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【2027年大河ドラマ】『逆賊の幕臣』の放送日はいつ?作品概要と最新情報

葛西 纱英 葛西 纱英 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

『逆賊の幕臣』は、2027年1月10日(日)に放送を開始するNHK大河ドラマです。主人公は、江戸幕府の要職を歴任した幕臣・小栗上野介忠順。2027年は小栗の生誕200年にあたります。

従来の幕末ドラマでは、坂本龍馬や西郷隆盛など、倒幕側の人物が物語の中心になることが少なくありませんでした。しかし、本作は幕府を支えた人物の視点から幕末を描く作品です。幕府がどのように西洋の技術を取り入れ、近代国家への道を模索したのかが大きなテーマになります。

2026年10月31日にはキービジュアルが公開され、人物デザイン監修に柘植伊佐夫、音楽に大間々昂が起用されたことも明らかになりました。初回は15分拡大版で放送される予定です。

放送・制作情報一覧

項目 内容
作品名 逆賊の幕臣
放送年 2027年
放送開始日 2027年1月10日(日)
大河ドラマ 第66作
主演 松坂桃李
主人公 小栗忠順
脚本 安達奈緒子
勝海舟役 大沢たかお
時代考証 岩下哲典、門松秀樹
音楽 大間々昂
人物デザイン監修 柘植伊佐夫
制作統括 勝田夏子、深川貴志

放送時間はNHK総合が毎週日曜20時から20時45分、NHK BSが毎週日曜18時から18時45分、NHK BSP4Kが毎週日曜12時15分から13時までの予定です。NHK ONEでの同時・見逃し配信も予定されています。

【逆賊の幕臣キャスト最新】松坂桃李・大沢たかおから追加出演者まで総まとめ

来年の大河

『逆賊の幕臣』のキャストは、2025年3月の主演発表から段階的に公開されてきました。2026年10月9日の第8弾発表までに、主演を含む32人の出演者が明らかになっています。

注目は、主人公を取り巻く人物の幅広さです。小栗家の家族、幕府の政治家、幼なじみ、朝廷、薩摩・長州の有力者まで、幕末の政治情勢を動かした人物がそろっています。

主人公と主要人物


松坂桃李/小栗忠順

主人公。江戸幕府の幕臣で、遣米使節や近代化政策に携わった人物。大河ドラマの中心として幕末の政治と外交を動かす。



大沢たかお/勝海舟

小栗のライバル。幕府の海軍や外交に関わり、のちに江戸城の無血開城に尽力する。



上白石萌音/みち

小栗忠順の妻。激動の時代を生きる小栗の家庭を支える人物。



鈴木京香/くに

小栗の母。小栗家を支える家族の中心人物。



北村有起哉/小栗忠高

小栗忠順の父。小栗家の家督と家族の背景に関わる。

このほか、岡部たかしが井伊直弼、中村雅俊が小栗の恩師・安積艮斎を演じます。

2026年に発表された追加キャスト

追加出演者は、人物の関係性や政治的立場に合わせて発表されています。

小栗の盟友・幼なじみ

- 青木崇高:栗本鋤雲
- 高橋光臣:駒井朝温
- 宮野真守:滝川具挙
- 芝大輔:朝比奈昌広
- 荒川良々:三野村利左衛門

幕府・江戸城関係者

- 宅麻伸:徳川家慶
- ふかわりょう:徳川家定
- 神尾楓珠:徳川家茂
- 岩田剛典:阿部正弘
- 北村一輝:鳥居耀蔵
- 柄本明:徳川斉昭

小栗家・勝家ゆかりの人物

- 瀧内公美:勝海舟の妻・たみ
- 齋藤潤:小栗忠道(悌次郎)
- 飯尾和樹:建部政醇
- 草川拓弥:荒川祐蔵
- ANI:武笠祐左衛門
- 甲本雅裕:佐藤藤七

朝廷関係者

- 眞栄田郷敦:孝明天皇
- 奥野壮:明治天皇
- 山中崇:岩倉具視
- 長塚京三:鷹司政通

薩摩・長州関係者

- 中村倫也:吉田松陰
- 寛一郎:高杉晋作
- 斎藤工:島津久光
- 西岡德馬:島津斉彬

特に10月9日の第8弾では、吉田松陰・高杉晋作・島津久光・島津斉彬という、幕末の政治を大きく動かす人物の出演が発表されました。主人公の小栗が幕府側にいる一方、薩摩・長州の人物も充実している点が特徴です。

