開放感があること
- 防犯カメラが多く設置されていること
- 宅配ボックスが複数設置されていること
一方、マイナス要素として指摘されたのが、海に近い立地と塩害による錆だった。
海沿いの住宅は景観に恵まれる反面、潮風による金属部分の腐食や外壁の劣化に注意が必要になる。
実際、はじめしゃちょー自身も2025年に外壁の錆や経年劣化を気にして、大規模な改修を実施していた。
つまり、豪華な住宅であっても、立地条件や維持管理の問題から評価が伸びないことがある。
なぜ5億円かけたのに査定額は3億1,300万円なのか?
ここには、不動産の資産価値を考えるうえで要点がある。
住宅に使った金額と、住宅を売却できる金額は一致しない。
例えば、サウナに2,600万円を投じても、その設備を必要とする買い手がいなければ、費用の全額を売却価格に上乗せすることは難しい。
同様に、以下の設備も購入希望者によって評価が分かれる。
| 設備・改装 | 資産評価で考えられる特徴 |
|---|---|
| サウナ | 好む人には魅力的だが、維持管理が必要 |
| バスケットコート | 趣味性が高く、買い手を選ぶ |
| シアタールーム | 専用設備が次の所有者に不要な可能性 |
| 核シェルター | 特殊設備で一般的な需要を見込みにくい |
| エレベーター | 利便性は高いが保守費用も発生 |
| 外壁改装 | 建物の保護や外観改善に寄与する |
ここで注意したいのは、査定額3億1,300万円は、2026年4月の動画内で公表された評価額だということ。
実際にその金額で売却できる保証ではなく、正式な売買成立価格でもない。また、公開された報道だけでは査定書の詳細な前提条件までは分からない。
加えて、購入価格にも3億円と3億4,000万円という報道上の違いがあるため、単純に購入時より値上がりしたと断定することもできない。
今回の査定企画が示したのは、こだわり抜いた住宅の建築・改装費用と、不動産市場での評価は別の数字になるという現実だ。
【レオパレス時代の部屋も再現】2026年現在のはじめしゃちょーの家はどうなっている?
2026年の自宅は、単に高額な設備を追加するだけの場所ではなく、過去の活動や新しい動画企画を組み合わせる撮影拠点としても活用されている。
特に印象的なのが、2026年2月に公開されたレオパレス時代の部屋の再現企画だ。
2026年2月:レオパレス時代の部屋を豪邸の中に再現
2026年2月8日、はじめしゃちょーは活動初期に暮らしていた賃貸アパートの部屋を、現在の豪邸の3階に再現する動画を公開した。
再現されたのは、レオパレス21に住んでいた頃の部屋。
ロフトベッド、折りたたみ式テーブル、床、照明のスイッチなど、細部まで当時の雰囲気を再現した。
当時の撮影画角を三脚で再現する場面もあり、本人は懐かしそうに部屋を見て回ったという。
この企画の興味深いところは、単に昔の部屋を再現しただけではない点だ。
かつて限られたスペースで動画を撮影していたクリエイターが、現在は約5億円規模の豪邸の一角に、その原点を再現している。
3階は以前、物置きスペースとして使われていた場所だったという。使い切れていなかった空間を、思い出と動画企画の両方に活用した形だ。
視聴者からも「懐かしすぎる」「感慨深い」といった反応が寄せられた。
2026年3月:庭をリゾートヴィラ風に改装
2026年3月28日には、自宅の庭をリフォームする動画も公開された。
以前から庭にはヤシの木が植えられていたが、そこに大型の屋外家具を複数設置。
ソファや椅子などを組み立て、海外のリゾートヴィラを思わせる空間へと変えていった。
完成後には、バーベキューを楽しむ様子も紹介されている。
住宅の価値を査定するという視点では、庭の手入れや景観も重要な要素になる。4月の査定で植木の管理状態が評価されたことを踏まえると、庭を積極的に活用する姿勢も興味深い。
2026年8月:600万円の隠し部屋を新設
2026年8月18日公開の動画では、冷蔵庫に見せかけた扉の奥に隠し部屋を作ったことを披露した。
設置場所は4階のキッチンスペースにある、元ベランダの一画。
屋根を設け、壁を補修・補強して、独立した小さな空間に仕上げた。
室内にはエアコンも設置され、窓からは海を望める構造になっている。身長186センチの本人が寝そべることもできる広さだという。
驚くべきは、その工事費用。
スタッフから見積もりを提示された本人が驚いた金額は、総工費600万円だった。
子どもの頃に憧れていた隠し部屋を、現在の自宅で実現した企画である。
2026年10月:自宅近くの3億円豪邸も見学
2026年10月24日には、自宅近くで販売されている3億円の豪邸を見学する動画を公開した。
自宅の近隣にある物件を実際に訪問し、建物の規模や内装を確認する内容だ。
