AIの「Story(English Version)」を聴くと、日本語オリジナル版と同じく、大切な人とのつながりや、相手を守りたいという気持ちが中心に描かれていることが分かります。
英語版の和訳で押さえたいメッセージ
英語版の歌詞で特に象徴的なのが、「I'm not alone, You're by my side」という一節です。
日本語にすると、「私は一人じゃない。あなたがそばにいてくれる」という意味になります。
このメッセージは、ヒロとベイマックスの関係そのものに重なります。
ヒロは兄タダシを失い、深い悲しみを抱えています。そんなヒロのそばにいるのが、タダシの思いを受け継いだベイマックスです。
ベイマックスは、ヒロの悲しみを無理に消そうとするのではなく、寄り添いながら少しずつ心を回復させていきます。
「Story」の英語版が映画の最後に流れることで、観客にも「大切な人は一人ではない」というメッセージが届けられます。
日本語版と英語版の違い
| 比較項目 | 日本語オリジナル | 英語版 |
|---|---|---|
| 曲名 | Story | Story(English Version) |
| 歌手 | AI | AI |
| 発表時期 | 2005年 | 2014年 |
| 歌詞 | 日本語 | 英語 |
| 映画での役割 | 特別映像など | 日本版エンドソング |
英語版の歌詞は、AIと2 SOULが英語詞として手掛けたものです。
また、2014年11月には、日本語オリジナル版の「Story」と映画本編の映像を組み合わせた特別ミュージックビデオも公開されました。
ここで注意したいのは、日本語版の「Story」が日本版映画のエンドロールで流れるわけではないという点です。劇場版の日本版エンドソングとして公式に指定されているのは英語版です。
【よくある誤解を解消】ベイマックスの主題歌について知っておきたいこと

ネット検索では、「ベイマックスの主題歌はAIなのか、フォール・アウト・ボーイなのか」という疑問が生まれやすくなっています。
原因は、複数の楽曲が映画の重要な場面で使われていることです。
誤解1:Immortalsが日本版エンドソング?
これは正確ではありません。
「Immortals」は映画のために制作されたオリジナル楽曲ですが、日本版エンドソングとして公式に紹介されているのはAIの「Story(English Version)」です。
誤解2:Storyはベイマックスのために作られた新曲?
これも違います。
「Story」の日本語オリジナルは2005年に発表されています。映画のために新しく作られた曲ではなく、既存のヒット曲の英語版が映画に採用された形です。
誤解3:日本語版のStoryが映画のエンドロールで流れる?
日本版エンドソングとして使用されたのは英語版です。
日本語版は映画の本編映像を使った特別ミュージックビデオで紹介されました。
誤解4:サウンドトラックにはAIの曲が入っていない?
これも間違いです。
日本盤には「Story(English Version)」が21曲目として特別収録されています。日本版エンドソングを音源で楽しみたい人は、日本盤の収録内容を確認するとよいでしょう。
【プロの結論】ベイマックスの音楽を楽しむなら、3つの視点が重要
『ベイマックス』の音楽には、それぞれ異なる役割があります。
1. 物語の余韻を楽しみたい人: AIの「Story(English Version)」がおすすめ。ヒロとベイマックスの関係を振り返りながら、作品のメッセージを味わえます。
2. ヒーロー映画としての迫力を楽しみたい人: フォール・アウト・ボーイの「Immortals」がおすすめ。仲間が力を合わせる場面の高揚感を感じられます。
3. 映画の世界観や演出を深く理解したい人: ヘンリー・ジャックマンのオリジナルスコアがおすすめ。セリフや歌詞だけでは伝わらない感情の変化を音楽から楽しめます。
作品の音楽を評価するときは、単に知名度や人気で比較するのではなく、どの場面で、どのような感情を伝えるために使われているかを見ることが大切です。
【ベイマックスの主題歌】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ベイマックスの主題歌は誰が歌っていますか?
A1:日本版エンドソングはAIが歌う「Story(English Version)」です。映画のオリジナル楽曲としてフォール・アウト・ボーイの「Immortals」も使用されています。
Q2:ベイマックスのエンディング曲はStoryとImmortalsのどちらですか?
A2:日本版のエンドソングはAIの「Story(English Version)」です。「Immortals」は映画のヒーローチームの場面などで使用されるオリジナル楽曲です。公開地域やサウンドトラックのバージョンによって区別して考える必要があります。
Q3:Storyの英語版と日本語版はどちらもAIが歌っていますか?
A3:はい。どちらもAIが歌っています。日本語版は2005年発表のオリジナル曲で、英語版は2014年に映画『ベイマックス』の日本版エンドソングとして採用されました。
Q4:ベイマックスのImmortalsはどの場面で流れますか?
A4:ヒロたちがスーパースーツを初めて試し、ヒーローチームとして動き始める場面で使用されます。映画のオリジナル楽曲として制作されました。
Q5:ベイマックスのサウンドトラックには何曲入っていますか?
A5:日本盤CDには全21曲が収録されています。フォール・アウト・ボーイの「Immortals」、ヘンリー・ジャックマンの劇伴、そして日本盤特別収録のAI「Story(English Version)」が含まれます。
Q6:ベイマックスの音楽を担当した作曲家は誰ですか?
A6:イギリス出身の作曲家ヘンリー・ジャックマンです。映画のオリジナルスコアを担当し、アクションや登場人物の感情を音楽で表現しています。
まとめ:ベイマックスの主題歌はAI「Story」、Immortalsとの違いがポイント
映画『ベイマックス』の日本版エンドソングは、AIの「Story(English Version)」です。
一方、フォール・アウト・ボーイの「Immortals」は、ヒロたちが仲間とともにヒーローへ成長していく場面を盛り上げるオリジナル楽曲です。
加えて、ヘンリー・ジャックマンが手掛けた劇伴音楽が、作品全体の感動やアクションを支えています。
2014年の日本公開から12年が経過した2026年現在も、ディズニー公式作品ページにはAIの「Story(English Version)」が日本版エンドソングとして掲載されています。
覚えておきたいのは、次の3点です。
- 日本版エンドソングはAI「Story(English Version)」。
- 映画のオリジナル楽曲はフォール・アウト・ボーイ「Immortals」。
- 映画音楽の作曲担当はヘンリー・ジャックマン。
『ベイマックス』の音楽は、単に映像を盛り上げるためのものではありません。大切な人を失った悲しみ、誰かを守りたいという気持ち、そして仲間との絆を、それぞれ異なる音楽で表現しています。
もう一度映画を観るときは、エンドロールの「Story」だけでなく、劇中の「Immortals」やジャックマンの劇伴にも耳を傾けてみてください。音楽を通して、ヒロとベイマックスの物語がより深く心に残るはずです。
主な参照資料:ウォルト・ディズニー・ジャパン公式作品紹介、ユニバーサル ミュージック ジャパン公式商品・アーティスト情報、ウォルト・ディズニー・レコード発表資料、映画.com、ORICON NEWS、Billboard JAPAN。情報基準日:2026年11月2日。