10月30日公開の人物相関図にも注目

2026年10月30日には、番組公式サイトで人物相関図の「ver.0」が公開されました。

中心に配置されているのは小栗家。その周囲に勝家、徳川幕府、朝廷、小栗の友人たち、遣米使節関係者が配置されています。

興味深いのは、遣米使節の関係者として村垣範正、中浜万次郎、福沢諭吉の名前も掲載されていることです。ただし、この相関図では3人の俳優名は表示されていません。名前が掲載されたことと、配役が正式発表されたことは区別して見る必要があります。

【小栗忠順の功績と真相】遣米使節・横須賀製鉄所で何を成し遂げたのか


(1827~1868年)

幕末の幕臣。外国奉行、勘定奉行などを歴任し、日本の外交・軍事・産業の近代化に取り組んだ。

小栗忠順は、単に幕府に仕えた武士ではありません。西洋の制度や技術を理解し、それを日本の国づくりに生かそうとした実務型の政治家でした。

その功績を理解するうえで欠かせないのが、1860年の遣米使節と1865年の横須賀製鉄所建設です。

1.1860年の遣米使節で西洋の技術を視察

小栗は万延元年(1860年)、日米修好通商条約の批准書交換を目的とする遣米使節団に目付として参加しました。

この使節団は、正使・新見正興、副使・村垣範正らを中心とする外交使節です。小栗は米艦ポーハタン号に乗り込み、ワシントンで批准書交換に立ち会いました。外務省外交史料館が公開する批准書交換証書にも、副使らとともに小栗の署名が残っています。

ここで押さえておきたいのが、勝海舟や福沢諭吉が乗った咸臨丸との違いです。

一般的には咸臨丸による太平洋横断がよく知られていますが、外交使節の本隊が乗っていたのはポーハタン号でした。小栗はその本隊の一員として渡米し、アメリカの政治・経済・軍事施設を視察したのです。

とりわけ注目されるのがワシントン海軍工廠の見学です。造船や金属加工の高度な技術を目の当たりにした経験は、帰国後の横須賀製鉄所構想につながりました。

2.横須賀製鉄所の建設を推進

小栗の最大級の功績として知られるのが、横須賀製鉄所の建設です。

当時の日本は、外国船の来航や軍事的な圧力に直面していました。外国から軍艦を購入するだけでは、自国を守るための技術や生産力を十分に確保できません。

小栗は、船の修理や建造を国内で行える大規模な施設が必要だと考えました。そこでフランス公使レオン・ロッシュらと協力し、フランス人技師フランソワ・レオンス・ヴェルニーの技術指導を受ける計画を進めます。

1865年11月15日、横須賀製鉄所の起工式が行われました。これは単なる軍艦修理施設ではなく、機械製作や技術者育成にもつながる総合的な工業拠点を目指した事業でした。

国立国会図書館の「近代日本とフランス」でも、横須賀造船所が明治政府に引き継がれ、国内最大級の総合工場として機械製作や技術者養成に貢献した経緯が整理されています。

3.小栗忠順の主な功績を年代別に整理

小栗の活動は遣米使節や造船所だけではありません。幕府の財政・軍制・外交にまたがっていました。

年代 主な出来事 歴史的な意味
1827年 江戸・神田駿河台に生まれる 幕臣としての人生が始まる
1855年 小栗家を継ぐ 旗本として家督を相続
1859年 目付となる 幕府の中枢で活動
1860年 遣米使節として渡米 西洋の技術・制度を視察
1862年 勘定奉行などを歴任 幕府の財政・行政・軍制に関与
1865年 横須賀製鉄所の建設開始 近代的な造船・工業基盤を整備
1868年 新政府軍に捕らえられ斬首 42年の生涯を閉じる

この年表から見えてくるのは、小栗が外交官、財政担当者、軍事改革の推進者という複数の顔を持っていたことです。高崎市の公式資料にも、横須賀造船所の建設や軍制改革など、日本の近代化に関わる実績が記録されています。

【なぜ逆賊と呼ばれた?】小栗忠順の処刑と勝海舟との関係

『逆賊の幕臣』というタイトルで最も気になるのが、近代化に貢献した小栗忠順が、なぜ「逆賊」と呼ばれる立場に置かれたのかという問題です。

その背景には、幕末から明治維新にかけての政治的な勝敗があります。

幕府を支えたことが新政府との対立につながった

小栗は江戸幕府の重臣として、幕府の軍事力と行政能力を高める政策を推進していました。幕府が倒れた後も、旧幕府側の立場から新政府への徹底抗戦を主張したとされています。

