『恋する母たち』は、名門高校に息子を通わせる3人の母親が出会い、それぞれの家庭事情や恋愛の悩みを打ち明けながら、自分の人生を見つめ直していく物語です。
舞台となるのは、息子たちが通う名門校・麻蔵学園高校。保護者説明会で知り合った石渡杏、林優子、蒲原まりは、一見すると生活環境も性格も異なる女性たちです。
しかし、家庭にはそれぞれ人に言えない事情がありました。
3人の母親、それぞれの人生
石渡杏(木村佳乃)
夫の慎吾が11年前に別の女性と失踪し、息子の研を一人で育ててきた女性です。
慎吾の失踪相手の夫だった斉木巧と知り合い、思いがけない再会から新しい恋が始まります。
林優子(吉田羊)
大手食品メーカーで働くキャリアウーマン。仕事では優秀な一方、家庭では小説家の夫シゲオと息子の大介との関係に悩んでいます。
そんな優子が心を動かされるのは、年下の部下・赤坂剛です。
蒲原まり(仲里依紗)
高級マンションに暮らすセレブ主婦ですが、弁護士の夫・繁樹の不倫に苦しんでいます。
家庭の問題を抱えるなか、落語家の今昔亭丸太郎と出会い、積極的なアプローチを受けることになります。
この3人の物語は、単純な不倫ドラマではありません。結婚生活の継続、経済的な自立、子どもとの関係、仕事への誇りなど、恋愛以外の問題も複雑に絡み合っています。
全9話のストーリー展開
2020年10月23日に第1話がスタートし、12月18日の最終話まで全9話が放送されました。
| 話数 | サブタイトル | 主なストーリー |
|---|---|---|
| 第1話 | 危険な恋が走り出す 母だって女だもの… | 3人の母が出会い、それぞれの家庭の秘密が明らかになる |
| 第2話 | 部下の壁ドン!与論島の謎 | 杏が失踪した夫の手掛かりを知り、優子と赤坂、まりと丸太郎の関係も動き始める |
| 第3話 | もう我慢できない | 杏が与論島で慎吾と再会。優子と赤坂、まりと繁樹にも波乱が訪れる |
| 第4話 | 今夜衝撃の修羅場 | 杏と斉木の恋、まりの夫婦関係、優子の恋がそれぞれ進展する |
| 第5話 | 恋の代償を払う時 | 優子の恋が夫に知られ、杏と息子の関係にも変化が生じる |
| 第6話 | 息子と友達より大事な男 | 慎吾が杏の前に再び現れ、優子は仕事と恋の両面で転機を迎える |
| 第7話 | 君と子どもを一生守る! | 繁樹の問題で蒲原家の生活が一変。まりは自立への一歩を踏み出す |
| 第8話 | 3人を翻弄する運命の嵐 | 杏と斉木が結婚。まりと優子にも新しい生活への動きが生まれる |
| 第9話 | これが私たちの生きる道 | 3人が過去の関係に決着をつけ、それぞれの幸せを選択する |
全9話を通して印象的なのは、恋愛が始まればすべてが解決するわけではないという点です。
好きな相手がいても、子どもや仕事、経済的な事情がある。だからこそ、3人の決断にはそれぞれ異なる重みがあります。
【キャスト・相関図】木村佳乃、吉田羊、仲里依紗と豪華共演陣

本作の大きな魅力は、主演3人を中心とした人物関係の複雑さです。
TBS公式の人物相関図では、母親たちの恋愛相手だけでなく、夫や息子、過去の恋愛関係にある人物まで紹介されています。
主要キャストと役柄の関係一覧
| 登場人物 | 出演者 | 人物関係・役柄 |
|---|---|---|
| 石渡杏 | 木村佳乃 | 慎吾の失踪後、息子を育ててきた主人公 |
| 林優子 | 吉田羊 | 仕事を大切にするキャリアウーマン |
| 蒲原まり | 仲里依紗 | 夫の不倫に悩むセレブ主婦 |