はじめしゃちょーは、自分の家とは異なるデザインや設備にも関心を示していた。
さらに10月17日には、なにわ男子の道枝駿佑さんを自宅に招待する動画も公開されている。
こうした動きを見ると、2026年11月現在も豪邸は撮影やゲストとの交流に使われる現役の拠点だ。
少なくとも、2026年4月の査定を受けて家を手放したという情報は確認されておらず、その後も自宅を舞台にした企画が続いている。
【プロの結論】はじめしゃちょーの5億円ハウスから分かる不動産資産価値の真実
はじめしゃちょーの自宅をめぐる一連の出来事には、住宅購入やリフォームを考える人にも参考になるポイントがある。
それは、住宅には大きく分けて2種類の価値があるということだ。
1. 不動産としての価値と、使う人にとっての価値は違う
不動産としての価値は、立地、築年数、建物の状態、周辺の取引状況、設備などから評価される。
一方、住む人や仕事で使う人にとっての価値は、それだけでは測れない。
はじめしゃちょーの場合、サウナやバスケットコート、シアタールームは動画制作や趣味に役立つ設備だ。
これらは本人にとって大きな価値がある一方、次の購入者が同じ設備を必要とするとは限らない。
つまり、5億円をかけたから5億円で売れるという考え方は成立しない。
2. 改装費用はすべて資産価値に反映されるわけではない
住宅の改装では、次のような区別が必要になる。
- 建物の劣化を防ぐための修繕
- 住みやすさを高めるための設備更新
- 趣味や娯楽のための特殊設備
- 個性的なデザインを実現するための内装工事
特に重要なのは、修繕と趣味性の高い改装を分けて考えること。
外壁の補修や空調設備の更新は、建物の維持管理という意味がある。一方、特殊な内装や専用の娯楽設備は、買い手の好みによって評価が変わる。
3. 豪邸購入を検討する人が見るべき判断基準
はじめしゃちょーのように動画制作を仕事にしている人と、一般的な住宅購入者では、物件に求める条件が異なる。
| 判断項目 | 購入前に確認したいこと |
|---|---|
| 立地 | 交通、周辺環境、災害リスク |
| 建物 | 築年数、構造、修繕履歴 |
| 設備 | 維持費、交換費用、使用頻度 |
| リフォーム | 売却時にも需要がある改装か |
| 管理 | 庭木、外壁、空調、防犯設備 |
| 資産価値 | 周辺の類似物件の取引価格 |
特に海沿いの住宅では、塩害対策や外壁の維持費も見落とせない。
豪邸は購入費用だけでなく、所有し続けるための管理費用も考える必要がある。
はじめしゃちょーの家は、一般的な住宅投資の成功例としてそのまま参考にするより、仕事のために住宅をカスタマイズすると、どのような価値が生まれ、どのような費用が発生するのかを考える事例として見ると理解しやすい。
【はじめしゃちょーの家】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:はじめしゃちょーの家はいくらで購入した?
A1:2021年8月に静岡県内の4階建て豪邸を購入した。購入価格は約3億円と報じられているが、2022年のテレビ番組に関する報道では、本人が3億4,000万円と説明したと伝えられている。
Q2:はじめしゃちょーの自宅の2026年の査定額はいくら?
A2:2026年4月17日に公開された査定企画で、不動産鑑定士の中瀬桃太郎氏が示した金額は3億1,300万円。立地や築年数、建物の状態などを考慮した動画内の査定額である。
Q3:はじめしゃちょーの家にはどんな設備がある?
A3:バレルサウナ、水風呂、バスケットコート、シアタールーム、核シェルター、エレベーター、太陽光パネル、屋上テラスなどが紹介されている。2026年にはレオパレス時代の部屋や600万円の隠し部屋も新設された。
まとめ:はじめしゃちょーの家は2026年も進化を続ける5億円ハウス
はじめしゃちょーの自宅は、2021年8月の購入から約5年で大きく姿を変えた。
購入時の約3億円という報道価格から始まり、空調や照明、サウナ、バスケットコート、シアタールーム、浴室、外壁など、さまざまな設備投資とリフォームを実施。2025年9月には本人が総費用約5億4,000万円と説明している。
2026年4月には、不動産鑑定士の中瀬桃太郎氏による査定額3億1,300万円が公表され、投資総額と市場評価の違いも明らかになった。
その後も、レオパレス時代の部屋の再現、庭のリゾート化、600万円の隠し部屋など、改装企画は続いている。
この家の本当の価値は、単純な不動産価格だけでは測れない。
YouTubeの撮影拠点であり、趣味を楽しむ場所であり、過去の活動を振り返る空間でもある。
2026年11月現在も新しい企画の舞台として活用されている5億円ハウス。次にどのような改造が行われるのか、そして今後の査定額にどのような変化が生まれるのか、引き続き注目したい。