一方、新政府は旧幕府勢力を解体し、新しい政治体制を確立しようとしていました。幕府の軍備や組織を維持しようとする小栗の考えは、新政府側から警戒される要因になったと考えられます。

1868年、小栗は幕府の役職を解かれ、上野国権田村(現在の群馬県高崎市倉渕町)に移りました。しかし、同年4月に新政府軍に捕らえられ、閏4月6日、烏川の河原で斬首されました。現在の暦では1868年5月27日にあたります。

「逆賊」という評価には歴史的な問題が残る

小栗の処刑については、具体的な反逆計画がどこまで立証されていたのかという疑問が残されています。

地元の歴史資料や小栗研究の解説では、逮捕後、十分な取り調べを受けないまま処刑された経緯が指摘されています。処刑の理由として武器の所持や農兵訓練などが語られることもありますが、それらを小栗の反乱計画と断定することはできません。

また、歴史研究者の塚越俊志氏は2026年のインタビューで、小栗が長く注目されなかった理由の一つとして、戊辰戦争で敗れた幕府側の人物だったことを挙げています。勝者側を中心に歴史が語られてきた結果、旧幕臣の功績が十分に知られなかったという指摘です。

つまり、「逆賊」という言葉だけで小栗の人物像を判断するのは適切ではありません。幕府に忠誠を尽くした政治家であると同時に、日本の近代化を考えた改革者でもあったという二つの側面を見る必要があります。

勝海舟と小栗忠順は何が違ったのか

勝海舟と小栗忠順は、ともに幕府の近代化に関わった人物ですが、政治的な判断には違いがありました。

勝海舟は、幕府の崩壊が避けられない情勢の中で、江戸城の無血開城に向けて交渉を進めました。戦火を避け、江戸の町と住民を守ることを重視した人物です。

一方の小栗は、幕府の軍事力や組織を強化し、国家としての自立を目指す方向に力を注いでいました。戊辰戦争の局面では、幕府側の徹底抗戦を唱えたことが、勝海舟の選んだ路線との違いを際立たせます。

ただし、二人を単純な敵同士と見るのは正確ではありません。どちらも日本の将来を考えた幕臣であり、異なる方法で危機に対応しようとした人物です。

NHKも勝を、小栗と対極にありながら互いを理解するライバルとして紹介しています。大沢たかおと松坂桃李の演技によって、この政治的な違いがどのように描かれるかは、本作の大きな見どころです。

【脚本・制作・見どころ】安達奈緒子と大間々昂が描く幕末の新しい視点

『逆賊の幕臣』の脚本を担当するのは、安達奈緒子です。

安達は連続テレビ小説『おかえりモネ』やドラマ『きのう何食べた?』などを手がけてきました。人物の内面や人間関係を丁寧に描く作品で知られています。

本作では、幕府の政治的な意思決定だけでなく、家族、友人、師弟、ライバルとの関係を通じて小栗の人間像が描かれることにも期待が集まります。

2026年10月31日公開のキービジュアル

10月31日に公開されたキービジュアルは、松坂桃李演じる小栗を大きく配置したデザインです。

注目したいのは、地面に近い位置から見上げるローアングルの構図です。小栗が平伏したり、地面にしゃがんで文字を書いたりする劇中の姿を意識した表現になっています。

題字とビジュアルを担当したアートディレクターの木谷友亮は、小栗の几帳面さと内面に秘めた強さを、整然とした文字から最後の一画だけが勢いのある筆致へ変化するデザインで表現したと説明しています。人物デザイン監修は柘植伊佐夫が担当します。

音楽は大間々昂、テーマ曲はNHK交響楽団

音楽を担当するのは作曲家の大間々昂です。映画『正体』や『アキラとあきら』、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』など、幅広い映像作品を手がけてきました。

テーマ曲は広上淳一の指揮、NHK交響楽団の演奏で制作されます。幕末の緊張感と、小栗が思い描いた日本の未来を音楽でどう表現するのかも注目点です。

制作側が掲げるビジュアルコンセプトは「渋みの華」。華やかな英雄像だけでなく、目立たない場所で時代を動かした人物の存在感を表現する方向性が示されています。

視聴前に押さえたい3つの見どころ

1.遣米使節の本当の主役は誰だったのか

咸臨丸による太平洋横断のイメージが強い遣米使節ですが、外交使節としての本隊はポーハタン号でした。小栗の視点から描くことで、これまでの幕末ドラマとは違う外交史が見えてきます。