| 斉木巧 | 小泉孝太郎 | 杏と惹かれ合う男性 |
| 赤坂剛 | 磯村勇斗 | 優子の部下で恋愛相手 |
| 今昔亭丸太郎 | 阿部サダヲ | まりに思いを寄せる人気落語家 |
| 石渡慎吾 | 渋川清彦 | 杏の元夫 |
| 蒲原繁樹 | 玉置玲央 | まりの夫で弁護士 |
| 林シゲオ | 矢作兼 | 優子の夫で小説家 |
| 山下のり子 | 森田望智 | 繁樹の不倫相手 |
| 斉木由香 | 瀧内公美 | 慎吾と駆け落ちした女性 |
| 林大介 | 奥平大兼 | 優子の息子 |
| 蒲原繁秋 | 宮世琉弥 | まりの息子 |
| 石渡研 | 藤原大祐 | 杏の息子 |
| 石渡綾子 | 夏樹陽子 | 慎吾の母 |
木村佳乃が演じる石渡杏の魅力
杏は、夫に突然去られた後も息子を育て、自分の力で生活を立て直してきた女性です。
慎吾との再会によって過去の傷と向き合うことになりますが、物語の中心にあるのは過去への執着だけではありません。
斉木との新しい関係を通して、他人に頼ることや、自分の気持ちを相手に伝えることの難しさも描かれています。
吉田羊が演じる林優子と磯村勇斗の関係
優子は、仕事で高い能力を発揮する一方、家庭では夫や息子との関係に葛藤を抱えています。
部下の赤坂との恋愛は、上司と部下という立場の違いや年齢差もあり、単純に気持ちだけでは進められません。
吉田羊の落ち着いた演技と磯村勇斗の若々しさが対照的で、3組の恋愛の中でも特に緊張感のある関係になっています。
仲里依紗が演じる蒲原まりと阿部サダヲ
まりは、経済的に恵まれた生活を送っていたものの、夫の問題によって暮らしが大きく変わっていきます。
丸太郎との出会いは、まりが自分の人生を選び直すきっかけになります。
阿部サダヲ演じる丸太郎は、ほかの男性とは違う率直さと包容力を持った人物。まりとのやり取りにはコミカルな場面もあり、作品の雰囲気を和らげています。
この3組の関係を押さえておくと、物語の展開が格段に理解しやすくなります。
【原作・脚本・主題歌】柴門ふみと大石静が描く大人の恋愛
原作:
『東京ラブストーリー』などで知られる漫画家。本作は小学館の『女性セブン』で2017年から2020年7月まで連載されました。
脚本:
恋愛や人間関係の機微を描く脚本家。漫画原作をテレビドラマとして再構成しました。
原作とドラマを比較するときに注目したいのは、ドラマ版が漫画の内容をそのまま映像化しただけではないことです。
TBSの放送前告知でも、ドラマ版は原作とは異なるオリジナルの結末を迎えると紹介されていました。
原作のファンにとっても、杏、優子、まりが最後にどのような選択をするのかは大きな見どころでした。
主題歌は松任谷由実の「知らないどうし」
主題歌:
ユニバーサルミュージック
ドラマの世界観を彩る主題歌です。
主題歌を担当したのは、J-POPを代表するアーティストの松任谷由実です。
「知らないどうし」というタイトルは、家庭や仕事では近しい関係に見える人たちも、心の奥底では互いを完全には理解できないというドラマのテーマとも重なります。
恋愛を美しいだけのものとして描かず、相手の知らない一面に戸惑いながら関係を築いていく。そんな作品の空気を音楽面から支えています。
原作、脚本、主題歌の組み合わせも、本作を印象深い大人の恋愛ドラマにしている要素です。
【最終回ネタバレ】杏・優子・まりが選んだそれぞれの人生
最終回のタイトルは「これが私たちの生きる道」。
物語の最後では、3人の母親がそれぞれ違う形で幸せを見つけます。
ここで重要なのは、全員が同じような結婚生活を選ぶわけではないことです。
1.杏と斉木巧は夫婦とは異なる関係を選ぶ
杏は斉木と結婚し、新しい生活を始めます。
しかし、2人の間には気持ちのすれ違いが生まれます。加えて、元夫の慎吾が現れ、過去の出来事とも再び向き合うことになります。
一度は斉木との別れを考える杏ですが、その後も互いへの思いは消えません。
物語の終盤では、杏は斉木と夫婦として暮らすことの難しさを認めながらも、仕事のパートナーとして一緒に生きる道を提案します。
恋愛や結婚という形式だけにとらわれず、相手とのつながりを大切にする結末です。
2.優子と赤坂は結婚にこだわらない関係へ
優子は夫のシゲオと離婚し、仕事でも成果を上げていきます。
一方、赤坂は別の女性との結婚を予定していましたが、最終的にその結婚を取りやめ、優子への気持ちを改めて伝えます。
赤坂は結婚を申し出ますが、優子は結婚という形にはこだわらず、一緒に暮らすことを選択します。
仕事上の立場も人生の経験も異なる2人が、互いの意思を尊重しながら新しい関係を築いていく展開です。
優子の結末は、仕事での成功と恋愛の両方を自分の意思で選び取った点に特徴があります。
3.まりは丸太郎と新しい家庭を築く
まりは夫の繁樹との離婚問題に向き合い、最終的に丸太郎との人生を選びます。
丸太郎は、まりが離婚を成立させられるかどうかだけでなく、彼女自身の気持ちを大切にします。
その後、2人は結婚し、まりは再び仕事にも取り組むようになります。
経済的に恵まれた生活を失ったまりが、自分で働きながら新しい生活を築く姿は、物語の中でも大きな変化です。
3人の結末を比較すると?
| 主人公 | 恋愛の相手 | 最終的に選んだ生き方 |
|---|---|---|
| 杏 | 斉木巧 | 夫婦という形にこだわらず、仕事のパートナーとして共に歩む |
| 優子 | 赤坂剛 | 結婚せず、一緒に暮らす道を選ぶ |
| まり | 今昔亭丸太郎 | 結婚して新しい家庭を築く |
最終的には、2023年の姿まで描かれ、3人がそれぞれの人生を歩んでいることが示されます。
3人の幸せの形が異なるからこそ、作品タイトルの「恋する母たち」が持つ意味も深まります。
原作漫画とドラマ版の違いも見どころ
ドラマ版では、原作漫画とは異なる結末が採用されています。
TBSも放送前にオリジナルの結末になることを告知しており、原作を読んだ人にも新しい楽しみが用意されていました。
特に、3人が恋愛の成就だけではなく、仕事や自立を含めて人生の選択をする点は、映像版ならではの見どころです。
【2026年最新】恋する母たちはU-NEXT・Huluで配信中?再放送も調査
2026年11月1日時点で確認できる配信情報を整理します。
U-NEXTでの配信状況
2026年11月1日時点の作品ページ
U-NEXTの公式作品ページでは、『恋する母たち』が2020年の国内ドラマとして掲載され、見放題作品として表示されています。
TBSの配信作品一覧にも、U-NEXTで全話配信中との案内があります。
そのため、全話をまとめて視聴したい人にとって有力な選択肢です。
Huluでの配信状況
2026年11月1日時点の作品ページ
Huluの公式作品ページにも『恋する母たち』が掲載されています。
加えて、全9話のエピソード一覧が確認でき、最終話「これが私たちの生きる道」も掲載されています。
杏、優子、まりの物語を最初から最後まで楽しみたい場合に利用できます。
TVer・TBS FREEの見逃し配信は?