2.近代化政策はなぜ幕府の崩壊に間に合わなかったのか

横須賀製鉄所の建設は、幕府の時代に始まりながら明治政府へ引き継がれました。政治体制が変わっても技術や産業基盤は残るという、歴史の連続性を考える材料になります。

3.勝海舟と小栗忠順の対照的な生き方

江戸を戦火から守るための交渉を重視した勝と、幕府の組織的な力を維持しようとした小栗。どちらの判断が正しかったのかという単純な比較ではなく、異なる立場で日本の未来を考えた二人の葛藤に注目したいところです。

【プロの結論】『逆賊の幕臣』は幕末史の勝者と敗者を見直す作品

『逆賊の幕臣』の本質的な面白さは、小栗忠順という一人の人物の再評価だけにとどまりません。

日本の近代化は明治維新によって突然始まったわけではありません。横須賀製鉄所のように、江戸幕府が構想し、明治政府が引き継いだ事業もあります。新しい国家の基礎には、旧幕府時代から続く技術、制度、人材が存在していました。

この歴史的な連続性に注目すると、小栗の功績は単なる幕府への忠誠心だけでは説明できません。外国の技術を学び、国内で生産できる体制を整え、国家としての自立を目指した人物だったからです。

一方、彼の政治判断が幕府の敗北を止められなかったことも歴史の一部です。功績だけを強調するのでも、敗者だからと評価を低くするのでもなく、当時の政治・軍事・外交の制約を含めて見ることが大切です。

歴史ドラマとして楽しむなら、次の3つを判断基準にすると理解が深まります。

  • 史実とドラマの違い:実際の外交文書や年表と、演出上の人物関係を区別する。
  • 人物の政治的立場:勝海舟、小栗忠順、薩摩・長州の人物が、それぞれ何を守ろうとしたのかを見る。
  • 近代化の継承:幕府時代の事業が明治以降にどう引き継がれたかに注目する。

幕末史を初めて学ぶ人にも、従来の維新史を別の角度から見直したい人にも、興味深い作品になるはずです。

【来年の大河『逆賊の幕臣』】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2027年の大河ドラマは何ですか?
A1:NHK大河ドラマ第66作『逆賊の幕臣』です。松坂桃李主演で、小栗忠順の生涯と幕末の近代化政策を描きます。

Q2:『逆賊の幕臣』の放送開始日はいつですか?
A2:2027年1月10日(日)です。NHK総合では毎週日曜20時から放送予定で、初回は15分拡大版です。

Q3:松坂桃李が演じる小栗忠順とは誰ですか?
A3:幕末の江戸幕府で外国奉行や勘定奉行などを務めた人物です。遣米使節として渡米し、横須賀製鉄所の建設を推進するなど、日本の近代化に貢献しました。

Q4:勝海舟役は誰ですか?
A4:大沢たかおです。小栗忠順とは政治的な立場や幕府の危機への対応が異なるライバルとして描かれます。

Q5:脚本家は誰ですか?
A5:安達奈緒子です。『おかえりモネ』『きのう何食べた?』などを手がけた脚本家です。

Q6:小栗忠順が逆賊と呼ばれた理由は何ですか?
A6:幕府側の重臣として新政府との対立が深まり、戊辰戦争では徹底抗戦を主張したことなどが背景にあります。新政府軍に捕らえられ、1868年に斬首されました。ただし、具体的な反逆計画の立証や処刑手続きには歴史的な検討課題が残っています。

Q7:2026年10月時点の追加キャストは何人ですか?
A7:10月9日の第8弾発表までに、主演を含めて32人の出演者が発表されています。10月30日には人物相関図ver.0も公開されました。

まとめ:2027年大河『逆賊の幕臣』は1月10日スタート!小栗忠順の真実に注目

2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』は、2027年1月10日(日)放送開始です。松坂桃李が小栗忠順、大沢たかおが勝海舟を演じ、安達奈緒子が脚本を担当します。

2026年10月31日にはキービジュアルや音楽担当が発表され、10月30日には人物相関図も公開されました。キャスト発表は第8弾まで進み、作品の全体像が少しずつ見えてきています。

最大の見どころは、遣米使節や横須賀製鉄所を通じて日本の近代化に尽力しながら、幕府の敗北とともに命を落とした小栗忠順の生涯です。

「逆賊」という言葉の裏側に何があったのか。勝海舟との違いは何だったのか。そして、幕府が目指した近代国家の構想は、どのように明治時代へ受け継がれたのか。こうした問いを持って視聴すれば、幕末史をより立体的に楽しめるでしょう。

放送開始までに小栗忠順の生涯や横須賀製鉄所の歴史を知っておくと、ドラマの人間関係や政治的背景も一段と理解しやすくなります。

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