TVerやTBS FREEは、基本的に放送中の番組や期間限定の見逃し配信を中心とするサービスです。
TBSの『恋する母たち』公式アーカイブでは、TBS FREEとTVerの配信終了が案内されています。
そのため、2020年の放送当時のように、無料の期間限定見逃し配信で全話を視聴できる状態ではありません。
2026年の配信・再放送状況一覧
| サービス・放送 | 2026年11月の確認状況 | 視聴時のポイント |
|---|---|---|
| U-NEXT | 見放題表示あり | 全話配信の作品ページあり |
| Hulu | 見放題表示あり | 全9話のエピソード情報あり |
| TVer | 過去の見逃し配信終了 | 無料の期間限定配信とは別 |
| TBS FREE | 過去の配信終了 | 現在の全話配信は確認できない |
| TBSチャンネル | 放送予定なし | 再放送の予定は未掲載 |
TBSチャンネルの番組情報にも、現在放送予定はないと掲載されています。したがって、テレビでの再放送を待つより、配信サービスの作品ページで視聴条件を確認するほうが現実的です。
なお、動画配信サービスは作品の入れ替えがあるため、契約前に最新の配信表示と視聴可能地域を確認してください。
【プロの結論】恋する母たちはどんな人におすすめ?作品の本当の魅力
『恋する母たち』の魅力は、不倫という刺激的なテーマを扱いながら、物語の中心を3人の女性の人生に置いていることです。
杏は過去の傷と向き合い、優子は仕事と恋愛の両立を模索し、まりは経済的な変化を経験しながら自立を目指します。
同じ「母親」という立場でも、抱えている問題も幸せの形も異なります。
特におすすめしたい人
- 木村佳乃、吉田羊、仲里依紗の演技を楽しみたい人
- 大人の恋愛をテーマにしたドラマが好きな人
- 柴門ふみの漫画作品が好きな人
- 家族、仕事、恋愛の間で揺れる人物の心理描写に興味がある人
- 恋愛だけでなく、女性の自立や人生の再出発を描いた作品を見たい人
一方、恋愛に関する複雑な人間関係や不倫描写が苦手な人、爽快な勧善懲悪のストーリーを求める人には、好みが分かれる可能性があります。
本作を評価する際の要点は、誰と結ばれたかだけでなく、登場人物がどのように自分の人生を選んだかに注目することです。
【恋する母たちのドラマ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:恋する母たちのドラマは全何話ですか?
A1:全9話です。2020年10月23日に放送が始まり、12月18日に最終回を迎えました。
Q2:恋する母たちの主演キャストは誰ですか?
A2:木村佳乃、吉田羊、仲里依紗の3人です。それぞれ石渡杏、林優子、蒲原まりを演じています。
Q3:恋する母たちの原作漫画は誰が描いていますか?
A3:柴門ふみです。小学館の『女性セブン』で2017年から2020年7月まで連載されました。ドラマの脚本は大石静が担当しています。
Q4:恋する母たちの最終回はハッピーエンドですか?
A4:3人それぞれが自分なりの幸せを見つける結末です。杏は斉木と仕事上のパートナーに、優子は赤坂と一緒に暮らす道を選び、まりは丸太郎と結婚します。
Q5:恋する母たちの主題歌は何ですか?
A5:松任谷由実の「知らないどうし」です。
Q6:2026年に恋する母たちを配信しているサービスはどこですか?
A6:2026年11月1日時点では、U-NEXTとHuluの公式作品ページで配信情報を確認できます。配信期間や視聴条件は変更される場合があります。
Q7:恋する母たちは再放送されていますか?
A7:TBSチャンネルの番組情報では、現在放送予定はありません。TBS FREEとTVerの過去の見逃し配信も終了しています。
まとめ:恋する母たちは3人の女性が自分の幸せを見つける物語
『恋する母たち』は、2020年10月から12月にかけてTBSで放送された全9話の恋愛ドラマです。
木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が演じる3人の母親を中心に、家庭、仕事、恋愛、子育てといった複数のテーマが丁寧に描かれました。
原作は柴門ふみ、脚本は大石静、主題歌は松任谷由実の「知らないどうし」。作品を支えるスタッフと出演者の組み合わせも見逃せません。
最終回では、3人が同じ幸せを求めるのではなく、それぞれ違った人生の形を選びます。
2026年に改めて視聴するなら、U-NEXTまたはHuluの公式配信ページを確認するのがおすすめです。
恋愛ドラマとして楽しむだけでなく、自分らしい人生とは何かを考えさせてくれる作品として、今も振り返る価値のあるTBSドラマです。